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議会議事録(平成21年第5回定例会 6月18日)

議会議事録(平成21年第5回定例会 6月18日)

平成21年第5回羽幌町議会定例会会議録

〇議事日程(第1号)
 平成21年6月18日(木曜日) 午前10時00分開議

 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期の決定
 第3 諸般の報告
 第4 一般質問

〇出席議員(10名)
  2番 伊藤 昇 君
  3番 寺沢 孝毅 君
  4番 磯野 直 君
  6番 森  淳 君
  7番 駒井 久晃 君
  8番 船本 秀雄 君
  9番 大山 新太郎 君
 10番 熊谷 俊幸 君
 11番 室田 憲作 君
 12番 橋本 修司 君

〇欠席議員(1名)
 5番 高野 輝雄 君

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君
 副町長 本間 幸広 君
 教育長 山本 孝雄 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 監査委員 米澤 幸雄 君
 農業委員会会長 林 弘之 君
 会計管理者 大波 芳弘 君
 総務課長 石川 宏 君
 政策推進課長 柳田 昭一 君
 財務課長 品野 万亀弥 君
 財務課長補佐 江良 貢 君
 町民課長 藤岡 典行 君
 町民課主幹 永原 裕己 君
 福祉課長 鈴木 典生 君
 福祉課長補佐 熊木 良美 君
  福祉課主幹 野上 京子 君
 福祉課主幹 更科 滋子 君
 建設水道課長 西村 修 君
 建設水道課長補佐 三浦 良一 君
 建設水道課主幹 鷲尾 伸一 君
 農林水産課長 山口 芳徳 君
 商工観光課長 三浦 義之 君
 天売支所長 井上 顕 君
 焼尻支所長 安宅 正夫 君
 学校管理課長 水上 常男 君
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 浅野 勝彦 君
 社会教育課長兼公民館長 濱野 孝 君
 社会教育課社会教育係長 春日井 征輝 君
 社会教育課体育振興係長 杉沢 敏隆 君
 監査室長 工藤 孝司 君
 農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
 選挙管理委員会事務局長  石川 宏 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 長谷川 一志 君
 総務係長 豊島 明彦 君
 書記 富樫 潤 君

    ◎開議の宣告
〇議長(橋本修司君)  ただいまの出席議員は10名であります。
 定足数に達しておりますので、ただいまから平成21年第5回羽幌町議会定例会を開会いたします。
(午前10時00分)

    ◎町長あいさつ
〇議長(橋本修司君) 町長から議会招集のあいさつの申し出がありますので、これを許します。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 平成21年第5回町議会定例会の招集に当たりまして、議員の皆様におかれましては何かとご多忙 のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 この6月は絶好の観光時期でありまして、本町におきましても食による観光を目指し、平成19年に開発した日本海えびタコ餃子でありますが、1年目はスープ餃子、2年目は餃子カレー丼、そして今年は焼き餃子として年々グレードアップしております。観光シーズンの幕あけであります5月の連休には焼き餃子に注文が殺到し、高い評価をいただいておりますので、これからの本格的な観光シーズンに向け、さらなる売れ行き向上に期待をいたしております。また、自転車のエコツアーとして平成19年より実施しておりますツール・ド・天売&焼尻アイランドが3年目を迎えました。今月13、14日には本年1回目の事業が行われまして、30名の皆様が天売、焼尻の自然を堪能されており、スローライフを満喫する新たな観光事業として期待いたしております。
 農業につきましては、積雪量、気温ともに平年並みで経過し、早い時期での融雪となりました。4月から5月にかけては気温が平年より高く、作物は順調に育成しておりましたが、5月中旬の霜により若干の影響が出ていると伺っております。水稲は田植えが平年よりやや早く、播種後の経過は霜の影響を一部で受けたものの、その後は順調に推移しております。畑作は播種作業が平年より早く、生育も順調であり、春まき小麦も平年より早い生育で進んでおります。アスパラガスは平年より早い時期からの収穫となりましたが、霜の影響により約40ヘクタールで被害を受けております。しかし、その後は天候にも恵まれ、5日ほどで収穫量も回復し、安堵いたしたところであります。作物全体の生育は、平年より早目に推移しておりますが、5月に入ってからも朝夕の寒暖の差が大きく、降水量も平年よりやや少ない状況にあるため、その影響が懸念されますことから、今後万全な対策による順調な生育を祈っているところであります。
 漁業につきましては、主力のエビ漁を初めカレイ漁などが比較的順調に推移しましたが、盛漁期を迎え漁獲量は伸び悩んでおります。水揚げの状況でありますが、羽幌ではニシン、天売ではタラ、焼尻ではホタテが昨年を上回り好調でありますものの、全体の数値を5月末現在で昨年と比較しますと、漁獲量で85トン、漁獲高で9,600万円ほど下回っております。経済不況の影響を受けた魚価の下落が全魚種にわたって深刻な状況になっておりますことから、今後の一日も早い景気回復に期待を寄せているところでございます。
 公共事業では、懸案事業でありました特別養護老人ホームの改築工事が平成23年7月の完成に向け着工したほか、羽幌中学校の耐震補強及び大規模改修、道路改良工事、街路灯の補修なども着工いたしております。また、継続事業として下水道事業では、汚水管及び雨水管の整備、公営住宅事業では朝日団地に2棟4戸を建設の予定であり、公共工事が地域経済の活性化の起爆剤となることに大きな期待を寄せているところでございます。
 さて、本定例会に提案しております案件は、定期監査ほか報告が3件、補正予算に係る専決承認が1件、議案として平成21年度各会計予算補正ほか4件の合わせて7件であります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、招集のあいさつとさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) 次に、4月1日の人事異動により新たに課長となった職員の紹介を願います。

〇副町長(本間幸広君) それでは、私のほうから紹介させていただきます。
 まず最初に、農林水産課長。

〇農林水産課長(山口芳徳君) ご紹介いただきました農林水産課長の山口です。どうぞよろしくお願いいたします。

〇副町長(本間幸広君) 続いて、町民課長。

〇町民課長(藤岡典行君) 紹介いただきました町民課長、藤岡です。よろしくお願いいたします。

〇副町長(本間幸広君) 続きまして、商工観光課長。

〇商工観光課長(三浦義之君) 商工観光課長、三浦と申します。よろしくお願いいたします。

〇副町長(本間幸広君) 以上でございます。よろしくお願いいたします。

    ◎開議の宣告
〇議長(橋本修司君) これから本日の会議を開きます。

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(橋本修司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
   2番 伊藤 昇 君    3番 寺沢 孝毅 君
を指名します。

    ◎会期の決定
〇議長(橋本修司君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
 6月12日、議会運営委員会を開催しておりますので、副委員長から報告を求めます。
 議会運営委員会副委員長、大山新太郎君。

〇議会運営委員会副委員長(大山新太郎君) 報告します。
 6月12日、議会運営委員会を開催し、今定例議会の運営について慎重に協議をした結果、次のとおりであります。
 今定例会における提出案件は、報告3件、承認1件、議案4件、発議2件、都合10件、加えて一般質問1名2件となっております。議会運営委員会では、これらの案件を勘案の上、今定例会の会期は本日から19日までの2日間と決定しました。
 次に、審議予定について申し上げます。本日は、この後諸般の報告、一般質問の審議をもって終了といたします。明19日は、報告、承認、一般議案、補正予算、発議について審議をいたします。
 議会運営委員会では、本日程の中で議事運営が敏速に進行されますよう、議員各位の特段のご協力をお願い申し上げます。

〇議長(橋本修司君) お諮りします。
 本定例会の会期は、議会運営委員会副委員長報告のとおり本日から6月19日までの2日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、会期は本日から6月19日までの2日間と決定いたしました。

    ◎諸般の報告
〇議長(橋本修司君) 日程第3、諸般の報告を行います。
 本日の欠席届は、5番、高野輝雄君であります。
 次に、会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
 次に、地方自治法第121条の規定により、本定例会に説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付してありますので、ご了承願います。
 次に、監査委員から平成20年度2月から4月分まで及び平成21年度4月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、報告します。ご了承願います。
 次に、議員の出張報告を配付いたしましたので、ご了承願います。
 次に、各常任委員会から、閉会中の継続調査とした所管事項について委員長より調査の結果を報告します。
 最初に、総務産業常任委員長、伊藤昇君。

〇総務産業常任委員会委員長(伊藤 昇君)

平成21年 6月18日

羽幌町議会議長 橋本 修司 様

総務産業常任委員会委員長 伊藤 昇

所管事務調査報告書

本委員会は、調査中の案件について下記のとおり調査を終了したので報告します。

1 委員会開催日
 平成21年5月1日
 平成21年5月21日
2 所管事務調査事項
 (1)雇用促進住宅の対応について
 (2)定額給付金の申請・給付状況について
 (3)商工業の振興並びに雇用対策について
マル1地域消費活性化プレミアム商品券発行事業について
マル2通年雇用促進支援事業について
マル3企業振興対策について
 (4)港湾整備計画について
 (5)下水道計画の進捗状況について
3 調査結果及び意見  別紙のとおり

所管事務調査報告書

(1)雇用促進住宅の対応について(平成21年5月1日開催)

「概要説明」
 ・住宅を譲渡・廃止するとしていたものが3年間延長となった。
 ・新たな入居は認めず、現入居者のみ3年間入居延期となった。
 ・羽幌町としては3年の間に譲渡となれば購入を希望する考えを伝えた。
 ・購入に際し補修等の条件を話したが、現在持っている機能を高める施設整備は基本的には考えていないとの回答。
 ・本部との今後の話し合いによって引き続き譲渡となれば協議を進める。
 以上のような説明を受け、質疑に入る。

【質問】資料を読んでも、説明を聞いても延期する理由が明確でない。3年後の対応を含め補足的な説明はできないか。
【回答】派遣労働者の契約解除により社宅から退去されている状況が全国で多発し、その住宅を当面確保するため。その他の情報はほとんど入っていない。

【質問】新規入居を認めないことに対し、地域事情を説明し交渉する余地はあるか。
【回答】3年で退去する条件でも、新規入居は認めないと確認した。

【質問】派遣の関係により、今まで入居していた人が職を失っても退去しなくてもよいのはわかるが、他の求職者に対し住宅を有効活用して入居させるという点から考えると、役所のやることとしては意味不明である。
【回答】派遣切りのほうが住宅確保としての部分では入居は可能かと思うが、それ以外の新規の入居は受け付けないという感じの回答。

【質問】そういう説明をしなければ、特殊な事情がある者に対して新規入居は認める場合もある等、町民への対応は変わる。派遣切りで行き先がなく羽幌に帰ってくる場合はよいとか。派遣でなくとも急に会社が倒産して失業する場合もある。それらを含め機構とすり合わせが必要と思うが。
【回答】詳しく確認していなかった部分もあり、再度確認したい。

【質問】現入居者への対応だが、そのまま入居できるとの報告はあるのか。
【回答】入居者に機構側から伝えるということで聞いているが、現実に伝わっているかどうかわからない。

【質問】議会もオーケーし予算措置した、単純な従来のような雇用促進住宅と町とのかかわり合いではないと思う。入居者の対応として購入する前提に予算をつけた以上は町側からもそれらを確認したりする等、それなりの対応をするスタンスを持ってもらいたい。
【回答】機構からの通知文待ち、その内容を確認し検討していく。

【質問】この3年間はチャンスだと思う。粘り強く、補修箇所は直してもらう交渉が必要。今回新聞報道された内容について町から入居者に何の対応もしていない、入居者は不満を持っている。対応すべきではないか。
【回答】現在、修理等について機構からの回答待ちであり、回答あり次第委員会へ示し、入居者には機構と協議しながら対応していきたい。
※「上記の件について、開発機構から通知があり、5月27日町側から、入居者へ次の内容を説明したので付記する。雇用促進住宅羽幌宿舎については、譲渡の交渉は行えるとの回答を得ましたので、譲渡に向けて引き続き協議を行っていきます。」

(2)定額給付金の申請・給付状況について(平成21年5月1日開催)

「概要説明」
 ・4月30日現在で給付済み世帯は3,789世帯、対象世帯全体の94.9%で金額は約1億2,900万円を給付。
 ・未申請世帯は156世帯。
 ・今後の課題は未申請への対応や返納された通知の確認等。
 ・親族等も不明で、確認不可能と思われる方が7世帯7名、単身で2月以降死亡した方が4名、合わせて11名。
 以上のような説明を受け終了した。

(3)商工業の振興並びに雇用対策について(平成21年5月21日開催)

マル1地域消費活性化プレミアム商品券発行事業について
 ・町としてはプレミアム分1,000万円の85%を補助する内容。原資は地域活性化経済危機対策臨時交付金の充当を予定。
 などの説明を受け質疑に入る。

【質問】補助金の他町村の状況は。
【回答】増毛町80%、小平町100%、天塩町100%である。

【意見】商工会は商店だけのことを考えず、消費者のことも考え、発行時期を工夫してほしい。

【質問】この時期に商工会からの要請で実施するようにも聞こえなくもない。逆に言うと要望がなければやらないのかともとれる。商工会と連携をとりながら検討し、さらに、消費者のために独自に実施する姿勢を見せてもよいのでは。
【回答】町は消極的に一切働きかけをしなかったわけではない。当然商工会からの要請のときは、実施時期は具体的に考えていなく秋ごろと言っていた。既に他町村で実施しているし、もっと積極的に早い時期にどうかとの話し合いの中で6月補正、7・8月実施になった。決して町も消極的ではないことを理解願いたい。

マル2通年雇用促進支援事業について
 資料に基づき説明を受け質疑に入る。

【質問】国の緊急雇用対策で天塩町、遠別町が3年間臨時職員数名採用の記事を見たが羽幌町の対応は。
【回答】羽幌町に3年間の経費として699万9,000円の配分が来ている。今年は林務関係の事業を計画している。

【質問】何にでも使えるのか。
【回答】町直営・委託の2通りがあるが、町の雇用に関する部分であればよい。

【質問】採用方法は。
【回答】公募になる。ハローワークに登録し、求人の方法をとる形になる。

マル3企業振興対策について
 ・中小企業特別融資制度は改正内容を広報でわかりやすい表現で工夫し掲載した結果、利用率の向上が図られ4月は4件、5月も4件が確定した。
 ・宿泊施設内部設備改修資金は9月30日返済完了となるが契約期限が平成23年5月31日までとなっている。今後、制度の活用方法について内部協議の上商工会と連携をとりながら今年度中に方向性を決定したい。
 などの説明を受け質疑に入る。

【質問】商工会の懇談会でリフォーム・新築住宅等の補助。業務用水道料金が非常に高いので是正してほしい旨の要望をしたいと聞いたが、具体的に要望があったか。
【回答】リフォーム・新築住宅補助については、政策推進課で受理し現在検討中。水道料金については、商工観光課で受理し建設水道課へ回付した。

【質問】国の補正で再度地域活性化臨時交付金2億1,000万円が交付されるようだが、前回の交付金と同じように、ある程度自由に使うことができるか。
【回答】エコ関連や少子化等。ある程度項目があるが、その他の項目もあり、かなり網羅されるものと考えている。

【質問】使途の検討状況は。
【回答】4月11日以降の事業から該当。既存事業に振りかえはだめ。新規事業についてはあす(22日)緊急会議を開催し検討する予定。

【質問】昨日、参議院予算委員会で、地域が使いたいという事業に自由に使わせると答弁していた。使途の決定前に議会の意見を聞いてもらえないか。議員は町民の代表であり町民からいろいろな意見を聞いている。
【回答】財務課、理事者の考えがいろいろあるので、要望として理事者に伝える。

【質問】リフォームについては、単に建設業の振興だけではなく、若者の地元定着にもなる。これもチャンスの一つととらえてはどうか。
【回答】リフォームに関しては、今回の2億1,000万円を使うかは別として必要な事業であれば当然対応しなければならないと思う。

【質問】水道料金についても、企業の関係から商工観光課も課題としてとらえ関連する担当課が集まり、早急に検討する考えは。
【回答】4月の段階で商工会からも要請を受けており、商工観光課だけで対応できる状況ではないため関係各課が集まり検討する。

【質問】水道料だけではなく地元の企業に対する支援という方法を考えてはどうか。羽幌町全体を見て企業に対し何をしてあげられるか、そんなところから考えられないかと思う。
【回答】企業支援についてはいろいろな形があると思うが、なかなかこれが有効というものが思い浮かばない状況。今後、いろいろな人や議会からも意見を聞きながらよい方法を探っていきたい。
 以上のような質疑後、テーブルにきちんとのせることをお互いに確認し、終了した。

(4)港湾整備計画について(平成21年5月21日開催)

「概要説明」
 ・10次計画は23年度完成、24年度供用開始としていたが、開発局のヒアリングで町からの要望が盛り込まれ負担金もふえることから事業を1年延ばし平成24年完成とする計画等に変更したい。
 ・岸壁は高速船に活用、巡視船係留可能、漁港区の狭隘解消や緊急対応を可能にするなど、多目的漁港区として活用できる場として150メートルを町が要望。
 ・消波堤の新設、北突堤下部の改修工事。
 ・取りつけ道路は今年度中にルートを決定し報告する。
 などの説明を受け質疑に入る。

【質問】岸壁35メートルは高速船の絡みで論議されてきた。高速船があるかないかの中で一たん削ったが、また、高速船は存続するということで再度要望し直したという35メートルのことか。
【回答】国の机上の計算で115メートルで対応できるという開発の根拠がある。現在、沿海フェリーが利用している岸壁は180メートルくらいある。新しい中央埠頭は静穏度が悪くなる可能性があり、最低でも150メートル欲しいということから150メートル要望していた。

【質問】要望があったのであれば事業費が盛り込まれていなくとも事業費がかかることはわかる。その場合平成24年度までずれ込む可能性があるとはわからなかったのか。
【回答】ふえるとは考えられる。

【質問】1年延び、一番影響を受けるのは港湾を利用している漁業者、フェリー、漁協、その辺の協議は。
【回答】ヒアリング後に、沿海フェリー、漁協と相談し了解を得ている。

【質問】漁協は組合員に説明し、町から変更があったときは適宜説明をすることにしており組合側の説明と矛盾を起こしているという不満がある。大きな事業を抱え資金等の準備もある。このタイミングで1年延びるという中で漁協として納得いかない部分があったと思う。
【回答】漁協は事務所と荷さばき施設を計画し国の補助を要望している。漁協に行き今回事業費がふえた理由を説明し、理解を得たつもりでいる。

【質問】2条通りの取りつけ道路。ルートは未定とのことだが、供用開始が1年延びたが間に合うのか。今後の計画にない部分なので相手の理解、それはかつて言っているように町の持ち出しがほとんどないことでやれるということで来たわけだからその辺の確認をしたい。
【回答】道路関係は1年延びたから国直轄で要望したのではない。事業費は今の港湾整備計画の事業と別に考えないとだめかと思う。

【質問】港湾のための取りつけ道路、どちらにしても町道を使う。別の予算なら別の予算でもよいが、ルート変更で羽幌町が新たな事業として自分たちの事業としてやる可能性があるということか。
【回答】当初は既存の道路を利用する考えでいたと思う。開発等には中央埠頭取りつけ道路だから町道についても直轄でと要望しても、町道は町の管理だから直轄事業にならない。

【質問】2条は難しいという話の中で新たに町道の単独事業としてやるとなれば物すごい財政的負担等になると思う。
【回答】予測はかなり大きいと思う。

【質問】2条通りは大型車両の利用は可能なのか難しいのか。
【回答】下水道工事後、ゆがみがひどく補修したが、またゆがみが出るし、下り坂もある。2条通りを使わず、もう少し金のかからない安全に国道につながるルートを検討したい。

【意見】ルートは限られている。できるだけ早く検討し委員会に報告してほしい。一番心配なのは、大がかりな町道の補修となったときに予算の問題、24年度完成できるのか。1年延びるが時間の余裕と思わず進めてほしい。
 以上のような質疑をし、終了した。

(5)下水道計画の進捗状況について(平成21年5月21日開催)

「概要説明」
 ・下水道計画は、平成6年に許可を受け現在に至っている。
 ・14年浄化センターとともに供用開始、都市計画や用地変更等により下水道計画を見直し、現在に至っている。
 などの説明を受け質疑に入る。

【質問】受益者負担の未納件数・金額及び徴収猶予の理由と期間は。また、排水設備補助制度の見直しの考えは。
【回答】1点目は、後ほど調べ報告する。2点目の排水設備補助制度の見直しは、普及率を上げるため考えなければならない。今考えているのは、ミックス事業で普及率を上げなければならないこともあり、時期は未定だが内部的に検討している。

【質問】見直しを考えていることは理解する。補助期間が経過した人のことを考えると難しい部分もあるが、それらを含め即検討し実施していただきたい。
【回答】補助が切れて接続している人が毎年何件かある。遡及する必要はあるとも考えている。それらの対応も含め検討したい。

【質問】現時点でのミックス事業について説明願いたい。
【回答】ミックスは3町村の一部事務組合でし尿処理している。それらの経緯から広域で取り組む。21年度に事業の対象となるよう道と協議している。いずれにしても、普及率50%確保という条件があり、接続率向上の計画等、道からシビアな資料等を求められている。

【質問】衛生施設組合の議員でもあり、組合議会で正式に質問したが、文教厚生委員会での説明と大幅に内容が違っている。町側と話が通じていないのか心配がある。
【回答】ミックスはし尿をどうするかとの問題から始まり、それに沿ってコンサルに発注し検討したが、採択要件の2分の1にならないことがわかり、その段階で施設の老朽化の問題も含めていくと単費のほうがよいのではという方向性が出た。道では要件を満たせば町の裁量でやっても問題はないが、施設、用地に補助が入っているため無断使用となる。その辺の整理が必要と言われていたが、担当者が4月に異動し、その後確認したが、簡単にはいかないと変わった。道としてはまず補助の道を探り、補助制度がなければ町単費で検討してはという言い方で、条件としては、苫前・羽幌の普及率を上げる工夫が必要。羽幌町として水洗化率を上げる方法の整理をした資料を求められている。

【質問】単費でやるという説明は組合議会では全くなかった。ただ、事業主体は羽幌町になる、苫前、羽幌の共同事業にはしない。羽幌町単独事業で、苫前町に使用料をもらってやる等混乱しながら聞いていた。2月から4月にかけて変わったのか。
【回答】羽幌町単独でどうのこうのの話はしていない。ただ、広域とならなければ単独でも、施設組合の延命処置が限界であれば単独でもやる等、当初からそういう話はしていた。
 以上のような質疑をし、終了した。
 以上、総務産業常任委員会の所管事務調査報告といたします。

〇議長(橋本修司君) 次に、文教厚生常任委員長、駒井久晃君。

〇文教厚生常任委員会委員長(駒井久晃君)

平成21年6月18日

羽幌町議会議長 橋本 修司 様

文教厚生常任委員会委員長 駒井 久晃

所管事務調査報告書

本委員会は、調査中の案件について下記のとおり調査を終了したので報告します。

1 委員会開催日
 平成21年3月30日
 平成21年4月21日
 平成21年5月26日

2 所管事務調査事項
 (1)特別養護老人ホーム改築計画について
 (2)羽幌小学校改築について
 (3)給食センターの管理運営について
 (4)羽幌中学校プール開放の中止について
 (5)特別養護老人ホームの管理運営について
 (6)羽幌保育所改築計画について
 (7)新型インフルエンザへの対応について

3 調査結果及び意見 別紙のとおり

所管事務調査報告書

(1)特別養護老人ホーム改築計画について(平成21年3月30日開催)

 〇福祉課より進捗状況等について説明を受ける。
 ・実施設計の段階で予算的な面で変更になった点が出た。
 ・当初一括発注、11月の段階で分離発注と話をしていたが、最終的に一括という形で発注を考えている。

 〇建設水道課より入札等について説明を受ける。
 ・発注方法は、建築、電気、機械設備等3カ年で21年から23年度までの継続事業。外構工事は23年度に発注する継続事業として予算計上した。
 ・継続事業とした理由は、一括発注することでマル122年度以降の工事工程の計画等を立てやすい、マル2次年度工事の資材調達ができる、マル3作業効率等が図れる、また、次年度以降の工事について事前打ち合わせ等が可能となる、 マル4瑕疵責任の明確化、マル5諸経費等の軽減が図れる等がある。
 以上のような説明を受け質疑に入る。

【質問】経費軽減のため一括発注すると受けとめた。分離発注と一括発注の経費の差益は出したのか。またその額はどの程度か。
【回答】契約金額が大きくなると経費のパーセントが少なくなる。契約額が小さくなると経費のパーセントの比率が高くなるということ。金銭的にはわからない。

【質問】暖房の燃料は何か。
【回答】熱源は灯油とした。

【質問】検討した結果、灯油が一番経済的との判断か。
【回答】比較検討した結果である。

【質問】暖房だけではなく、電気を含めコージェネレーションという形にしたときの比較はしたか。
【回答】ガスにした場合、皆同じ状況で納入できないというところも1点ある。また、ガスタンク設置に係る費用をどちらで持つかによってもガス単価が変わってくる。それらも含め比較検討した結果、灯油のほうが安いという結果である。
 以上のような質疑後、委員会として了承し終了した。

(2)羽幌小学校改築について(平成21年4月21日開催)

 〇担当課より資料に基づき説明を受け質疑に入る。

【質問】平成24年度から始まる総合振興計画で計画し実施とあるが、いつからやるのか明確ではない。建築前の準備期間も3年くらい必要と思うがどう考えるか。
【回答】前段として耐力度調査、基本・実施設計等諸々で3年くらいは必要と思うが、実施時期については教育委員会だけで決められることではないと思う。町長部局と協議したい。
 以上のような質疑をし、終了した。

(3)給食センターの管理運営について(平成21年4月21日開催)

 〇担当課より資料に基づき説明を受け質疑に入る。

【質問】未納の理由は。
【回答】徴収義務は学校にあるため確認していない。

【質問】未納者へは教頭から連絡となっている。請求は学校からか、それとも給食センターの担当からか。
【回答】羽幌町は学校が対応する形になっている。

【質問】食材の地場産品利用について調査研究できないか。
【回答】現在でも物によっては50から十数%地場産品を使っている。漁協関係については直接仕入れることは難しく、また、細菌等の関係から検査機関を通じなければならない。野菜関係は形等にこだわっているわけではないが調理する段階で非常に手間はかかると思う。物自体を納めているルートはなかなかない。曲がったものは「はね品」となってしまうが扱っている業者等探してみたい。
 以上のような質疑し、終了した。

(4)羽幌中学校プール開放の中止について

 〇担当課より資料に基づき開放中止に係る経緯の説明を受ける。
 ・平成20年度の羽幌小学校は6月から9月までの開放で1,690人。
 ・平成20年度の羽幌中学校は6月から9月までの開放で289人。
 ・平成21年度より授業としては使用するが、一般開放しないこととした。
 以上のような説明を受け質疑に入る。

【質問】利用者が減少した理由は。また、中止に伴う町民への周知は。
【回答】オロロンライントライアスロン大会が中止された時期と重なっている。大会参加者が水泳練習のため利用していたのではと感じており、このあたりが影響していると思う。昨年体協にイベントの開催を依頼し、水中エアロビクスを実施したが利用が伸びなかった。いろいろな形でやってきたが利用者は少なくなってきている。施設的には採暖室はないが温水シャワーもあり問題ない。町民への周知はいろいろな形でできるだけ多く行っていきたいと考えている。

【質問】夏休み中も一般開放しないのか。
【回答】開放する考えはない。羽幌小学校のプールを利用していただきたい。

【質問】25日間何も使用せず水をため浄化装置を稼働させるのか。
【回答】休み期間中どういった形にするか、水を抜いてしまうのか、そのままがよいのか検討中であり、そのあたりについても業者に話を聞き検討する。
 以上のような質疑後、委員会として夏休み中の対応をいろいろ検討するように意見を付して終了した。

(5)特別養護老人ホームの管理運営について(平成21年5月26日開催)

 〇アンケート調査結果等について担当課より説明を受ける。
 ・現在110床中109名の入居者に対し社協がアンケート調査を実施。
 ・結果はユニット希望18名、多床室84名、どちらでもよい7名であり、現状でユニットでもよいという方は25名になる。ユニット60床中、現段階で35床が埋まっていない状況。
 ・主な理由、ユニット希望者については、「残り少ない人生を新しい居住で」、「説明会で個室導入の考え方に共感した」等で、多床型希望は「寝たきり状態のため」、「ユニットに入ると負担がふえる」等であった。
 ・社会福祉法人等による利用者負担額軽減制度を使いたいとし、町もその軽減は行うとして理事者とも協議は調っている。
 以上のような説明を受け質疑に入る。

【質問】多床を希望する理由、最大の原因は費用負担と思うが、町としてはどうか。
【回答】費用の問題が一番だと理解はしている。費用負担における助成については国の制度に基づく減免措置を行う。

【質問】社会福祉法人等による利用者の負担軽減制度、社会福祉協議会の関係者から対象者の条件、金額的に大変と聞いた。実際に社会福祉協議会がやろうとしたときに町側は協力できるのか。
【回答】年収が150万円以上ある場合に減免要件から外れてしまうが、ユニットにおける負担はある程度できると考えられる。このような方に助成すると過度な補助施策になると思う。福祉施策全体を見て、もう少し詰めないと判断できない。

【質問】お金の部分で説明しても個室が余った場合どうするのか。
【回答】それについてはいまだはっきりした町の考え方が出ていない。基本的には社協のほうでまず個々に話を聞いてもらい、それでもだめな場合は町と社協で協議する。

【質問】何でも町がやらなければだめだという考えを持つ必要はないと思う。ゆとりのある者については、それなりの負担をしてもらい、ゆとりの全然ない人にはそれなりに町が考えればよいと思う。
【回答】そう考えている。

【質問】町長が言った低所得者の減免できる部分、それから社会福祉協議会がやろうとしている部分、これをドッキングして、早く最低限のところの結論を出さないと、30以上進まない。できる部分、公平感、町長が言ったこと、協議の期限を決め進めていただきたいと思う。
【回答】補助の要綱等をつくっている最中。最低でも9月議会に提案しないといけないので、その前に議員にはお知らせしたいと考えている。
 以上のような質疑をし、終了した。

(6)羽幌保育所改築計画について(平成21年5月26日開催)

 〇担当課より資料に基づき現在までの経緯等について説明を受ける。
 ・昨年5月8日開催の常任委員会での説明から変更はない。
 ・検討委員会では旧役場跡地を候補地として常任委員会で説明していると思うが、場所の特定については、保育所だけではなく他の事業もありいまだ町としては場所を決定していない状況である。
 ・基本的には保育所を建て替えするが、かなりの金額がかかるので他事業の経過も含め、もう少し検討しなければいけないという考えである。
 以上のような説明を受け質疑に入る。

【質問】以前の委員会で検討委員会の中間報告がされている。その時点で5年と言っており急がなくてはならない。改めて今後どう進めるのか。
【回答】改築の必要性は認めている。あとは財源と時期だと思う。できる限り早く検討を進めたいと思っている。

【質問】町としてどうしたいのか。例えば小学校の問題もある、中学校と一緒に建てたほうがよいのでは等、また、検討委員会の課題もある。それらを総合的に検討し、どうしたい、財政的な裏づけ等きちんとある程度の方向をつけて議論しないと同じところを空回りしている。できるだけ早く提示していただきたい。
【回答】そのとおりと思う。
 以上のような質疑の後、担当課に財源を探す必要性を提案し、担当課として話を進めるよう委員会の意見を付して終了した。

(7)新型インフルエンザへの対応について(平成21年5月26日開催)

 〇担当課より経過、道立羽幌病院で開催された会議について説明を受ける。
 ・5月1日に対策連絡会議を立ち上げ、2回目を5月25日に開催した。
 ・基本的には保健所が対応。町の役割は保健所と連携し保健所の指導に基づき対応する。
 ・留萌保健所管内新型インフルエンザ対策専門会議を設立。
 ・基本的には弱毒性であるため例えば離島で患者が出た場合は基本的に診療所で受診、疑いがあればタミフルを投与する。普通のインフルエンザと同様の対応をしてほしい。
 ・動線を分けられるように、受診前の電話連絡について周知依頼があった。
 ・北海道にはいまだ入ってきていないため観光客をとめるわけにもいかない、現状でいくしかない、何かあった場合には留萌保健所管内新型インフルエンザ対策連絡会で調整をとりながら対処していこうという話だった。
 以上のような説明を受け質疑に入る。

【質問】初山別村では保健師が村内数カ所で説明会を開催し説明していると聞いている。過度にはならなくてもよいが、国も道も対策会議をやっている。それを受けて町民に対する町の責務あると思う。どう考えるか。
【回答】保健所とのやりとりの中で、過度にならず普通のインフルエンザと同じ対応をと言われている。羽幌町は町ホームページに掲載している。来月の広報にも載る。

【質問】団体なら後から追跡できるが、一番心配しているのは フェリーで入ってきた場合。違法でないため乗船名簿をとっていない現状である。もし何かあったときに困ると思う。町からフェリー会社へ乗船名簿をとってほしいと要請すべきだと思うがどうか。
【回答】少し考えさせてほしい。

【質問】離島だけではなく宿泊施設、羽幌にもある。できればそういうところに患者が出たときの対応やふだんの消毒等の対応方法を旅館組合等を通じて文書で周知できないか。
【回答】保健所からの特別な指導等確認して今後連絡するようにする。
 以上のような質疑をし、終了した。
 以上、文教厚生常任委員会の所管事務調査報告といたします。

〇議長(橋本修司君) これで諸般の報告を終わります。
 暫時休憩いたします。

休憩 午前10時59分
再開 午前11時10分

〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

        ◎一般質問
〇議長(橋本修司君) 日程第4、一般質問を行います。
 通告は、8番、船本秀雄君、1名であります。
 それでは、発言を許します。
 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) それでは、私から2点質問いたします。
 まず、第1点目は、民間住宅リフォーム工事費、下水道排水設備を含んでの補助金についてであります。我が国は、アメリカの金融、経済危機に端を発した100年に1度の不況が広がり、新聞やテレビ等では景気悪化を示す記事が繰り返し報道され、ここ数年は厳しい経済状況が続くことが予想されます。羽幌町においても、少子高齢化と人口の減少、さらには企業の倒産、縮小等で従業員の解雇など、雇用不安が広がっております。このような経済情勢の中、町民の皆さんの景気や生活に対する不安を取り除く政策が必要不可欠であります。私が提案いたしますのは、民間住宅リフォーム、下水道排水設備工事費の助成であります。これまで年間20件近くの新築住宅も昨年は7件と減少している状況であります。新築住宅の建設も残念ながら余り見込めない状況から、当面リフォームの需要を促進し、経済的自己負担を軽減するなど、地域経済の活性化対策について提案し、質問いたします。
 1、民間住宅リフォームに係る費用の一部を助成する制度を設け、住宅リフォームを促進し、もって快適な住環境の整備並びに地域経済の活性化を図ってはどうか。
 2、公共下水道整備は町民の環境衛生の向上、公共水域の保全を目的に平成7年度から本格的な工事が始まり、平成14年度から整備完了地域から随時供用開始となり、全体計画の普及面積、整備率も81.7%に達し、市街地域はほとんど終了し、郊外の一部を残すのみとなっております。一方、水洗化率は45.9%と市街地域の半分以上が未接続であります。排水設備工事に係る補助金は、その下水道整備が完了した区域ごとに翌年から3年以内を限度に排水設備工事を完了した方に補助金を交付されてきました。しかし、市街地域の大半はその補助期間が経過しております。現在3町村で検討されておりますミックス事業、汚水処理施設整備の補助採択基準の関係からも、水洗化率の向上に努めなければならないことから、排水設備の補助制度を見直し、住宅リフォームに合わせリフォーム需要を掘り起こし、下水道の早期普及を図ってはどうか。

 次に、2点目は、肺炎球菌ワクチン接種費用の助成についてであります。我が国での肺炎による死亡率は、死因の第4位を示しております。その背景には、人口の高齢化が進んでいることによるもので、65歳以上を超えると肺炎による死亡率が急に高くなる傾向にあると言われております。肺炎は大変怖い病気の一つで、本来なら元気に暮らしているところが、肺炎にかかると非常に不幸な結果にもなりかねません。肺炎を引き起こす菌は多様であり、その中で最も頻度の高い肺炎球菌による肺炎の80%が有効で安全性も高いとされていることから、近年ではワクチン接種による予防の有効性が見直されております。接種回数は、我が国では一生涯に1回のみで5年以上の免疫効果のある非常に有効性が高いワクチンであると言われております。肺炎球菌ワクチン接種は、予防に重視した、これからの医療方針にかなった有効手段であり、医療費の軽減につながることから、予防接種料金の一部助成制度を設けるべきと考えますが、町長はいかがお考えかお伺いいたします。
 以上、質問いたします。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 船本議員のご質問にお答えをいたします。
 1件目の民間住宅リフォームに係る費用の一部を助成する制度についてでありますが、本町におきましてもここ数年厳しい経済状況下に置かれ、企業の倒産や縮小など、地域住民の雇用や生活に対する不安が増してきております。その一端として、民間住宅の新築等の竣工状況を見ますと、平成15年から17年度の3カ年で新築87件、増築17件であったものが、平成18年から20年度の3カ年では新築31件、増築7件となり、新築で56件、増築で10件と大幅に減少いたしております。道内における住宅建設等に対する支援制度は、平成19年度で36市町村が実施しております。このような中、本町における経済情勢や高齢者世帯の増加等を考えますと、今後住宅の新築や増築件数の伸びは期待できる状況にはなく、一方老朽化に伴う住環境を維持するため、簡易なリフォームが増加するものと思われます。一向に地域経済の回復が進まない中、リフォームに係る費用の一部助成は民間住宅の環境整備と経済的負担を軽減するとともに、リフォーム需要を促すことによる町内建設産業の振興にもつながり、町の活性化を図る上でも効果的な施策の一つと考えられます。個人に対する補助金のあり方や町の財政状況等を踏まえながら、平成22年度からの実施に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、下水道排水設備工事に係る補助制度の見直しについてでありますが、本町の下水道事業は平成6年度に事業認可を受け、平成7年度より本工事に着手し、現在に至っておりますが、汚水管渠が整備され、下水道に接続が可能となった地域の皆さんに対しましては、これまで年度当初において接続が可能となった旨を公示するとともに、広報紙等で周知してきたところであります。また、下水道の早期普及を図ることを目的として創設した水洗便所改造等補助金につきましては、下水道に接続可能となった年から3年以内に排水設備工事を行った方にその費用の一部を補助するものであります。補助制度の見直しにつきましては、汚水管渠の整備が平成22年度をもっておおむね終了する予定でありますことから、補助対象期間が終了となる平成25年度までに見直しを行いたいと考えております。見直しに当たっては、未接続世帯のニーズを的確に把握した上で検討し、水洗化率の向上に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

 2件目の肺炎球菌ワクチンの接種費用の助成についてでありますが、羽幌町では予防接種法に基づき乳幼児及び学童に対しジフテリア、破傷風、百日ぜき、麻疹、風疹、ポリオ、BCGを全額公費負担で、また65歳以上の高齢者に対しましては自己負担1,000円でインフルエンザ予防接種を実施しております。ご質問の肺炎球菌ワクチンの予防接種は、我が国では昭和63年から予防接種法に基づかない任意の予防接種として実施されておりましたが、旧瀬棚町が平成13年に国内で初めて肺炎球菌ワクチン接種の公費助成を始めてから平成20年9月現在では全国で77市区町村が公費助成を行っていると聞いております。このワクチンは、主に65歳以上の高齢者を対象に接種され、接種後5年間は効果が持続されますが、再接種は副作用を考慮し、我が国では一生涯に1回の接種となっております。予防接種法の未対象疾患である肺炎球菌について、国の予防接種に関する検討会がまとめた中間報告では、肺炎球菌は有効性、安全性、費用対効果等の研究を進め、さらに知見を収集することが前提となるとの報告がなされております。羽幌町といたしましては、今後の国の予防接種対策の動向を踏まえ、総合的に判断してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上、船本議員の答弁とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) これより質問、答弁の時間は30分以内となります。
 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) それでは、1点目のリフォーム助成制度でありますが、現在多くの市町村が地域経済の活性化対策として賃貸住宅建設への助成や住宅リフォーム助成制度を設け、活性化を図っております。今我が町でも少子高齢化が進む中、これまで子供たちが高校、大学を卒業し、そのまま都会への企業へ就職し、安定した暮らしの中で100年に1度の経済危機に及び、企業の倒産、リストラなどでやむを得なく地元の実家へ家族とともに帰郷してきた方が何世帯もあると伺いました。その人たちは、一時実家に住んでおりますけれども、住宅を改造、リフォームしなければ子供たちの部屋がなく、暮らしていくことができないという状況であります。私は、このような人たちのためにも、リフォーム助成制度を設けることにより若者の定住促進を図ることができ、さらには地元中小零細企業の活性化になると思います。町長のお答えでは、平成22年度から実施に向け検討したいとのお答えでございますけれども、実は検討というのはやらないという検討なのか。あるとき私は言われました。検討するといったら、やらないということが検討なのか。私はそうではないと信じておりますが、22年度実施するとなりますと、速急に検討に入らなければ間に合わないのではないかと思いますが、もう既に検討の準備を進められているのかどうか、その点お答えをいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 検討という意味のこと、どういうことなのだと、具体的なことを申し上げてくれということかというふうに思いますけれども、この住宅のリフォーム、いわゆる定住促進だとかという観点からだとか、さまざまな考え方の中で以前にも質問を受けておりますし、商工会のほうからも要望事項として受けております。そんな中で、以前から、いわゆるどういうものなのかということ。また、道内の普及率、全国の普及率、またその検証した結果どういうことなのかという検討を今まで続けてきております。ただ、今回の船本議員の質問でございますけれども、私がこの制度で一番大事なことは、やはりその効果ということだというふうに思います。その効果の一つ一つが今議員がおっしゃられたような若者の定住というところまでいくものなのか。また、一般的な状況下の中で本当に、いわゆるリフォームというのでなくて、維持補修的なものでいいのかと。いろんな見方というのはあろうかというふうに思います。それらも含めて、この制度が有効に使われるということ、費用対効果が出る、また個人に対する補助制度でありますので、そんな中からもどの程度がやはりその効果をもたらすことになるのかという検討を今進めております。やはり我々もいい悪い、効果があるないということも含めながら、十分にやらなければならないというふうに思っております。検討ということは、そういうものを含めた中での次年度へ向けて進めていくということであります。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) 現在我が町の大型公共施設整備事業が進む中で、財政状況も非常に厳しい状況になってくるということは十分理解をしておりますが、今回幸いに国が経済危機対策を具体化する目的で地域活性化・経済危機対策臨時交付金というものが羽幌町に2億1,000万が交付されるというように伺っております。国では、地球温暖化、エコ関係、少子高齢化社会への対応、安全、安心の実現、その他将来に向けた細かな事業を積極的に実施できると言っておりますので、この臨時交付金の一部を基金に積み立てて実施する方法もあろうかと思います。町長は、町政執行方針で元気なまちづくり、暮らしやすいまちづくりを進めると述べておりますが、今我が町に必要なのは、地域の景気を刺激する施策を進めることであります。そのためにも、ぜひ22年度から実施すべきであることを申し述べ、次の質問に移ります。
 次の質問は、羽幌町の下水道整備も平成7年度から始まりまして、平成20年度末で単独事業を含め総事業費約100億円、うち2分の1は補助、残りは起債であろうと思いますが、事業費を投入して認可計画の普及面積、整備率は、これは認可計画でありますけれども、85%に達しております。平成14年度から供用開始し、丸7年が経過いたしましたが、水洗化率は残念ながら昨年度末で45.9%と。整備面積の約半分近くであります。そこで、町長は町政執行方針で水洗化率向上に向けたPR活動を積極的に行うと述べておりますが、具体的にどのようなPR活動を行い、その効果はどうだったのかお答えをいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 水洗化率向上ということでのPR活動ということですけれども、一般的には接続可能になったというところで、その地域、限定された地域ということになりますので、その方たちに広報を通じたり、また一般的にはずっと続けている継続事業の中での次の地域、次の地域というぐあいにいきますので、そういう意味ではその流れの中で周知をしているということであります。ただ、PR活動とともに必要な我々が考えていかなければならないというのは、やはり状況によってつながれない方の意識と申しますか、どういう状況の中で接続が進まないのかということが一番の大きな問題ではないのかなというふうに思います。そんなこともこれから、ある意味では風潮的には耳に入ってきますけれども、現実の問題としてそういう調査をしたことはございません。そんなことも含めながら、やはり接続率の向上ということにこれからも努めていきたいというふうに思っております。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) 今町長からお答えいただきましたけれども、どうもPR、本当にPRというように私はとれません。かつて留萌市がなかなか水洗化率の進まなかった時代がありました。そのときには、職員がみずからそういう接続のされていない家庭を訪問しまして、どういうことでつけれないのか。経済的につけれないのか、接続できないのか、あるいはまたほかの理由があるのか、いろんな方法を考えながらPRしてきたというお話を聞きました。今町長からお答えをいただきましたけれども、今の率、これは私はちょっと低過ぎるのではないかと思いますので、ぜひひとつ担当課のほうで大いにPRをし、また個々のいろんな問題もありますから、そういう調査も含めながら水洗化率向上に向けて頑張っていただきたいと思います。そのPRについては、そういうことで私はします。

 それから、水洗化率の45.9%、約45%と伺いましたけれども、例えば特別養護老人ホームの入所者、これ1人1世帯としてカウントする方法を採用して約46%となっているわけですが、この特老を1施設としてカウントした場合、まだまだ少ない数値ではないかなと思われます。このカウントの仕方は、決して間違いではない。水洗化率の出し方としては、これはこういう施設については1人1世帯としてカウントするということになっていますから、いいよということになっていますから、これは間違いではないのですけれども、実際に、それでは羽幌の町の一般住宅、会社の事務所等を含めた件数となりますと半分以下、まだ排水設備を行っていないことになるわけです。これまでに莫大な事業費を投入してきたわけでありますから、速急に水洗化率の向上を図っていただきたい。さらには、お答えにもありましたけれども、現在計画中のミックス事業の採択基準からも水洗化率向上に向けた施策を打ち出さなければならないと思うものであります。町長のお答えでは、補助対象期間が終了となる平成25年度までに見直す考えだと伺いましたけれども、既に補助期間が経過した方々が排水設備工事を行った場合、その方々に遡及し、さかのぼって補助しなければならないと私は思います。何年か先に補助金をもらうよりも、工事費を支払うときに少なくても補助されたほうが経済的にもどれだけ助かるかわかりません。町長も25年までに見直す考えであれば、排水設備を行おうとする方々の経済的負担を軽減するためにも一年でも早く排水設備の補助制度を見直すべきと考えますが、改めて町長のお考えをお伺いします。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) このことにつきましても、やはり接続率の向上ということでさまざまな部内では論議を重ねてまいりました。今回の答弁でお答えしたというのが今の我々の結果、結論なのでありますが、やはり一回り終わるめどがつく、おおむね終わるという時期をめどにして考えようということで、考え方としてはそれ以前から調査だとかということは入るというふうに思いますけれども、そんなことの中で制度として熟成されたというか、そんな住民の方々に接続率の向上と、またそのことによって何かしらの接続をためらっているといういろんな方々の考え方というのも吸い上げながら制度として取り組んでいきたいというふうに思っております。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) それでは、もう少しここら辺でお聞きしたいのですが、例えば24年でも25年でも見直した場合に、補助の切れた間にやった場合には、先ほど申しましたけれども、遡及、さかのぼって補助をするという考えがあるのかどうか。

〇議長(橋本修司君) 建設水道課長、西村修君。

〇建設水道課長(西村 修君) それでは、私のほうから答弁させていただきます。
 今船本議員おっしゃったとおり、早い時期に未接続者約1,600戸ぐらい、その未接続者等の接続しない理由等を把握しまして、何が一番効果的な普及方法か、そういうのを一番最初に把握に努めていきたいと思います。それで、どういう方法が今後未接続者、きっと一番考えられるのは、一番多いのは高齢者とか低所得者でひとり住まいとか、そういう者だと思うのですが、今の未接続者の現況を把握して、その後どういう普及方法がベターなのか検討したいと、そういう順序立てて実施したいと考えております。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) 水洗化率向上に向けて、町長から今お答えいただきまして、私も納得いたしました。
 それで、今私が質問いたしましたのは、もう切れた方々、この間に切れた方々が接続を整備をした場合に補助金をさかのぼってするのか、遡及して払うのかという私質問したつもりでおります。それで、この場は数字だとか小さい話は委員会なり担当課長にお聞きすればいいわけでありますから、私はこの場は本会議は政策論議の場だと思っておりますので、ぜひ町長からお答えをいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 過去にさかのぼって遡及するのかということでありますけれども、はっきり言っていろんな状況ができ上がってくるのかなと。不公平感だとか、さまざまな論議になる状況になるというふうに思います。ここでするかしないかということは返事はできませんけれども、こういう状況を含めながら検討していくということで答弁させていただきます。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) そういう遡及も含めて、今後一日も速急にひとつ見直していただきたいということを申し上げまして、2点目の質問に移らせていただきます。
 2点目は、肺炎球菌ワクチン接種費用の助成についてでありますが、日本人の死因は第1位ががん、2位が心臓病、3位が脳卒中、肺炎は4位であります。特に高齢者の肺炎の最大の原因は肺炎球菌によるものでありまして、高齢者はインフルエンザなどをこじらせて肺炎になることが多く、約1万5,000人以上が毎年肺炎で亡くなっております。高齢者の慢性肺疾患患者にインフルエンザと肺炎の両ワクチンを接種すれば、入院を63%、死亡を81%減らすことができると言われております。また、肺炎ワクチンとインフルエンザワクチンを併用すると予防効果が高くなるという報告がされております。ただし、日本の予防接種法ではインフルエンザとは2週間以上期間をあける必要があると言われております。アメリカでは、65歳以上の高齢者の接種率は50%を超えております。インフルエンザの接種率とほぼ同率だと言っております。このようにアメリカを初め、世界の多くの国では肺炎球菌ワクチンが65歳以上の高齢者やハイリスクの方々を中心に接種されております。そういう意味では、日本はおくれていることになりますが、これはアメリカの厚生省、疾患管理センターが推奨しているからであります。また、日本では一生涯に1回しか接種できないことになっておりますが、アメリカでは現在再接種、5年間以上間をあけまして、2回目まで進めているという状況であります。高齢者の方々の肺炎を予防するための重要なワクチンでありますことをご理解いただくためにも、再度町長のお考えをお伺いいたします。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 答弁でお答えしたとおりであります。私は、このワクチンについては新聞でちょっと見て、初めて知識として何となくわかってきたと、勉強したということであります。アメリカでの結果、実情、そして日本の実情ということでイコールで考えることもなかなか難しいことではないのかなというふうに思います。いわゆる一般的に薬事法の絡みからいっても、日本国外で使える薬が日本では使えないとかとさまざまな状況があるわけでありまして、ただし肺炎球菌ワクチンの接種ですけれども、お答えいたしましたけれども、全国で77市区町村だと。この数字というのは一体何なのだろうかなと、素直な気持ちで全国の市町村の実施数字というものをちょっと考えてみました。ただ、基本的には、やはりそれが本当に効果のあるものなのか、必要なものなのかという論議、専門家の論議ではないのかなというふうに思います。そんなことも含めて、ですから答弁にもその状況、国の検討会議でしたでしょうか、見ながら我々も考えていくということで答弁させていただいたわけであります。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) いろいろとお答えをいただいておりますけれども、現実に羽幌の道立病院で、私が聞いているのは70歳以上の方何名かですが、何人も道立病院で実際に接種をしているわけなのです。ワクチンを受けているのです。そして、民間病院でもやっていますし、先日道立病院でちょっと窓口で聞きますと6,990円だかと言い方をしておりました。旭川の病院では7,000円。先日稚内行ったときに、これは個人病院でありますけれども、稚内市はそういう助成制度ができたと。そして、その中身を見ますと、非常にこのワクチン、ワクチンの合う病気なのでしょうけれども、危険な人たちにどんどん先生のほうから勧めて打っているのだというお話も聞いてきました。
 私は、この道立病院なり個人病院で、うちの70歳以上でも結構なのですが、そういう方々が受けられているということをご存じかどうか。これは、担当課長からでも結構です、お答え。わからなければわからなくても結構ですけれども、保険事業の中でそういうことも聞いているかどうか。

〇議長(橋本修司君) 福祉課長、鈴木典生君。

〇福祉課長(鈴木典生君) 船本議員の質問にお答えいたします。
 羽幌町で接種されているのは、道立病院の関係としましては、数字、何人が受けられているかという関係につきましては、うちのほうで把握してございません。ただ、2年ぐらい前に天売の診療所でも何名か受けられているのと、ただ道立病院のほうでも何名か受けられていることは聞いていますけれども、実数値を把握はしてございません。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) 肺炎ワクチンというのは、65歳以上の高齢者は無論でありますけれども、糖尿病の方、心臓や呼吸器に慢性疾患のある方、腎不全や肝機能障がいのある方、脾臓の摘出手術など、脾機能不全のある方に勧められております。現在助成制度を設けている市区町村は、先ほど町長も申し上げておりましたように全国で77市区町村があるとお答えいただきましたが、道内でも旧瀬棚を初め長沼町、東神楽町、鷹栖町、夕張市、稚内市が、まだ私は一部しか調べておりませんけれども、数多くの自治体が実施しております。今後も公費助成をすることが普及するものだと私は思っております。羽幌町でもいろいろな保健予防対策に取り組んでおりますが、町長が執行方針で述べましたような健康寿命を延ばすための環境を整備するということは、この肺炎球菌ワクチン予防事業そのものであると私は思います。現在予防接種を実施している多くの市町村は、それなりの専門家の意見を聞き、安全で重要なワクチンであると確信し、実施していると思います。一日もおくれると、それだけ不幸になる方がふえるわけでありますから、速急に実施すべきと考え、再度町長のお考えをお聞きします。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) この肺炎球菌ワクチン接種というものは、議員のお考えの中で健康寿命を延ばす、また数多くの自治体で実施している、また今一番必要だというようなことをおっしゃられました。私自身は、確かに健康寿命を延ばすためのさまざまな手法はこのワクチン接種を含めながら多方面から取り組まなければならないという立場でもございます。船本議員のさまざまなご意見、やはり私はこの医療、またこれらに関することというのは、専門家のご意見が一番重要なところを占めるのではないのかなというふうに思います。数多くの方々がやっているということで、一般的にこのことが普及することなのであれば、まだまだその必要性というものが出てくるというふうに私も思っておりますので、その状況等も見ながら、また専門家のご意見、地元の方々のご意見を聞きながら、この助成が必要なのかどうなのか、また早急に取り組むべきことなのかどうなのかということも原課とともに検討していきたいというふうに思います。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) 肺炎球菌ワクチン接種費用の助成を強く要望いたしまして、私の質問は終わります。

〇議長(橋本修司君) これで8番、船本秀雄君の一般質問を終わります。

    ◎散会の宣告
〇議長(橋本修司君) これで本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれで散会します。
(午前11時50分)

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