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議会議事録(平成22年予算特別委員会 3月10日)

議会議事録(平成22年予算特別委員会 3月10日)

平成22年予算特別委員会会議録

〇議事日程(第1号)
 平成22年3月10日(水曜日) 午後1時00分開会

 第1 議案第 7号 羽幌町営住宅等整備基金条例
 第2 議案第22号 平成22年度羽幌町一般会計予算
 第3 議案第23号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算
 第4 議案第24号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計予算
 第5 議案第25号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算
 第6 議案第26号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計予算
 第7 議案第27号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計予算
 第8 議案第28号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算
 第9 議案第29号 平成22年度羽幌町水道事業会計予算 

〇出席委員(9名)
 2番 伊藤 昇 君
 4番 磯野 直 君
 6番 森  淳 君
 7番 駒井 久晃 君
 8番 船本 秀雄 君
 9番 大山 新太郎 君
10番 熊谷 俊幸 君
11番 室田 憲作 君
12番 橋本 修司 君

〇欠席委員(1名)
 3番 寺沢 孝毅 君

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町長 舟橋 泰博 君
副町長 本間 幸広 君
監査委員 米澤 幸雄 君
教育委員会委員長 松村 益司 君
教育長 山本 孝雄 君
会計管理者 大波 芳弘 君
総務課長 石川 宏 君
総務課総務係長 酒井 峰高 君
総務課職員係長 飯作 昌巳 君
総務課情報管理係長 葛西 健二 君
政策推進課長 柳田 昭一 君
政策推進課政策調整係長 伊藤 雅紀 君
政策推進課広報広聴係長 湊 正子 君
政策推進課行革推進係長 鈴木 繁 君
財務課長 品野 万亀弥 君
財務課長補佐 江良 貢 君
財務課財政係長 室谷 眞二 君
財務課経理係長 清水 聡志 君
町民課長 藤岡 典行 君
町民課主幹 今野 睦子 君
町民課主幹 永原 裕己 君
町民課住宅係長 高山 信雄 君
町民課町民生活係長 金子 伸二 君
福祉課長 鈴木 典生 君
福祉課長補佐 熊木 良美 君
福祉課主幹 野上 京子 君
福祉課主幹 更科 滋子 君
福祉課社会福祉係長 棟方 富輝 君
福祉課国保医療年金係長 今村 裕之 君
福祉課国保医療年金係主査 大平 良治 君
福祉課介護保険係長 近藤 幸臣 君
福祉課地域包括支援センター係長 奥山 洋美 君
建設水道課長 西村 修 君
建設水道課長補佐 三浦 良一 君
建設水道課主幹 鷲尾 伸一 君
建設水道課管理係長 宮崎 寧大 君
建設水道課土木係長 笹浪 満 君
建設水道課建築係長 石川 隆一 君
建設水道課港湾係長 熊谷 裕治 君
建設水道課水道業務係長 吉田 吉信 君
農林水産課長 山口 芳徳 君
農林水産課農政係長 高橋 伸 君
農林水産課林務畜産係長 三上 敏文 君
農林水産課水産係長 谷中 隆 君
農林水産課地籍調査係長 上田 章裕 君
商工観光課長 三浦 義之 君
商工観光課観光振興係長 木村 和美 君
商工観光課商工労働係長 敦賀 哲也 君
天売支所長 井上 顕 君
焼尻支所長 安宅 正夫 君
学校管理課長 水上 常男 君
学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 浅野 勝彦 君
学校管理課総務係長 渡辺 博樹 君
社会教育課長兼公民館長 濱野 孝 君
社会教育課社会教育係長 春日井 征輝 君
社会教育課体育振興係長 杉澤 敏隆 君
学校給食センター主事 越谷 弘和 君                           
農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
農業委員会農地係長 有田 智彦 君
監査室長 工藤 孝司 君
選挙管理委員会事務局長 石川 宏 君

〇職務のため出席した事務局職員
議会事務局長 長谷川 一志 君
総務係長 豊島 明彦 君
書記 富樫 潤 君

    ◎委員長あいさつ
〇熊谷委員長 会議に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 今期定例会におきまして、平成22年度羽幌町各会計予算を審議するに当たり設置されました特別委員会に副委員長として大山委員が、委員長に私が皆様からご推薦をいただき、その職責を担うこととなりました。厳しい財政状況にあります中、平成22年度の重要な行財政の方向を決定する予算委員会であります。副委員長ともども懸命に務めたいと思いますので、委員皆様方の特段のお力添えをお願い申し上げ、簡単でありますけれども、就任のあいさつといたします。どうぞよろしくお願いをいたします。

    ◎開会の宣告
〇熊谷委員長 ただいまから羽幌町各会計予算特別委員会を開会いたします。
 なお、欠席の届け出は3番、寺沢孝毅君でございます。
(開会 午後1時00分)

    ◎開議の宣告
〇熊谷委員長 これから本日の会議を開きます。

    ◎議案第7号、議案第22号~議案第29号
〇熊谷委員長 本委員会に付託されました案件は、議案第7号 羽幌町営住宅等整備基金条例、議案第22号 平成22年度羽幌町一般会計予算、議案第23号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算、議案第24号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計予算、議案第25号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算、議案第26号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計予算、議案第27号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計予算、議案第28号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算、議案第29号 平成22年度羽幌町水道事業会計予算、以上9件を一括議題といたします。
 お諮りします。既に本会議において平成22年度各会計予算の提案理由の説明が終わっておりますので、本委員会では一般会計予算、各特別会計予算及び水道事業予算の内容説明を財務課長及び建設水道課長に求めることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 なしと認め、ただいま説明した順序に従って進めることに決定いたしました。
 一般会計予算及び各特別会計予算の内容説明を求めます。
 財務課長、品野万亀弥君。

〇品野財務課長 それでは、お配りしております予算説明資料に基づきまして概要を説明させていただきます。
 まず、1ページをお願いいたします。予算総括表でございます。1の表では、会計予算の状況の表で、各会計別に22年度の予算と前年度の予算を比較してあらわしております。一般会計と6つの特別会計を合わせた総額を合計欄で記載のとおり87億6,570万円、当初予算比較では3.8%の減少となっております。
 下段の2の表では、一般会計予算の対前年度伸び率を平成11年度からあらわしております。21年度との比較では0.2%の増となっております。増減の内訳につきましては、後ほど説明をさせていただきます。
 次に、2ページをお願いいたします。一般会計の概要でございます。1の歳入の状況、(1)、町税でございます。前年度対比で2,022万7,000円、2.8%の減少を見込んでおります。これは、景気の低迷、減退等に伴い、住民税の個人分で1,341万5,000円、4.6%の減少及び町たばこ税において366万7,000円、5.0%の減少が主な要因でございます。(2)、地方譲与税等では、昨年度対比で1,132万7,000円、6.5%の減少を見込んでおります。主な要因は、自動車重量譲与税が472万9,000円、8.9%の減少及び自動車取得税交付金が394万7,000円、24.3%の減少によるものでございます。次に、(3)、地方特例交付金では、前年度対比で111万6,000円、19.8%の増加は、国の概算要求の状況及び平成21年度の交付決定額が増額となっていることなどを考慮したものでございます。次に、(4)、地方交付税でございます。交付税につきましては、地方財政計画では地方交付税の出口ベースで6.8%の増加を見込んでおります。町長の提案理由でも申し上げておりますが、平成21年度決定額の4.1%の増加で29億7,800万円を見込んでおります。特別交付税につきましては、21年度分がまだ確定していない段階であり、不確定要素が多分にありますけれども、21年度当初予算と同額の2億1,100万円を見込んでおります。地方交付税総額では31億8,900万円、前年度対比2億6,900万円、9.2%の増加見込みで計上いたしたものでございます。次に、(5)の繰入金でございますが、町長からの提案理由でも述べておりますので、省略をさせていただきます。内訳につきましては、摘要欄に記載のとおりでございます。次に、(6)、町債でございます。内訳を記載しております。総額では3,420万円の増加となっております。なお、臨時財政対策債を除く建設事業に係る起債では、昨年度より1億580万円減少いたしております。その要因は、羽幌中学校耐震改修事業債で9,600万円の減少がその主なものでございます。
 一番下になりますが、2の歳出の状況では、予算総額に対する経常費と臨時費の内訳を載せてございます。ごらんいただきまして、説明は省略をさせていただきます。
 次に、3ページをお願いいたします。科目別収入内訳を示しておりますが、それぞれの収入科目ごとに一般財源、経常特定財源と臨時特定財源に分けております。ごらんいただきまして、全体の説明は省略をさせていただきますが、表の右側の合計のところで収入の多い上位3つに丸つき数字で表示をしております。地方交付税、町税、町債の順となっております。
 次の4ページをお願いいたします。科目別歳出内訳の総括表でございますが、その内訳を次の5ページ、6ページで説明をさせていただきます。
 5ページをお開き願います。5ページの経常費では、議会費から款別にあらわしておりますが、表の右側から2つ目の増減欄、網かけをしているところでございますが、当初予算で対前年との増減額を示してございます。一番下の合計で1億8,635万8,000円の減となっております。増減の主なものを申し上げますと、4款衛生費の3,149万8,000円の減少は、子ども発達支援センター関連費用を3款民生費に移行したことに伴うものがその主なものでございます。12款公債費の9,036万5,000円の減少は、起債償還金で元金分7,891万1,000円及び利子分1,145万4,000円の減少によるものでございます。13款諸支出金の4,582万9,000円の減少は、給料及び職員手当において6,561万1,000円の減少は職員数の減少及び支給率の減少によるものと、一方共済費において1,978万2,000円増加いたしており、これは負担率の引き上げ及び退職手当負担金の増加等に伴うものでございます。
 6ページをお願いいたします。臨時費を款別にあらわしておりますが、増減の主なものだけを申し上げます。2款総務費で5,182万9,000円の増加は、留萌地域活性化協議会負担金1,364万円、旧職員住宅解体委託料1,470万円及び固定資産情報家屋管理システム整備費等738万6,000円などの増加が主なものでございます。3款民生費で1億3,536万6,000円の増加は、子ども手当給付事業に係るものでございます。4款衛生費で1,903万7,000円の増加は、衛生施設組合負担金の増加でございます。6款農林水産業費で2,876万7,000円の増加は、まず増加となる主なものにつきましては焼尻めん羊牧場乾草舎整備事業2,127万9,000円、地籍調査事業1,585万1,000円、基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金3,331万2,000円、鳥獣害防止総合対策事業補助金1,275万円など、減少となるものは羽幌港漁船上架施設改修事業5,166万6,000円が主な内容でございます。8款土木費で7,022万2,000円の増加は、単独住宅管理費1,372万6,000円、それと住宅改修促進助成事業600万円、街路灯取りかえ補修1,576万1,000円、公営住宅解体事業885万2,000円、道路新設改良事業824万2,000円及び国直轄港湾整備事業負担金1,570万円などの増加が主なものでございます。9款消防費で3,095万4,000円の増加は、北留萌消防組合負担金のうち小型動力ポンプつき水槽車購入等負担分2,951万8,000円が主なものでございます。10款教育費で1億4,103万2,000円の減少は、羽幌中学校耐震化改修2億6,398万3,000円の減少及び教育施設整備基金積立金1億円の増加が主なものでございます。このようなことから、臨時費総体の合計では1億9,635万8,000円の増加となったものでございます。
 次に、7ページ、8ページをお願いいたします。この表は、節別に集計したものでございます。ごらんをいただきまして、ご理解いただきたいと思います。説明は省略をさせていただきます。
 次に、9ページをお願いします。この9ページから17ページまでは、本年度の経常費及び臨時費の主なものにつきまして事業ごとに簡単な事業内容と事業費、財源内訳を記載しております。臨時的事業を中心にその主なものについてご説明を申し上げます。なお、平成22年度の臨時事業費一覧表につきましては別途配付いたしておりますので、参照をいただきたいと思います。
 まず、9ページをお願いいたします。2款総務費の2番、姉妹都市(内灘町)提携30周年記念式典の134万1,000円は、本町で記念式典を実施するため、内灘町から関係者およそ30名を歓迎し、式典及び祝賀会等に要する経費でございます。4番、一般行政事業の固定資産情報家屋管理事業738万6,000円は、家屋評価データと路線価データを総合的かつ効率的に管理するためのシステム等の構築をするものでございます。同じくその下段の留萌地域活性化協議会負担金、出資となっておりますけれども、出資を負担金にご訂正をお願いしたいと思います。この1,364万円は、留萌広域行政組合が解散したことに伴い、同組合からの移譲金1億円と関係市町村が1億円を負担し、各振興事業を実施するものでございます。10ページの12番、地上デジタル放送施設奨励金交付事業77万円は、地上デジタル放送移行に伴い、投資負担の軽減を図り、施設整備を促進するため、民放5社へ助成するものでございます。
 次に、3款民生費、11ページの上段の5番、特老利用者負担額減額措置事業517万9,000円は、羽幌町立特養ホーム入所者を対象とした経済負担軽減を目的に、社会福祉法人利用者負担額軽減措置事業要綱に基づき、社会福祉協議会が行った軽減額相当額を補助するものでございます。14番、給付金事業1億3,105万4,000円は、平成22年度から制度がスタートする子ども手当給付事業であり、本年度は対象者1人当たり月額1万3,000円を支給するものでございます。
 次に、4款衛生費で12ページ、4番、衛生施設組合負担金2,437万7,000円のうち1,405万5,000円は、火葬場整備に係る設計費の羽幌町の負担分でございます。
 次の下段の6款農林水産業費、4番、めん羊牧場乾草舎整備事業2,127万9,000円は、指定管理者制度導入により、羊の増頭で冬期間の乾草保管施設が容量不足となったため新設するものでございます。事業費2,127万9,000円のうち1,785万円は、道補助金を見込んでいるものでございます。次に、13ページ、8番、土地改良事業下段の基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金3,512万5,000円は、築別及び羽幌頭首工の平成22年度の羽幌町の負担金でありますが、うち2分の1の1,756万円は持続的農業・農村づくり促進特別対策事業推進交付金を予定いたしているものでございます。9番、野生動物被害対策の鳥獣害防止総合対策補助1,275万円は、エゾシカの食害防止のため電牧さくを設置するものであり、事業費の2分の1を補助するものでございます。その他につきましては、ほとんどが継続事業でございます。
 次に、14ページ、8款土木費の1番、公営住宅管理・整備の公営住宅解体事業955万2,000円は、平成23年度から幸町団地の建て替え事業に着手するため、本年度2棟8戸の解体を行うものでございます。3番、単独住宅管理事業1,372万6,000円は、旧雇用促進住宅の管理等に要する経費でございます。4番、住宅改修促進助成事業600万円は、住宅の改修を促進し、快適で良好な住環境の整備及び町内建設産業の振興を図ることを目的に3年間の事業として実施するものでございます。100万以上の事業費に対し上限20万円の助成をするものであり、本年度は30件を予定いたしているものでございます。
 次、15ページ、9款消防費の1番、消防事業の北留萌消防組合設備等整備2,951万8,000円は、小型動力ポンプつき水槽車1台及び防火衣34着の更新を図るものでございます。2番、防災対策事業のハザードマップ作成200万円は、自然災害による人的被害を軽減するため、町全体の津波、洪水浸水地域及び避難場所などを表示したハザードマップを5,000部作成し、全戸配布するものでございます。
 次に、16ページの10款教育費、5番、学校整備事業の羽幌小学校耐震化調査522万8,000円は、羽幌小学校の建て替えを前提とした老朽度を調査する耐力度調査を実施するものでございます。一番下段の13番、基金積み立ての羽幌町教育施設整備基金1億円は、学校施設の整備改修のための基金積み立てでございます。
 以上で平成22年度の主な事業の説明を終わりまして、次の18ページをお願いいたします。18ページから21ページまでは、特別会計の概要でございます。町長からの提案理由をもって、ごらんいただきまして、私からの説明は省略をさせていただきます。
 次に、22ページをお開き願います。給与費予算調書でございます。ここには、議会議員、町の特別職、それから定数内一般職員及び準職員、そして嘱託職員の報酬を含めました人件費の状況でございます。増減額の合計だけで見ていただきますと、一番下の一番右側でございますけれども、額の増減でいきますと21年度と比べまして2,149万7,000円の人件費の減となっている状況でございます。
 次に、23ページの地方債の資料をお願い申し上げます。一番下の総合計の欄ですが、左下の20年度末の残高115億1,359万7,000円が右から3番目の22年度末残高の見込みでは114億6,205万2,000円となる見込みでございますが、それを起債区分ごとに内訳を載せてございます。この状況でいきますと、5,154万5,000円減少する見込みとなっております。また、このうち後年度に交付税で補てんされる額は、表の右から2番目にありますように、22年度末残高に対して約67億5万3,000円、約58%ほどと見込んでございます。
 次の24ページでございますが、北留萌消防組合予算の概要、それから次の25ページは羽幌町外2町村衛生施設組合の予算の概要でございます。ごらんをいただきまして、説明は省略をさせていただきます。
 以上で予算説明資料によります内容の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。

〇熊谷委員長 次に、水道事業会計予算の内容説明を求めます。
 建設水道課長、西村修君。

〇西村建設水道課長 それでは、引き続きまして平成22年度羽幌町水道事業会計予算の内容説明をさせていただきます。
 最初に、24ページお願いいたします。24ページ、平成22年度羽幌町水道事業会計予算実施計画説明書、収益的収入及び支出でございますが、本説明書は消費税込みで記載しております。
 それでは、1款水道事業収益、1項営業収益でございますが、1目の給水収益は収益的収入の9割以上を占める水道使用料で2億4,247万6,000円を計上しております。この金額につきましては、対前年比約72万1,000円の減額となっております。
 次に、25ページをお願いします。2目その他の営業収益でございますが、これにつきましては給水装置手数料、検査手数料、雑収益といたしまして494万1,000円を計上しております。
 次に、26ページをお願いいたします。2項の営業外収益でございますが、22年度は退職手当組合精算還付金がありますので、2目の雑収益で178万6,000円を計上しております。
 次に、27ページをお願いします。水道事業費用でございますが、1項営業費用、1目原水及び浄水費の主な内容といたしまして、28ページ、16節の修繕料で臨時的経費であります浄水場無停電電源装置取りかえ及び浄水場送水ポンプ分解整備など938万8,000円を計上しておりますが、この修繕料の臨時費対応分で358万1,000円の増や22節工事請負費で取水堰工事負担金、これは北海道の事業主体工事で昨年度に引き続き最終年度となります。1億円の工事費で、羽幌町の負担が28%で、事務費を含めて2,877万円となり、1目全体での対前年比は3,002万1,000円の増加となっております。
 次に、29ページをお願いいたします。2目配水及び給水費でございますが、対前年比129万9,000円減の3,232万4,000円を計上しておりますが、30ページの22節工事請負費の量水器取りかえ工事に係る減少が主なものでございます。
 次に、31ページをお願いします。3目総係費は、公営企業職員の人件費や内部管理経費が主なもので、2節の給料や3節の手当、5節の法定福利費等の増加により、前年度と比較して36万1,000円の増加で4,685万4,000円を計上しております。
 34ページでは、4目の減価償却費として5,026万8,000円を計上しております。
 次に、35ページをお願いします。2項営業外費用は、借り入れに係る起債の利息3,563万3,000円に一時借入金利息22万円を加えた3,585万3,000円を計上いたしたものでございます。
 2目の消費税につきましては、水道料金などの仮受消費税から水道事業費用の仮払消費税を差し引きまして720万円の納付を予定しております。
 次に、36ページ、資本的収入及び支出でございますが、資本的収入はございません。 次に、37ページをお願いします。資本的支出でございますが、1項建設改良費、1目設備拡張費の新設工事はありませんが、2目設備改良費の1,912万1,000円は、羽幌霊園前及び栄町地区の配水管を布設替するものであります。
 次の38ページ、2項の企業債償還金ですが、これは平成15年度まで借り入れ分の元金償還であります。
 次に、4ページに戻ってください。4ページ、5ページは、先ほど説明いたしました24ページから35ページの内容の総括表となっております。本表は税込みの数値でありますが、4ページの収入予定額2億4,921万4,000円から5ページの支出予定額2億6,505万7,000円を差し引きしますと1,584万3,000円の赤字となる見込みでありますが、最終決算で赤字の場合は損益勘定留保資金により補てんするものであります。
 次に、6ページをお願いします。資本的収入及び支出の総括表でございますが、先ほど36ページから38ページで説明したとおりで、資本的収入はありませんので、資本的支出1億81万7,000円の不足額は、損益勘定留保資金で補てんしようとするものであります。
 次に、7ページをお願いします。この表は、前年度決算見込額と当年度の予定額を比較しておりますが、これは内部留保資金も含めた現金、預金に係る資金余裕額を示すもので、前年度の決算見込額は4億8,135万5,000円となり、当年度の予定額は4億1,179万5,000円となる見込みでございます。
 次に、8ページから12ページまでにつきましては、給与費の前年度比較及び増減の明細書であります。ごらんいただきまして、説明は省略させていただきます。
 次に、13ページをお願いします。19年度より浄水場等の運転管理業務委託を3カ年間の継続契約によって実施しておりますが、21年度で契約期間が満了となり、今後さらに3カ年の継続契約をしようとするもので、それに関する債務負担行為調書となっております。
 次に、14ページから17ページは、平成22年度水道事業の財政状況を示す予定貸借対照表でございますが、詳細については省略させていただきます。
 次に、18ページ、19ページの平成21年度予定損益計算書は経営成績を示すものですが、19ページの下段に記載のとおり、21年度純利益として3,246万1,000円の利益が発生する予定でございます。
 次のページをお願いいたします。次の20ページから23ページは、平成21年度の予定貸借対照表であります。全体的な財政状況をあらわしているもので、ごらんいただきまして、省略させていただきます。
 以上、水道事業の予算説明を終わらせていただきます。よろしく審議のほどお願い申し上げます。

〇熊谷委員長 以上で予算内容説明を終わります。
 お諮りいたします。関連議案及び各会計予算の質疑、討論、採決に入る前に、各会計予算の内容等についての調査を提案者側の出席を求めながら行い、その後にそれぞれの案件の総括質疑を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順序に従って進めることに決定いたしました。
 それでは、各会計予算の内容調査を行います。
 まず、進め方としては、一般会計については歳出の款ごとに区切り、歳入は一括して調査を行うこととし、各特別会計及び水道事業会計は会計ごとに歳入歳出一括して調査を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順序に従って進めることに決定いたしました。
 質問、答弁者ともに挙手をし、明朗簡潔にお願いをいたします。
 初めに、羽幌町一般会計予算の歳出から始めます。
 説明員入れかえのため、暫時休憩いたします。

休憩 午後1時35分
再開 午後1時37分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 第1款議会費、79ページから80ページまでです。質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
 次に、第2款総務費、81ページから110ページまで質疑を行います。
 8番、船本秀雄君。

〇船本委員 ページで88ページを質問させていただきます。88ページの15節の工事請負費でありますが、実はこの町有施設の下水道接続工事の関係、昨年お聞きしましたら、もうあと残っているのは大体終わったのだというお話を聞いておりましたけれども、今回1,030万予算計上されております。それで、先ほどの財務課長の資料説明で場所はどこどこというのはわかったのですが、この予算書の1,030万とこっちのほうでは1,384万7,000円という数字になっているのですが、これ何かほかのものも含めて予算説明資料は1,300万という数字になっているのですか、まずそこら辺からちょっとお答えいただきます。
(「資料は10ページか」と呼ぶ者あり)

〇船本委員 説明資料は10ページです。

〇熊谷委員長 財政係長、室谷眞二君。

〇室谷財務課財政係長 ただいまのご質問にお答えいたします。
 説明資料の10ページの9番、庁舎等管理事業、町有施設下水道接続、これの1,384万7,000円と予算書の工事請負費1,030万、この差額分については接続のための設計委託の分が説明資料のほうにはプラスになっていますので、その分で数字が合ってきていないものであります。
 それと、昨年答弁いたしましたほぼ接続は終わっているという部分の答弁なのですけれども、昨年については下水道工事が終わっていて接続できる地域の部分の接続はほぼ終わっていますということだったというふうに記憶しております。今回の部分については、先ほど課長のほうから説明あった地域の接続が可能になったということで今回予算の計上をさせていただいているものであります。
 以上でございます。

〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。

〇船本委員 それでは、この予算書の88ページの1,030万にこの13節の委託料の部分が含まれて1,384万7,000円というように理解してよろしいのでしょうか。そうでなかったら、予算書のほうでどこかその合わない部分の数字が予算に組んでいなかったら、ちょっと変でないかなと思うのですが。

〇熊谷委員長 暫時休憩をいたします。

休憩 午後1時42分
再開 午後1時42分

〇熊谷委員長 それでは、再開をいたします。
 8番、船本秀雄君。

〇船本委員 それでは、その部分についてはよろしくお願いをいたします。
 それで、次は90ページ、ここで質問していいのかどうかちょっと迷ったのですけれども、実は光ファイバーの関係であります。現在民間が整備されまして、川南の山側とホテルですか、この一部は光ファイバーのサービスを受けているのですが、海側がまだ受けていないと。町長の執行方針でも今回離島の部分を整備すると、そういう情報の部分の格差を解消するということも町長、情報通信基盤の整備についておっしゃっていますけれども、市街地区の中でも格差があるわけです。それで、これは民間が整備しておりますから、ぜひできるだけ解消できるように役場のほうから、行政のほうから民間のほうにお願いしていただきたいなと思いますことが1件です。
 それで、今現在光ファイバーを利用されている方はどのくらいの軒数があるのか、わかれば教えていただきたいと思います。

〇熊谷委員長 暫時休憩いたします。

休憩 午後1時43分
再開 午後1時44分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの船本委員の質問に対して答弁を行います。
 財務課長、品野万亀弥君。

〇品野財務課長 先ほどの予算書と合わない部分につきましては、1,030万円につきましては接続の部分と、それと80万円、これにつきましては設計委託料でございます。あとの差額につきましては、下水道の受益者負担金274万7,000円が含まれているものでございます。

〇熊谷委員長 政策推進課長、柳田昭一君。

〇柳田政策推進課長 民間のほうからなものですから、確かな数字ではないのですが、現在光ファイバーにつきましては約300世帯程度というぐあいに聞いております。
 それとあと、ADSL入りますと、ちょっとわからないという現状です。
 それと、先般NTTのほうからちょっと雑談話であったのですが、現在引かれていない浜側のほうですか、そちらのほうももうわずかに世帯が迫っているということで、もう少し羽幌町頑張っていただければ、近い将来可能だというようなお話は聞いていますので、また要請等していきたいと思っています。

〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。

〇船本委員 大変私らも待っておりますので、ぜひひとつまた要請していただきたいなと。
(何事か呼ぶ者あり)

〇船本委員 それと、冷やかしはやめていただきたいなと思っています。
 それで、この光ファイバー、現在の部分も町で民間に結構要請した経緯があると思うのです。それで、思ったよりもつかなかったということも聞いております。そこまでは言っていないと思うのですけれども、何かちょっと行政にだまされたような言い方もしている方もいらっしゃいますので、これせっかくついたのですから、地域の方に少しでも、当時はアンケート調査もとったと聞いていますから、その人たちにでもできるだけどんどん利用されるようにお手伝いも少しくらいはしてもいいのでないかなと。そして、ついていない部分については、できるだけ早くそういう解消していただきたいなということをお願いをしておきます。
 それで、次に質問をいたします。委員長、続けてよろしいでしょうか。

〇熊谷委員長 はい、どうぞ。

〇船本委員 100ページです。100ページの14節に行政サービスコーナー賃借料とあります。これは、前回もどなたかからも質問されておりましたけれども、余りこれ使われていないように聞いているのですが、月平均どのくらい、まず1点目、使われているのかお聞かせください。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 ただいまの質問にお答えします。
 まず、21年度の実績でありますけれども、利用者数が278人であります。ちなみに、開設日数は201日となっております。
(何事か呼ぶ者あり)

〇藤岡町民課長 月ごとの実績もございますけれども、年間の集計で以上のような実績になっています。

〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。

〇船本委員 278件と、月に直せば20件くらいかなと思うのですが、これ本当に金額的には小さな31万6,000円という金額ですからいいのですが、職員が交代で行っているということで、町民の方が見ても本当にあれ必要なのというお話も聞いています。これを逆に川北地区に置くのであれば、非常にいいのにねというお話もありますので、そこら辺今後も継続してやるのかどうなのか、町長のほうからお答えいただきたいなと思っています。

〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 お答えします。
 今後やるのかどうなのかという、当面やるということで予算書に上げているのですけれども、今委員が指摘したような問題もあろうかというふうに思います。このサービスコーナーそのもの、今の状況が悪いのか、またほかの利用の仕方がないのか、さまざまな観点、考え方あろうかと思います。そんなことも含めて、今後課題にしておきたいというふうに思います。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 90ページ、19番、負担金のところの一番下ですけれども、人づくり事業補助金として100万円の積み立てといいますか、繰り入れになっております。ここで事業費で盛るということは、前年度それなりの利用があったということだろうと思うのですが、済みませんけれども、どんな主な活用といいますか、利用がどんなのがあったのかちょっと教えていただければと思います。

〇熊谷委員長 政策推進課長、柳田昭一君。

〇柳田政策推進課長 前年度でよろしいですか。平成21年度におきましては、1件利用されておりまして、高校の教諭がニュージーランドのラグビー合宿に1件、約15万ほど補助いたしております。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 希望者といいますか、利用したいという、活用したいという希望数はどれぐらいあるものですか。

〇熊谷委員長 政策推進課長、柳田昭一君。

〇柳田政策推進課長 この事業を始めましてから数年たつわけですけれども、始まった当初は結構関心が高くて、例えば漁業協同組合ですとか農協ですとか、そういうところで職員の研修も兼ねまして派遣事業に対して要請があった状況ですけれども、最近は年々件数が減ってまいりまして、ここ数年は二、三件というような状況になっております。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 私の記憶では、たしか4,000万ほど積んでいるのでなかったか、基金があるのでなかったかなと思うので、今お話がありましたように、だんだんと利用が、活用が少なくなっていると。積極的に、こういうような時世ですし、いろいろな資格を取りたいとかというようなこともいろいろあるのではないかと思うので、以前にも一度あれしたことがあるのですが、活用するにはちょっと縛りがきつ過ぎるのでないかという話も前にしたことがあります。内部で十分検討しながら、一層活用されるような方向で考えていただければと思いますので、よろしくお願いします。

〇熊谷委員長 4番、磯野直君。

〇磯野委員 90ページの報償費の中の地上デジタル放送施設奨励金というのがあるのですが、もう少し詳しく。

〇熊谷委員長 政策推進課長、柳田昭一君。

〇柳田政策推進課長 お答えいたします。
 この予算は、実は地上デジタル放送が始まることに伴いまして、民間のテレビ会社5社が中継設備を設置いたしております。それに伴いまして、固定資産税がかかってまいります。それで、要請等もございまして、各町村がそういう場合については若干の支援をしているということもございまして、我々も当初は5年程度という要請がございましたけれども、3年間に限り固定資産税に見合う分を奨励金という形でもって代表会社に支援をするという予定でございます。

〇熊谷委員長 4番、磯野直君。

〇磯野委員 そうすると、今民放にあるアンテナでいわゆる地上デジタル放送がなされるので、そこにまたその補助金みたいのを出すというふうな考え方なのですか、ちょっとよくわからないです。

〇熊谷委員長 政策推進課長、柳田昭一君。

〇柳田政策推進課長 これは、現在のアナログの放送以外に新しくデジタル用の施設を建てるという形になっています。

〇熊谷委員長 4番、磯野直君。

〇磯野委員 地デジの件に関しては、担当課のほうにもちょっと島のことでお話をした経緯があります。実は、その地デジの範囲の中から焼尻島西浦地区が完全にすぽっと外れるということなのです。それで、先般相談に行きましたけれども、現状の中で把握している部分とこれからの対応について何か考えあれば、お聞かせ願いたい。

〇熊谷委員長 政策調整係長、伊藤雅紀君。

〇伊藤政策推進課政策調整係長 私のほうからお答えいたします。
 委員のほうからお話しいただきました件につきまして、デジタル放送の対応等していただいているサポートセンター等にお話しして、4月以降になろうかと思うのですけれども、受信点調査というものをまずしていただきまして、実際にどの程度の地区、あと場所が映らないかというとこら辺を調査していただきまして、それをもって私どものほうも対応策というか、その辺を考えていきたいと今の時点では考えております。ただ、サポートセンターの話ですと、西浦地区についてはシミュレーション上では稚内ではなくて枝幸のほうにあるアンテナ、知駒中継所だったと思うのですけれども、そちらのほうから受信できるようなシミュレーションにはなっているというお話だったのですけれども、具体的にはその地区に行って詳しい調査しなければわからないということでありましたので、日程等調整いたしまして対応していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

〇熊谷委員長 4番、磯野直君。

〇磯野委員 知駒ということは、島の人も十分承知の上で、今すべての家庭に入っているわけではないので、徐々に徐々に島の人たちも入れかえていっているので、入れかえたら入らないだとか、そういう家庭が出てきているのが現状です。一番やっぱり問題なのは、中にはNHKすら入らないという部分も現状でありますので、ぜひその辺をきちっと調査をしていただきたい。
 それと、ではそれで個人負担なのかということになるので、これまた大変な部分がありますので、その辺の国の補助だとか、そういうものきちっと調べて島のほうにも一度説明を願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「あるんですけど、2点ほどあるんで」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 それでは、暫時休憩をいたします。

休憩 午後1時57分
再開 午後2時15分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き総務費、ほかに質疑はありませんか。
 6番、森淳君。

〇森委員 95ページ、離島航路欠損補助金2,699万6,000円に関してですけれども、予算説明資料に内訳がついているのですけれども、欠損は1億7,997万で、羽幌町の持ち出し分として2,600万何がしということになっているのですが、私ども以前に聞いたときには大体1億弱ぐらいで経緯している年が長く続いていたような気がするのですけれども、この約1億8,000万にふえている理由、それからここ数年の推移というのをまずお伺いしたいと思います。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 ただいまの質問にお答えをします。
 過去5年間の今推移を見ておりました。毎年旅客数が5,000人前後の幅で落ちております。18年度が5万3,000人台でありましたけれども、これが翌19年には4万9,000人台、20年度には4万7,000人台、21年度は4万3,000人台という形で四、五千ぐらいの幅で落ちております。これに伴いまして、当然収入が減、収益が減という形になります。経費はそれほど変わらない状況ですので、収入の減に伴って大きく収益が落ちるという状況が毎年続いております。ちなみに、18年度につきましては赤字額が1億3,200万でございましたが、これが20年度までは大体1億3,000万の前後で推移しておりますけれども、21年度に1億7,000万台に赤字が膨れております。ちなみに、21年度につきましては、たまたま経済危機のあおりを受けて灯油等が、灯油、重油も含めてですが、ガソリン等が急騰したという形、現象がございまして、国のほうとしても手厚い補助をするという特例措置がございまして、それまで20年度までは60あるいは70%の前後で補助率が推移しておりましたけれども、たまたま21年度は82%台まで補助率が上がったという関係がございまして、上げの原因と下げの原因と両方あったわけですけれども、最終的には21年度につきましては、国の補助を差し引いた後の道と町の補助額が3,000万と、2分の1の協調補助という形で、それが3,000万の2分の1で1,500万台の補助額でとどまったということでございました。ただし、22年度につきましては、赤字幅については減る要因はないということでございまして、1億7,900万ほどの赤字が見込まれるだろうと。ただし、補助率につきましては、昨年はたまたま82%という高額な補助でありましたけれども、22年度につきましてはその1年前の20年度並みということの想定で70%の補助率で見込みを立てまして、最終的には国の補助を差し引いた道、町の合わせた補助額が5,300万という形で推計をしまして、その2分の1で2,600万という補助額を計上させていただいているということであります。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 少なくとも灯油、重油が高かったのは、年度でいえば20年度がピークで、決算の関係というのは何月から何月かまでわかりませんから、21年度決算にも影響はあったのかなと思いますけれども、少なくとも今年に関してはやっぱり数年前のところまでその部分に関しては下がってきているわけでありまして、それからして仮に同程度の経費というのを認めるということ自体がちょっと時期的にはおかしいかなというのが1つ。
 それと、いわゆる経費についてはほとんど変えていないということ自体も、いわゆる満額補てんであると同時に、やはり国道ということでありますから、基本的に我々の認識は前から言っているように、国の補てんが全体としてあるのであれば、幾ら欠損出してもいいのだけれども、町負担ができるというときからそれは無防備に赤字を垂れ流していいということではないというような議論があった上で、こういう形で町が負担をするということになっていたと思うのです。さらに、民間会社ですから、もともとは、ある程度介入する部分が限られているということだったのだけれども、このときにやっぱりそれではまずいだろうということで、国・道、町でちょっと正式名称覚えていませんけれども、協議会というのか、一つの組織をつくって、管理とまでは言いませんけれども、沿海フェリーの経営内容に対してもいろんな条件をつけたりしながら運営していくということだったはずなのだけれども、これが年間2,600万も出てくるということになれば、やっぱりその中の変化が大き過ぎるし、もうこれ以上のものをずっと認めるということであれば、問題でないかと思うのですけれども、現状についてそういうことを含めてどういう認識を持っているのかお伺いしたいと思います。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 お答えをします。
 まず、最初のご指摘でありますが、燃料の高騰の部分は20年度がピークというお話でございましたけれども、まさに決算時期のずれがございまして、21年度につきましては事業年度が19年の10月から20年の9月末までということになっておりますので、単純に1年ほどずれているということでご理解をいただきたいと思います。
 それと、毎年こうして赤字幅が大きくなっているということは、本当に担当課としましても大変懸念をしていたところであります。道との協調補助という部分では、道のほうからの申し入れという経緯がございまして、当初道が補助していた部分を町に肩がわりをしていただきたいということで、それが3カ年で4分の3、3分の2、2分の1という形で現行の2分の1ずつの協調補助という形になっております。20年度からということで、2分の1補助という形になっております。いろいろ上げ要因、下げ要因があってこういう形で推移をしてきているわけですけれども、今後ともやはり経営改善に向けた努力というのは事業所にも当然鋭意努力をしていただくということで、今現在も努力はしていただいているわけですけれども、なかなか大きな成果が出てこないという現状にあります。というのは、その営業努力によって経営改善を図る部分に関しましては、経費の削減という部分が主でありますけれども、どうしてもやはりそれを上回る収入の減という状況が続いておりますことから、年々赤字幅が広がっていっている現状にあります。現在運輸局と道とも協議をしまして、このゆゆしき現状を何とかしなければいけないということで共通の危機認識を持っているわけでありますけれども、現在の連絡会議を発展的に拡大した形で改善協議会を22年度の4月に立ち上げをするということで協議をいたしております。今現在の連絡協議会は、国・道、町と、それから事業者と4者の連絡会議という形でありますけれども、これに地元の経済界の代表ですとか、利用者の代表等含めて発展的な形で組織を立ち上げまして、改善協議会という形でスタートをするということになっております。一応その改善協議会の中では1年間スケジュールを設けまして、この1年間の間に改善計画を策定をするという形になっております。先般1月の委員会のほうでも概略ご説明申し上げましたけれども、この1年間の協議を経て計画を策定して、その後2隻体制、1隻体制という部分の選択もございますけれども、その辺も含めて抜本的な改善の計画を立てるということになっております。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 先ほどちょっと前提でお話ししておけばよかったのですけれども、当初パーセンテージもそうですけれども、振興補助金でその穴埋めをするというスキームがあって、事実上その当時は最初羽幌数百万だったと思うのですけれども、それを埋めるというようなこともあったのですけれども、それは今現状どうなっているのでしょうか。いわゆる支庁の……特交でしたか。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 交付税の補てんについては8割、これは現状も継続されております。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 では、具体的に実質羽幌の負担は幾らというふうに考えればいいのでしょうか。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 実質的な負担は、ここに計上しております予算額の2割が町負担という形になります。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 委員会等オブザーバー出席しなかったので、その辺のことはわかりませんけれども、委員会では理解して進んでいるのだろうと思いますし、その改善協議会というのはやっぱりこれだけ、それまでの連絡協議会があって、先ほども申したように、一定の経営にも介入しながらやっていくということが機能しなかったというふうにも思えるので、せっかくこういう会議をつくってやっていくのであれば、当然本来の目的であるいわゆる住民の足だとか、観光だとかにかかっているものを下げれとは私は全然思っていませんけれども、やはり削るものは削り、町の持ち出しというのはやっていかないと、継続的にずっとこの持ち出しが続くということに関してはできるだけ避けるべきだという基本精神の中で進めてもらいたいと思います。
 そこで、今ちょっと出てしまったので、聞かざるを得ないのですけれども、2隻体制、1隻体制の話をここまで含めてまた新たにこれから進めるというような話が今ちらっと出てきましたけれども、いわゆる港湾関係の内容を最終的に詰める段階でそういう議論が以前にあったのですけれども、もう2隻体制でいかざるを得ないということで、町としてはもう最終決定で、担当等関係者で出向いて説明をしたというような記憶があるのですけれども、今現状また1隻、2隻体制なんてという話が白紙状態で出てきているということで理解してよろしいのでしょうか。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 今最終的に抜本的な改善計画を立てるというところで1隻、2隻という話を引用したのですけれども、それは協議会の中でそういう最終結論を出して計画を立てるということのいわば筋書きなのですけれども、町として臨む姿勢という部分でいいますと、これまでの議論の経緯がございますので、それが2隻体制という前提の話で進んでいるということでありますので、それはそれでその会議に臨むという形になるかと思います。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 ちょっとわかりづらいのですけれども、基本的に町は2隻体制でいかざるを得ないだろうと、それにもそれなりの理由があって、例えば車でいえば車検的なものがあったり、そういうことも含めて現実に代替船の用意もできないというようなことでいったし、そのことで港もあれがあるかなしかでもう長さが全然変わってくるということの中できているわけだから、ではそれはだれが最終的にその権限を持って、町は2隻体制でいきますよということは確認してそれでいきますと。だけれども、1隻、2隻はその改善何とか委員会で話し合って決めるのだと。では、どこのだれが最終的にそれを決めてやっていくのだということが何か今の説明ではよくわからないのです。基本的に町と沿海フェリー側がある程度話がついて、補助だとかそういうことに関して町が窓口になって国なりなんなりに関係団体と話し合って進めていくというのがこれまでのやり方だと思うのだけれども、今そこに入っていた道のほうでまた1隻体制も含めて考えましょうなんていうような流れがあるということなのですか。さっき言った一般の経済関係者だとか、一般の利用者だとか、そういう人たちがそういうことを言っているわけではないわけでしょう、まだ入れてもいないわけだから。その辺ちょっとできる限りわかるように平たく説明をお願いしたいと思います。
(「暫時休憩」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 暫時休憩いたします。

休憩 午後2時29分
再開 午後2時33分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 答弁をいたします。
 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 ただいまのご質問にお答えをします。
 先ほど改善協議会のお話をいたしましたけれども、スケジュール的な関係含めて説明をしたつもりでございましたが、1隻体制か2隻体制かという部分でちょっと誤解を生む発言だったかなと思います。これまでの経緯を踏まえて申し上げますと、町の港湾整備の計画の関係、それから事業者として代替船が用意できないという関係等々ございまして、2隻体制でいくというのが既定の路線であるということでありますので、この路線を堅持するという形で改善協議会に臨ませていただくということであります。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 それについては、そういう形で整理をして、担当課なので、きっちり整理をした上でやっぱり臨んでもらわなければ進まぬなという思いもあったのですけれども、ただこういう2隻体制、1隻体制の話ということから相当時間もたって、やっぱりこの次には新造船のことも避けて通れないことがあるわけで、新造船に関しては先ほど言った、もちろん民間会社が自分で購入するといっても全く自分の財源ないわけですから、町が間に入ったり、当時の昔の社長あたりが関係団体回ったりしていろんな手だてをしながら、基本的には国の補助というか、手当てで全部今までやってこれたのです。ただ、羽幌町としても何らかの協力をしようということの中で、つくるための費用に関してはそっちへ埋めたけれども、一定のお金を積んで必要なときにある程度の額を様子を見ながら足しているというようなことが起きているのです。だから、そういうこともここで進めていく中で、仮に町負担が新造船にもろに最初の段階で出てくるというのも起きると、やっぱりかなり大きな、今まで計画に載っていないことだから、そういうような問題もあるし、そういうことをやっぱりかなり意識してそういうのに臨んでもらいたいなと。その中ではやっぱり役場内の幹部、町長も含めて一定の方針をある時期までに、そういうことも先に必ず来るわけですから、準備しておく必要があるのではないかなと思います。今それについては答弁、また次の機会ということで結構ですけれども。
 最後に、5,000万、5,000万の1億で大分払ったかなと思うのですけれども、まだそれもさっき言った新造船にかかわる町補助という形で出したものの今の現状をお伺いして質問を終わりにしたいと思いますので、お願いします。
(何事か呼ぶ者あり)

〇森委員 金額、5,000万、5,000万というのは違ったかもしれないですけれども、要するに新造船をつくるために町側としては5,000万一応用意しますと。ただし、当時からすると国のほうが満度に埋めてくれて、一時期埋めれなくて1億円の累積欠損が出た時期もあったのですけれども、それは最後に離島振興協議会か何かが解散するときに埋めて、それからも満度に大体埋めるようになったのだけれども、単にそれを約束したけれども、それを入れると結局ただ黒字が出て税金に持っていかれるだけの話で、補助が減るだけの話だから、その経営状況を見ながら町側で出していくというスキームがあったのです。しばらくその経緯聞いていないので、その金が今どういうふうになっていて、今までどういうような執行されたかということを、これは確認の質問なのですけれども、お願いします。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 ただいまの質問にお答えします。
 フェリーおろろん2を造船するときの5,000万補助するということで、毎年これを600万を上限に補助をするという形で13年度から始まっておりますけれども、これが累計で3,600万になっております。残りが2,340万ほどという形になっております。これは、毎年600万を上限にということでありますが、その年によっていろいろばらつきがございますけれども、これの内容につきましては国の補助の対象にならない経営カット分というのがございまして、これに充てるという形で実際の毎年の経営カット分5%相当ということですけれども、経営カット分を補助金額として支出しているということでございます。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 私5,000万、5,000万と言ったのは、前の船のときにも出していて、それが未執行という言い方が正しいのかどうかわからないですけれども、全部きれいになる前におろろん2があって5,000万新たに積んだ記憶があるのです。ただ、前の残とかなんとかというのは、要するにもうチャラというか、なくて、その5,000万をもとになのか、単なる数字の計算間違いなのか知らぬけれども、3,600万で二千何百残っているといったら、足し算すれば6,000万になるので、5,000万と6,000万で1,000万そこで違ってきているというのもあるのだけれども、今言える範囲で、今急な質問なので、お願いします。
(「暫時休憩」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 暫時休憩します。

休憩 午後2時39分
再開 午後2時39分

〇熊谷委員長 休憩前に続き会議を開きます。
 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 説明不足で申しわけありません。最初の新造船のほうが平成2年から12年まで5,000万の補助が既に4,000万累計でされておりまして、残額が1,000万という形でございました。これ引き継ぎまして、おろろん2のほうでさらに造船で5,000万補助ということで、1,000万の残と合わせて5,000万プラスで6,000万という形で補助総額がありまして、これを今申し上げた単年度600万上限にということで10カ年で補助するという形で継続をしているということであります。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 繰り返しの意見みたくなってしまうのですけれども、いずれにしても国の財政もこれから数年後には大変な状況を迎えることも容易に想像できます。ここで先に必ず用意するものであれば、やはり何かを始めてから何年もかかるということもありますので、必ずしももつものを早くかえれという気もないですけれども、やっぱりそういうことを全体として計画を立てながら、なるべく町の負担を少なく、基本的にはあそこは国道ですから、議員がいつも言っているように、国の負担でやれるような形で準備を進めていくようにお願いはまずいので、最後の質問としたいので、町長の答弁をお願いして終わります。

〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 離島航路については、離島振興協議会等々でいろんな話し合いの中でのいわゆる難しさ、厳しさというのはお話しされております。ほかの航路みんな民間の航路、民間の船会社の航路ということもあって、うちの補助航路とはちょっと条件が違うのですけれども、そんなことも含めて共通した認識というのが国道だろうということの中で、国のかかわりというものがもっともっとあってしかるべきだというような話し合いもよくされております。そんな意識の中で、これからも気にとめながら取り組んでいきたいなというふうに思います。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 予算書の中には出てこないのですけれども、今年度繰越明許のところで離島地区情報通信基盤整備事業2億8,800万があるわけですけれども、ただこれを補正で通す段階でもいわゆる政権変更の流れの中で従前のスキームが若干はっきりしないというようなことがあったわけです。それから時期もたって現実に今年執行するに当たって最終的な財源、それからその補助率、その辺が明確になっているのであればお聞きしたいと思います。

〇熊谷委員長 政策調整係長、伊藤雅紀君。

〇伊藤政策推進課政策調整係長 私のほうからお答えいたします。
 9月の補正予算のときに説明しておりました財源の内訳ですが、総事業費2億8,800万に対しましてICT交付金ということで9,600万円、公共投資臨時交付金ということで国の基準では当初90%程度出るということだったのですけれども、私どものほうで多少少な目に見まして、それで1億6,128万円ということで見ておりまして、羽幌町の負担としては3,000万程度ということであったのですが、このたび国のほうから内々示的なところで連絡がありまして、公共投資臨時交付金に係る交付率がおおむね約92%程度交付されるということになりますので、公共投資臨時交付金としては1億7,600万程度、羽幌町の負担分としては1,600万円程度ということで、この部分が辺地債の対象となりますので、羽幌町の実質的な負担といたしましては300万円程度ということで、9月の補正時点からの大体半分の額で整備が可能となるということになります。

〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
 説明員入れかえのため、暫時休憩します。

休憩 午後2時44分
再開 午後2時47分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、第3款民生費、111ページから124ページまで質疑を行います。質疑はありませんか。
 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 113ページ、社会福祉協議会補助金2,737万5,000円、この中に常務理事の報酬というか、給料は入っているのか入っていないのか、まずそこを。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
 入ってございません。

〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 入っていないということは、社協のほうから出ているということですね。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 はい、そうです。

〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 社協のほうから出ているといえば、関係ないと言われれば、そうかもしれぬけれども、たまたま社会福祉協議会の常務理事に給料を上げると、常務理事体制になったのは、かつては本間助役が社協の会長になったときに特老の職員の給与体系の見直しのために専従の理事を置きたいということで補助金を出した経緯があります。このたびその常務理事が会長がだれもなる人がいなかったのかどうかわからないけれども、兼務してなったという経緯があります。このことについては、非常に奥ゆかしいというか、ちょっと不明な点があるのではないかなというふうに自分なりに考えております。というのは、本来は社協の会長というのは会長職であり、常務理事というのはやっぱり会長を補佐する、早くいえば専務理事、会社でいえば常務だとか専務というような体制でありますので、その辺において何かすっきりしない、そういうことについて指導というか、そういうことは町側で考えたことあるのですか。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 一応社会福祉協議会、個人の団体ですので、町としては補助金を出している面はございますけれども、そこまでは踏み込んでございません。

〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 補助金は出しているけれども、それまで踏み込んでいないということで、本来であれば社会福祉協議会は、かつては社会福祉協議会で共同募金だとか、歳末助け合いだとか、そういうふうな方向でやって、たまたま町の特老を指定管理者で受けるので、このような結果、指定管理者制度になって受けたということで、本来であればやはり社会福祉協議会と町の指定管理者を受けている同じ団体ですけれども、どこかでいずれは区別をつけなければこのように、例えば聞くところによると、本当にだれも会長になれば責任が重いからなりたくないというような、そういう声も聞いているので、この辺は社会福祉協議会の会長はかつては名誉職的な会長であり、特老を指定管理している社会福祉協議会というのは別な体制をつくるというふうに将来的には考えていかなければならないのかなというふうに思われるのですけれども、そのような考えは町長部局側にないのかどうか。考えたことがあるか。

〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 専務理事と会長の立場が兼務されているということについては、選考機関というか、選任をする機関の中でのことですので、我々関与しなかったという結果です。ただ、指定管理でお願いしているという今社協のお仕事と我々の立場ということでは、やはりそれぞれの独自性というものを重要視していかなければならない。あちらこちらで私言っていますけれども、やはり民の創意と工夫というものがあってしかるべきだというような、それは経営に関してですけれども、そういうところはやはりこれからも独自性を持った中で力をつけていかなければならないのかなというふうには思っております。ただ、ある意味で指定管理としてお願いしている中では、我々もある程度の指導性を持ってもいなければならないのかなというふうに思っています。

〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 今町長の意見で将来的には指導性を持っていくと、できればやはりきちっとした計画性を持って将来独立させるというか、法人組織化をするとか、そういうようなところまで踏み込んでいけば、今回みたいような人事の滞留というか、兼務とか、そういうようなことがなくなるので、その辺はやっぱり十二分に町側として指導していかなければならないというふうに思っております。その辺についてどう思いますか。

〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 今でも組織としては法人格、社会福祉法人という公的な意味合いの強い法人の立場でお仕事していただいております。同じような答弁になりますけれども、やはり将来的にはもっともっと独自性を持った自分たちの力で動けるということになるのが理想でもあるし、それを目指してやっていかなければならない組織ではないかというふうに思っています。
(「関連で」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 関連を許します。
 4番、磯野直君。

〇磯野委員 私もその社会福祉協議会というもののあり方について、ちょっと疑問に思う部分があるのです。今大山委員からおっしゃられたとおりに、片方では社会福祉法人として収益を上げている、片方では社会福祉協議会として例えばその社員として、島でもそうですが、1戸当たり500円だとかという寄附を集める、それから赤い羽根募金も集める、町からもそういう助け合いみたいなものが金として入る、1つの団体に収益と募金との金が一緒になってしまうというのはどうもしっくりいかないのです、私も。ですから、やはりそういう片方で収益を上げる社会福祉法人を立ち上げたのであれば、それは完全に独立させて、いわゆる福祉、助け合いという部分はもとに戻して、町が担う部分は補助金なり町民の皆さんが出し合う金で別個な組織に、もとの社会福祉協議会といういわゆる助け合いの部分に戻すべきでないかと私も思うのですけれども、いかがですか。
(何事か呼ぶ者あり)

〇磯野委員 もう一回、ではもうちょっと。要するに簡単に言うと、いわゆる収益を上げてもうかっているところに私たちは募金をしなければならないのですかという話です。
(「暫時休憩」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 暫時休憩をいたします。

休憩 午後2時55分
再開 午後2時56分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
 私どもの町の事業につきましては、町として補助金を出していると、その個々の事業に対して補助金を出しているので、あと寄附につきましては団体の寄附、団体でとられる寄附なので、うちとしてはそれは別として考えております。
 以上です。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 124ページ、扶助費、ちょっと勉強不足で申しわけございません。このことがちょっと理解できない。被用者小学校修了前特例給付、金額にすると結構大きい365万というようなこと、これどういう子たちが対象になっているか、その辺ちょっと。

〇熊谷委員長 社会福祉係長、棟方富輝君。

〇棟方福祉課社会福祉係長 ただいまのご質問にお答えします。
 被用者と非被用者の区分なのですが、字のとおりで、雇われている方かそうでない方かということで分かれています。具体的に年金が国民年金かけていらっしゃる方か、あと厚生年金とかかかっている方かということで分かれているものでございます。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 何かちょっとわからない。もうちょっとわかるようにしてください。そして、そういう対象者がどれくらいいるのかと、そういうことも含めて。
 もう一つ、何か初めて見るような感じなのです、この言葉、用語というか。そういうことでその辺も含めて、以前からあったならあったで結構ですけれども。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 これ児童手当の部分でございます。去年も入っているのですけれども、今回は子ども手当入りまして、児童手当の分は子ども手当の中に入るものですから、減額されていますけれども、今まで入っているのと同じものでございます。
(何事か呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 11番、室田憲作委員、わかりましたか。了承しましたか。

〇室田委員 わからない。

〇熊谷委員長 していないですね。
 そうしたら、暫時休憩をいたします

休憩 午後2時59分
再開 午後2時59分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 社会福祉係長、棟方富輝君。

〇棟方福祉課社会福祉係長 それでは、先ほどの説明、言葉足りなくて申しわけございません。まず、この扶助費のところにある子ども手当以外のものにつきましては、これまでありました児童手当で、昨年度も同じ項目であったものでございます。被用者につきましては、雇われている方が対象になるものでして、非被用者につきましては自営業ですとか、そういうふうに雇われていない方、その方が対象になるもので、あとその下の小学校修了前というのは小学校を卒業するまでのお子さんに対して払われていたもので、新年度からは子ども手当になるのですが、今年の2月、3月分につきましては児童手当で支給することになるので、その分が予算計上されているものであります。
(「関連で」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 関連質問を許します。
 6番、森淳君。

〇森委員 今年の2月、3月分を新年度予算でまず入れるということはないですよね、児童手当の部分で。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 支払いが6月になるので、2カ月分は……
(何事か呼ぶ者あり)

〇鈴木福祉課長 いいえ。2、3、4、5なのですけれども、それを6月で払うのですけれども、2月、3月分は新年度で払います。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 この子ども手当の1億3,104万という、今子ども手当の中身というのは基本的には国の部分とここである児童手当部分と同額を町のほうで、地方自治体のほうで出して、一部未就学、非被用者児童手当、これに当たるのかどうかわからないですけれども、ゼロから3かな、ゼロから2というのは事業所負担というような、そういうちょっと複雑というか、わかりづらい子ども手当の1万3,000円の中身だと思うのです。その辺ちょっと整理して町のほうで、これら上にある4つが今の部分だとして、そして子ども手当の1億3,000万は今まで当たったものの数カ月分ではないものが一部入ってきて、国からここで、国最初半分も出しませんよね、割合でどのぐらい出して、それから事業主負担というのがどういう形になるのかというもの、専門家だと思いますので、この際確認させてもらいたいと思います。

〇熊谷委員長 社会福祉係長、棟方富輝君。

〇棟方福祉課社会福祉係長 ただいまのご質問にお答えします。
 基本的に今国で言っているのは、これまでの児童手当分はそれぞれの負担率はそのままで、年齢とか人数によりまして5,000円当たる方ですとか、1万円当たる方いらっしゃるのですが、それと今回子ども手当で言っている金額との差額分については国が全額見ますよ、ただあと今までの児童手当の金額についてはこれまでどおりにとりあえず22年度につきましてはそのままいきますよということになっております。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 一応確認なのですけれども、従来の児童手当分というのは100%交付税に入ってくるのかということをまず1つ確認したいのと、さっきの質問の、これわからなかったらしようがないですけれども、いわゆるゼロ2かゼロ3歳まではそこに事業主負担というのがかかわってくるのです。事業主負担というのは、地方自治体が出す割合がたしか多かったと思うのですけれども、その仕組みもちょっとよくわからないし、町が仮に配付するわけですよね、給付という言い方がいいのか、その場合にいわゆるゼロ2、ゼロ3の中の事業主負担というのはどこからどう経由して、事業主がどうやって取られるかもよくわからないですけれども、なってくるのかという、だからその事業主負担分というのはどこかから、国から回って入ってくるのだと思うのですけれども、その辺ちょっと確認したいと思いますので、よろしくお願いします。

〇熊谷委員長 暫時休憩をいたします。

休憩 午後3時04分
再開 午後3時07分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 社会福祉係長、棟方富輝君。

〇棟方福祉課社会福祉係長 ただいまのご質問にお答えします。
 国庫負担金のところで被用者児童手当負担金につきましては、国の負担割合10分の8ということでなっておりますので、この中に含まれているものと考えます。

〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
 説明員入れかえのため、暫時休憩をいたします。

休憩 午後3時07分
再開 午後3時09分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、第4款衛生費、125ページから136ページまで質疑を行います。質疑はありますか。ありませんか。
 11番、室田憲作君。

〇室田委員 衛生費のこっちの、両方にあるのですけれども、説明資料の11ページ、ちょっとお尋ねをします。女性特有のがん検診推進についてということで出されていますけれども、最近いろいろなこの情報などを得ますと、できるだけ若いうちからといいますか、中学生あたりからそういうような検査をしていくことがより効果的でないかと、こういうようなことが言われ、自治体においても単独でそういうような検診を行うというようなことがふえてきているようなことを耳にします。この中では、町としてはどういうような考え方でいるのかお聞きしたい。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
 これは、21年度、国の施策で全額国庫の補助で出たもので、早期がんの発見ということで、子宮がんにつきましては20歳から5歳刻みで40歳まで、それと乳がんにつきましては40歳から60歳までの5歳刻みで、その方を対象に国が宣伝費、クーポンとかそういうのも全部含めて、検診料も含めて国の施策でやったものでございます。
 そして、22年度につきましては、これも同じような形で年齢は同じなのですけれども、国の補助が2分の1ということになって、残りの2分の1を町が出すという形になります。
 その後来年度からは、今のところ国の施策ではないので、町としましても今のところ国の施策分だけしか考えてございません。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 国で示された施策に従って実行するということですが、そういうような考え方はあるかないかということを1つ。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 国の施策に基づいている事業なので、国の施策に基づいてやろうということでございます。町単独では事業としては考えてございません。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 今年の予算の分、来年度の予算の分についてはわかりました。今そういうような考え方は、課の中で話し合われていますか、話し合われていませんか。その方向性をちょっと聞かせてください。

〇熊谷委員長 福祉課主幹、更科滋子さん。

〇更科福祉課主幹 私のほうからお答えいたしたいと思います。
 この女性特有のがん検診という事業については、21年度の国の施策で行われたものなのですけれども、当町、乳がん、子宮がん検診については例年ずっと継続してやっております。さらに、21年度につきましては、子宮がんの低年齢化等ありまして、町単独で臨時費のほうで組んで日数をふやして今までよりも多い形で乳がん、子宮がんセットで春と秋2日ずつという形で対応しております。さらに、22年度につきましては、総体の日数は4日で同じなのですけれども、春についてどうしても希望者が多いということで、春に3日、秋に1日という形でさらに受診しやすい体制をというふうに考えています。その経過を見ながら、さらに次年度どういう体制が一番受診しやすい体制なのかということを踏まえて、またさらに検討したいというふうに思っております。
 以上です。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 わかりました。母体の健康とか、そういうようなことが強く叫ばれている昨今ですので、ぜひひとつ場合によっては国でやるからやるというだけではなくて、町のほうでも婦女子の健康のために対策を講じていただければと。
 以上です。
(「関連」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 関連を許します。
 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 室田委員の質問、何かちょっと腑に落ちないところ1点。これは、先般新聞に出たのですけれども、理事者側に聞かなければだめかなというふうに思って、子宮頸がんの俗に言う中学生ぐらいか、そのころから予防接種をすれば、何回だか、6万だか何ぼだかかかるという、それがよその自治体ではやっているところあるし、うちの自治体も考えないかなということでないかなというふうに私はとらえたのですけれども、その辺は理事者はどう考えますか。
(何事か呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 暫時休憩をいたします。

休憩 午後3時16分
再開 午後3時19分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 福祉課主幹、更科滋子さん。

〇更科福祉課主幹 ただいまの質問にお答えさせていただきます。
 子宮頸がんについてのワクチンについては、認定をされて、あるのですけれども、その効果ですとかワクチンの供給量ということについてはまだ不確定な部分が多くて、最近そういうことが広まってきつつある状況です。管内でもまだそうなのですけれども、当町としてもその効果ですとか、どういうふうに供給できるのかということを含めて今後検討していきたいというふうに考えています。
 以上です。

〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 大変話わかりました。ただ、新聞だとかテレビを見ますと、効果はかなり大だということを言われておりますので、その辺は理事者十二分に心に置きとめて、既にやっている自治体もあるので、担当のほうでなく、やっぱりこれは大事な話ですので、理事者の意見を求めたいと思います。

〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 勉強不足でまことに申しわけなかったというふうに思うのですけれども、効果が絶大だという大山委員のお話だそうです。我々もその裏づけをとりながら、今後検討していきたいというふうに思います。

〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。

〇室田委員 128ページ、委託料、大変先ほどから迷走的な質問をして申しわけございません。ここの中で特定健康診査等委託料が昨年から見ると約倍になっているのです、金額が86万というのは。それは、先ほど言われたような特定の健診の回数をふやしていこうというようなことからふえているのか、その辺ちょっと説明をお願いしたいと思います。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 委員おっしゃるとおり、そのとおりでございます。
(何事か呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 健診の数等、種類等、人数等をふやした形で委託するということで金額を増額してございます。
〇熊谷委員長 よろしいですか。
(「関連」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 関連ですか。関連を許します。
 6番、森淳君。

〇森委員 住民に直接かかわるので、要するに具体的に、では特定健診の部分がどういうふうにふえて、どういうふうに考えていますよというのは、せっかくの機会なので、多分室田さんもそれも聞きたかったのではないかなと思いますので、私のほうから伺います。

〇熊谷委員長 暫時休憩します。

休憩 午後3時23分
再開 午後3時30分

〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 答弁を、福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 大変失礼いたしました。今回のふえた原因につきましては人数なのですけれども、後期高齢者で生活習慣病を持っている方は昨年度は受けれなかったのですけれども、今年度から受けれるようになりましたので、その方の分を入れたということでございますので、よろしくお願いいたします。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 ちょっと確認なのですけれども、国保会計のほうで特定健診という名前が同じということで500万ほどつけていますよね。それとのかかわりというのは、そっちで実費をやって、検査料だけはこっちの会計で上げているということなのですか、それとは全く関係ないことですか。

〇熊谷委員長 福祉課主幹、更科滋子さん。

〇更科福祉課主幹 ただいまの質問にお答えしたいと思います。
 基本的に40歳から74歳の国保については、全部特定健診という形なのです。それで、ほかの事業者については特定健診の対象にはなりませんので、あとは事業所とかというところの健診になることになります。あくまでも国保で見ている分の特定健診は国保に入っている方と、それ以外についての40歳以下で見ているのが健康増進という形で一般会計で見ているのと75歳以上が後期高齢で見ているということになります。
(何事か呼ぶ者あり)

〇更科福祉課主幹 はい、そうです。一般会計で見ている分がそうです。

〇熊谷委員長 2番、伊藤昇君。

〇伊藤委員 予算の見方が下手なせいか、127ページ、健康管理センター運営費です。ここの1の報酬のところで昨年度予算で見ますと、保育士委託報酬という項がありまして、1,002万円が措置されておりますが、これが全然ないので、どこか回ったのかということと、もう一つ、7番の賃金のところで臨時保育士賃金というところが31万2,000円になっています。昨年は、これが121万2,000円となっていますが、これがいわゆるスタッフを合理化したのか、どこかへ回したのかちょっと。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
 予算の組み替えで、昨年は健康センター運営費に予算措置していましたけれども、22年度は民生費、社会福祉費のほうに移させていただきました。この分の経費なのですけれども、発達支援センターのにじいろの分の職員の報酬と賃金の分でございます。
 以上です。

〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。

〇船本委員 131ページお願いします。19節の負担金であります。この中の真ん中の合併処理浄化槽設置事業補助金422万9,000円、昨年から見れば170万くらいふえているのですが、下水道の接続のできないところは大いにこれはやっていただきたいと思うのですが、これやっぱりふえているのですか。そこら辺ちょっとまず。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 今具体的に資料見ていますけれども、ちなみに21年度につきましては実績が1基分しかなくて落ち込んでおります。5カ年なり10カ年の計画の中で一応見ていた基数ということでありますけれども、なかなか実績が計画どおりいっていないというところがございまして、14から20までの7カ年のトータルですけれども、22基ということですので、大体年平均3基ないし4基という設置基数ということであります。22年度につきましては、10基という形で予算を計上させていただいております。
(「関連いいですか」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 関連を許します。
 7番、駒井久晃君。

〇駒井委員 基数がふえたということは、以前に宣伝をやって、下水道の関係もあるものですから、大いにふやしてほしいということを要望したことがあったのですけれども、今年はそういう宣伝についても力を入れるというふうに解釈してよろしいのでしょうか。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 基本的には下水道のないエリアにつきましては、この合併浄化槽が唯一の水洗化ということでありますので、大いに国の補助と町の補助、両方出ますので、奨励をしているところでありますので、これからもPR、若干PR不足の感がありますけれども、積極的にしていきたいと思っております。

〇熊谷委員長 4番、磯野直君。

〇磯野委員 臨時事業費の一覧表の中の4ページの衛生費の中で5番目に廃棄物処理対策の中に最終処分場閉鎖事業とあるのですが、これはいわゆる最終処分場が満杯になったという意味なのですか。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 ただいまの質問にお答えをします。
 最終処分場閉鎖事業27万円でありますけれども、これはかつての産業廃棄物処理場、すなわち現在の高台の処理場でありますけれども、既にこちらについては当然一般廃棄物等の投棄はしておりませんけれども、一応その管理という形で委託をしております。これが年間委託料ということで27万と、土建協会ですか、建設協会が事務局を持っている組合に委託をしているということであります。

〇熊谷委員長 4番、磯野直君。

〇磯野委員 確かに委託料で27万で、閉鎖事業で27万、これ同じ意味だという、要するに閉鎖するのであれば委託料というのは要らないのではないかと思うのですけれども。

〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。

〇藤岡町民課長 お答えをします。
 閉鎖事業という名称でございますけれども、一応既にもう使用しておりませんけれども、不法投棄等に備えての監視ですとか、何らかの事故がないようにということの管理を兼ねて委託をしているということであります。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 126ページ、負担金補助及び交付金のところの天売焼尻救急患者搬送協議会補助金52万5,000円、予算説明資料で中身がわかりやすく書いているのですけれども、いわゆる緊急患者漁船使用補助、中身はこういうことなのだと思うのですけれども、現実に今ドクターヘリが配置されまして、非常に重篤な患者は優先順位の1としてドクターヘリを使うということになると思います。それ以外でこれを用意した理由、例えばヘリは飛べないけれども、船は行けるとか、そういうこともあるかもしれません。それ以外も含めて今回の予算づけに関して従来との、今までドクターヘリがないときとの兼ね合わせの中でいろいろと検討されたと思うのですけれども、そういう経緯も含めて今後どういう運用をしていくということを主体に置いてこの予算をつけたのかということをお伺いしたいと思います。

〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。

〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
 まず、第1次的にはドクターヘリということでございます。その後につきましては、順番にフェリー等になりますけれども、それでその状況すべてがだめな場合につきましては医師の承認のもと漁船等で搬送するということでございます。それで、今回につきましては、去年から天売につきましては10万円、それから焼尻につきましては7万5,000円という金額で変更してございますので、金額につきましてはこの金額で予算を上げさせていただいたということでございます。

〇熊谷委員長 6番、森淳君。

〇森委員 したがって、こういう緊急的に使うのは、あくまでも重篤な患者ということに限定するということで、例えば症状に合わせてヘリ呼んだり、漁船を使ったりということでは必ずしもないということでしょうか。

〇熊谷委員長 福祉課主幹、更科滋子さん。

〇更科福祉課主幹 ただいまの質問にお答えします。
 その場、その場に応じて選ぶということではなくて、先ほども課長のほうから申しましたように、優先順位は決まっているのですけれども、ドクターヘリに関しましては夜間の飛行ができないという制限もありますし、それから順番としてはヘリですとか、巡視船ですとかとあるのですけれども、気象状況等に左右されますので、どうしても運ばなければならないときについては今まで同様に建船をお願いするという形になると思われます。現実的にも今までもドクターヘリはございませんでしたけれども、ヘリ、巡視船というところではかなりの制限がされていて建船に頼る状況が続いております。現実的にも今年度については、実績では焼尻で2件、天売で1件という形で運んでおります。それで、ドクターヘリももちろん整備されているのですけれども、夜間がやっぱりできないということになりますと、昼間についてはそれなりの対応ができるのかと思われますけれども、今までと同様な形で建船に頼ってこの補助を続けていく必要があるというふうに考えています。
 以上です。

〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。

    ◎延会の宣告
〇熊谷委員長 お諮りいたします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
 したがって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。
 明日は、午前10時から本委員会を開会いたします。
 ご苦労さまでした。
(延会 午後3時43分)

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