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議会議事録(平成18年第5回定例会 9月28日)

議会議事録(平成18年第5回定例会 9月28日)

平成18年第5回羽幌町議会定例会会議録

〇議事日程(第3号)
 平成18年9月28日(木曜日) 午前10時00分開議

 第1 会議録署名議員の指名
 第2 諸般の報告
 第3 議案第38号 羽幌町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例                            
 第4 議案第39号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 第5 議案第40号 羽幌町教育委員会教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例                            
 第6 議案第41号 羽幌町総合体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例                           
 第7 議案第42号 乳幼児医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例    
 第8 議案第43号 羽幌町老人保健医療に関する条例の一部を改正する条例    
 第9 議案第44号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例
 第10 議案第45号 平成18年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)       
 第11 議案第46号 平成18年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)                           
 第12 議案第47号 平成18年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 
 第13 同意第3号 羽幌町教育委員会委員の任命について            
 第14 認定第1号 平成17年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について    
 第15 認定第2号 平成17年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について                         
 第16 認定第3号 平成17年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について                           
 第17 認定第4号 平成17年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について                            
 第18 認定第5号 平成17年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について                           
 第19 認定第6号 平成17年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について                           
 第20 認定第7号 平成17年度羽幌町水道事業決算認定について        
 第21 発議第7号 羽幌町各会計決算特別委員会の設置並びに委員の選任について 
 第22 発議第8号 議員の派遣について                    
 第23 発議第9号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について        
 第24 意見案第2号 ドクターヘリの全国配備へ新法制定を求める意見書の提出について                            
 第25 意見案第3号 2007年度国家予算編成における義務教育無償、義務教育費国庫負担制度の堅持と負担率1/2復元を求める意見書の提出について                           
 第26 意見案第4号 季節労働者の「特例一時金」現行維持および通年雇用の促進に関する意見書の提出について                 
 第27 意見案第5号 森林・林業・木材関連産業政策と国有林野事業の健全化を求める意見書の提出について                   

〇出席議員(13名)
  2番 熊谷 俊幸 君
  3番 高野 輝雄 君
  4番 室田 憲作 君
  5番 有沢 護 君
  6番 金木 直文 君
  7番 橋本 修司 君
  8番 駒井 久晃 君
  9番 大山 新太郎 君
 10番 寺沢 孝毅 君
 11番 磯野 直 君
 13番 伊藤 昇 君
 14番 松井 道弥 君
 15番 森  淳 君

〇欠席議員(1名)
  1番 高山 誓英 君
 12番 蒔田 光子 君

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君  
 助役 松本 信裕 君
 教育長 山本 孝雄 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 監査委員 米澤 幸雄 君
 農業委員会会長 林 弘之 君
 総務課長 本間 幸広 君
 財務課長 長谷川 一志 君
 財務課長補佐 石川 宏 君
 政策推進課長 小川 雅人 君
 政策推進課長補佐 鈴木 典生 君
 町民課長 鈴木 義勝 君
 町民課長補佐 大波 芳弘 君
 町民課主幹 濱野 孝 君
 福祉課長 柳田 昭一 君
 福祉課長補佐 浅野 勝彦 君
 福祉課主幹 藤岡 典行 君
 建設水道課長 平山 光彦 君
 建設水道課主任技師 岩井 広和 君
 建設水道課長補佐 水上 常男 君
 農林水産課長 西村 修 君
 商工観光課長 張間 正美 君
 商工観光課主幹 安宅 正夫 君
 天売支所長 熊木 良美 君
 出納室長 今野 睦子 君
 学校管理課長 品野 万亀弥 君               
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 三浦 良一 君
 社会教育課長兼公民館長 工藤 孝司 君
 農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
 選挙管理委員会事務局長 本間 幸広 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 伊勢田 正幸 君  
 総務係長 渡辺 博樹 君  
 書記 小林 政利 君  

    ◎開議の宣告
〇議長(森  淳君) ただいまの出席議員は12名であります。
 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

(午前10時00分)

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(森  淳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
   3番 高野 輝雄 君    4番 室田 憲作 君
を指名します。

    ◎諸般の報告
〇議長(森  淳君) 日程第2、諸般の報告を行います。
 本日の欠席届け出は、1番、高山誓英君、12番、蒔田光子君。本日の遅刻届け出は、8番、駒井久晃君であります。
 次に、会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
 これで諸般の報告を終わります。

    ◎議案第38号
〇議長(森  淳君) 日程第3、議案第38号 羽幌町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) ただいま上程されました議案第38号 羽幌町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由とその内容についてご説明申し上げます。
 提案理由としては、国家公務員の休息時間廃止に伴い、本町においても改正しようとするものであります。
 改正条文の朗読は省略いたしますが、第7条に休息時間を規定しておりますので、それを削除し、廃止しようとするものでございます。
 附則、この条例は、平成19年1月1日から施行する。
 なお、条例改正については以上でございますが、補足し、ご説明申し上げたいと思います。本町においては、給与や勤務条件などについては基本的に国家公務員に準拠することとしておりますことから、今回条例では休息時間を廃止しようとするものでありますが、これを機に勤務時間等についても見直しを図り、改正しようとするものでございます。本町の現行の職員の勤務体系からいたしますと、勤務時間は1日7時間45分、うち休息15分、1週間にしますと38時間45分、うち休息時間1時間15分となっておりますが、同時に規則も改正することとしております。それら今回の改正を整理申し上げますと、先ほども条例でご説明しました休息時間については廃止、休憩時間については現在1日45分のところを1時間、それから勤務時間は先ほども申し上げました1日7時間45分を8時間、さらに1週間について言えば38時間45分を40時間にそれぞれ改正するものであります。参考までに申し上げますと、結果として職員が拘束される時間は1日30分、1週間で2時間30分延長されることとなります。なお、この改正内容につきましては、制度としての休息時間の廃止のほか、財政状況が今後ますます厳しくなり、人件費削減が論議される中、一方では仕事が複雑多岐にわたること、それから住民サービスの向上を図らなければならないことから、今より増して職員も汗を流さなければならない、そういう状況ととらえるものであります。ただ、職員の始業時間、それから退庁時間について、あるいはそれぞれの施設における開館、閉館時間など詳細については、今後詰めることとしております。それから、住民周知期間も含めまして、平成19年1月1日から施行する、そのような内容となってございます。
 以上でございます。ご決定賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(森  淳君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第38号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第38号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第39号
〇議長(森  淳君) 日程第4、議案第39号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) ただいま上程されました議案第39号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由とその内容をご説明申し上げます。
 特別職の職員の給料及び期末手当の減額期間を延長するため、改正しようとするものであります。
 現行特別職の給与については、条例の本則に規定している給料の減額及び12月期の期末手当の支給割合を条例の附則において特例として平成15年1月から平成18年11月までの間、給料については町長が10%、助役が7%の減額、期末手当の支給割合は町長、助役とも100分の5を減額措置しているところでありますが、特例期間到来後も本則を適用する状況にないことから、現時点では減額期間を平成22年11月までの間さらに延長しようとするものでございます。
 改正文については、記載のとおりでありますので、朗読は省略いたします。
 この条例は、平成18年12月1日から施行する。
 以上でございます。ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(森  淳君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第39号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第39号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第40号
〇議長(森  淳君) 日程第5、議案第40号 羽幌町教育委員会教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) ただいま上程されました議案第40号 羽幌町教育委員会教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由とその内容をご説明申し上げます。
 特別職の職員の給料及び期末手当の減額期間延長に伴い、改正しようとするものであります。
 先ほど議案第39号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でご説明申し上げましたとおり、町長、助役と同様の内容であります。なお、教育長の給料月額は、4%減額措置されております。
 改正文については、記載のとおりでございますので、朗読は省略いたします。
 附則、この条例は平成18年12月1日から施行する。
 以上でございます。ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(森  淳君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第40号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第40号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第41号
〇議長(森  淳君) 日程第6、議案第41号 羽幌町総合体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) ただいま上程されました議案第41号 羽幌町総合体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由とその内容の説明を申し上げます。
 羽幌町総合体育館の所在地が地籍調査を完了したことによりましてその所在地番が整理され、同条第2条に規定しております体育館の位置が字朝日1812番地から字朝日31番地の1に変更となったことから、改正しようとするものであります。
 改正文の本文については、朗読を省略させていただきます。
 附則、この条例は、公布の日から施行する。
 以上、よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願いを申し上げます。

〇議長(森  淳君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第41号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第41号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第42号
〇議長(森  淳君) 日程第7、議案第42号 乳幼児医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 福祉課長、柳田昭一君。

〇福祉課長(柳田昭一君) ただいま提案いただきました議案第42号 乳幼児医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由並びに内容についてご説明申し上げます。
 理由につきましては、健康保険法等の一部及び北海道医療給付事業補助要綱の改正に伴いまして、乳幼児医療費の支給に関する条例の一部を改正するものであります。
 条文は省略させていただきますが、用語の定義を定めました第2条第7号中及び支給の範囲を定めました第5条第1項中の「標準負担額」を「食事療養標準負担額」に改めるものであります。これは、従来の標準負担額は入院に伴います食料費のみであったものですが、10月1日から70歳以上の高齢者につきましては光熱費等の居住費の一部が生活療養標準負担額として新たに創設されることになりましたことから、区別するために改正するものであります。
 次に、受給資格者を定めております第3条第2号でございますが、これは受給資格者の対象外について定めているものでございます。里親については、支給される養育費の中に医療費も含まれていることからであります。児童福祉施設に入所している乳幼児につきましては、原則といたしましては10月1日から障害児施設に利用契約制度が導入されましたことにより、従来の措置費制度の対象外となります。乳幼児医療費の支給対象となりますけれども、保護者がいない、あるいは虐待等でやむなく児童福祉施設に入所している乳幼児につきましては引き続き措置費制度の対象とされることから、改正するものであります。
 附則、この条例は、平成18年10月1日から施行する。
 以上、ご審議、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(森  淳君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第42号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第42号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第43号
〇議長(森  淳君) 日程第8、議案第43号 羽幌町老人保健医療に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 福祉課長、柳田昭一君。

〇福祉課長(柳田昭一君) ただいま提案いただきました議案第43号 羽幌町老人保健医療に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由並びに内容についてご説明申し上げます。
 このたびの健康保険法等の一部及び北海道医療給付事業補助要綱の改正に伴いまして、羽幌町老人保健医療に関する条例の一部を改正するものであります。
 支給の額を定めた第3条第2項中の「標準負担額」を「食事療養標準負担額」に改めるものであります。これは、先ほど乳幼児医療でご説明しましたと同様に、10月1日から70歳以上の高齢者に生活療養標準負担額が新たに創設されることから、区別するためのものであります。
 附則、この条例は、平成18年10月1日から施行する。
 以上、ご審議、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(森  淳君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第43号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第43号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第44号
〇議長(森  淳君) 日程第9、議案第44号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 福祉課長、柳田昭一君。

〇福祉課長(柳田昭一君) ただいま提案いただきました議案第44号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例について、内容並びに提案理由をご説明申し上げます。
 健康保険法等の一部改正に伴いまして出産育児一時金の支給額が改正されたため、羽幌町国民健康保険条例の一部を改正するものであります。
 出産育児一時金の額を定めた第5条第1項中の「30万円」を「35万円」に改めるものであります。これは、少子高齢化対策の一環として出産育児一時金が引き上げられることになったものであります。
 附則、この条例は、平成18年10月1日から施行する。
 施行日前に出産した被保険者に係る本条例第5条の規定による出産育児一時金の額については、なお従前の例による。
 以上、ご審議、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(森  淳君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第44号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第44号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第45号~議案第47号
〇議長(森  淳君) 日程第10、議案第45号 平成18年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)、日程第11、議案第46号 平成18年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、日程第12、議案第47号 平成18年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、以上3件を一括議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) ただいま提案となりました補正予算につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
 一般会計で既定の予算総額に歳入歳出2,260万8,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ59億4,404万3,000円とするものであります。
 補正をいたします主な内容を申し上げますと、3款民生費、修繕料126万7,000円の補正は、希望の家の屋根が積雪のため破損し、冬期の積雪に耐えられない状態にあり、修繕するものであります。
 6款農林水産業費、施設管理職員報酬240万円の減は、農業試験所の管理方法の見直しにより管理人を配置しなくなったため、全額減額するものであります。同じく漁村センター管理委託料25万1,000円は、当初予算では農業試験所の管理人を充てることとしていましたが、管理方法の見直しにより管理人を配置しなくなったため、センターの管理に関して補正を行うものであります。同じく、浜の改革推進事業補助金2,340万円の補正でありますが、北るもい漁業協同組合天売支所の製氷貯氷施設の老朽化が進んだため、更新するものであります。この事業は、北海道単独事業であります浜の改革推進事業で補助採択の見通しでありますことと、北るもい漁業協同組合が事業の実施主体となるものであります。
 10款教育費、教育支援員報酬60万円の補正は、羽幌小学校では通常学級において学校での学習や生活面で特別な配慮、支援が必要な児童がふえている現状にあります。児童にとって今後学校生活を送っていく上で大切な時期であるため、学級担任の学習指導などを側面からサポートする教育支援員1名を配置するものであります。
 以上が歳出の主な補正内容であります。
 次に、歳入でありますが、15款道支出金、浜の改革推進事業補助金1,755万円と不足いたします505万8,000円については前年度繰越金を充てております。
 以上で一般会計を終わりまして、次に国民健康保険事業特別会計の補正についてご説明申し上げます。既定の予算総額に5,059万5,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ11億7,548万8,000円とするものであります。
 補正をいたします主な内容は、2款保険給付費で出産育児一時金15万円の補正は、10月から1件当たりの支給額が30万円から35万円へ5万円引き上げられることから、10月以降の支給予定件数3件分について補正するものであります。
 5款共同事業拠出金で保険財政共同安定化事業拠出金5,044万5,000円の補正は、現在行っております高額医療費共同事業に加えて市町村国保間の保険料の平準化、財政の安定化を図るため、30万円を超える医療費について市町村が連合会に拠出する保険財政共同安定化事業を平成18年10月から創設されることによるものであります。財源といたしまして、5款共同事業交付金、保険財政共同安定化事業交付金4,124万1,000円と8款繰入金、給付費等支払準備基金繰入金925万4,000円及び一般会計繰入金10万円を充てております。
 次に、介護保険事業特別会計の補正につきましてご説明申し上げます。既定の予算総額に1,181万9,000円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞれ7億4,031万9,000円とするものであります。
 補正の内容は、地域支援事業についてでありますが、この事業は要支援、要介護状態にならないよう、事前にその予防、進行を防ぐため、65歳以上の方々に対して行う介護予防事業であります。事業は、平成17年10月の介護保険法改正による新規事業でありますが、当初事業の内容が不明確であり、事業費ベースで予算を計上しておりましたが、平成18年4月、同法の追加改正により事業の内容がほぼ確定したことによります補正であります。
 以上が今回補正をいたします予算の内容であります。よろしくご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。

〇議長(森  淳君) 次に、財務課長から内容説明を求めます。
 財務課長、長谷川一志君。

〇財務課長(長谷川一志君) 続きまして、私から内容をご説明申し上げます。
 議案第45号 平成18年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)でございます。7ページをお開き願います。歳出でございます。2款総務費、8目自治振興費、害虫等駆除委託料の22万5,000円は、スズメバチの駆除を当初25件予定しておりましたが、既に24件の駆除を行っており、当初の予定件数を上回ることが予想されるため、補正するものでございます。
 3款民生費、1目社会福祉費、修繕料の126万7,000円でございますが、身体障害者福祉協会が更生施設として使用しております希望の家の屋根が昨年の積雪により母家、物置の軒の部分が折れ、落下する危険があるため、補正するものであります。
 次のページをお願いいたします。国民健康保険事業特別会計繰出金10万円の補正でございますが、出産育児一時金として今後15万円支出予定でありますが、このうち町負担分の3分の2を繰り出しするものであります。
 4目介護福祉費、介護保険事業特別会計繰出金の減額につきましては、保険事業勘定分で72万円の減、サービス事業勘定分で104万8,000円の減、合わせて176万8,000円の減額補正であります。
 4款2目健康センター運営費22万8,000円は、子ども発達支援センターに係る補正でございますが、消耗品費の4万1,000円は幼児、児童の安全確保のためストーブ保護カバー7台分の購入と、手数料の12万6,000円はストーブが不完全燃焼を起こしているため5台分の分解掃除を行うものであります。また、器具等購入費の6万1,000円は、灯油タンクが使用不能により、1台購入するものであります。
 次のページをお願いいたします。3目環境衛生費、墓地区画返還償還金27万円でございますが、羽幌霊園墓地の今後の使用調査を実施した結果、新たに6件の返還意思が確認されたため、補正するものであります。
 6款農林水産業費、5目農業試験所費、施設管理職員報酬240万円の減額につきましては、試験所の管理方法の見直しにより管理人が配置されなくなったことによるものでございます。
 次のページになりますが、1目水産業振興費、漁村センター管理委託料25万1,000円は、農業試験所の管理人が昨年度まで冬期間管理しておりましたが、見直しにより配置されなくなったため、12月から3月までの4カ月間管理委託するための補正であります。その下になりますが、浜の改革推進事業補助金2,340万円の補正でございますが、北るもい漁協天売支所製氷貯氷施設が老朽化のため更新するものでありますが、総事業費3,685万5,000円のうち消費税175万5,000円を除く3,510万円に対しまして、北海道が2分の1、1,755万円、羽幌町が6分の1、585万円の合計2,340万円を補助するものであります。残額1,345万5,000円は、自己負担となっております。
 8款土木費、1目港湾管理費、修繕料の39万7,000円の補正は、羽幌港岸壁のフェリー発着場所が開発局の港湾施設の点検で裏埋め材の空洞が確認されたため、陥没の危険性がある箇所を応急措置するものでございます。
 次のページをお願いいたします。1目住宅管理費、町営住宅入居者選考委員報酬3万8,000円は、委員会の開催を当初3回予定しておりましたが、既に2回開催されており、当初予定回数を上回ることが予想されるため補正するものでございます。
 その下の10款教育費、4目教育振興費、教育支援員報酬60万円は、羽幌小学校に教育支援員を1名配置し、学級担任の学習指導などを側面からサポートするものでありますが、1日5時間、120日分を補正するものでございます。
 次に、給与費明細書でありますが、1、特別職、その他特別職3万8,000円の補正は、町営住宅入居者選考委員報酬分でございます。
 次のページをお願いいたします。2、一般職、(1)の総括、180万円の減額につきましては、6款農林水産業費の施設管理職員報酬240万円の減額分と10款教育費の教育支援員報酬60万円増額分の補正によるものでございます。
 一般会計の歳入及び国民健康保険事業特別会計の補正内容につきましては、町長からの提案内容をもって省略させていただきます。
 次に、議案第47号 平成18年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。議案第47号をお開き願います。当初予算編成時は事業内容などが不明確な部分もありましたが、平成18年4月、介護保険法の追加改正により事業の内容がほぼ確定したことによります補正であります。
 12ページをお開き願います。保険事業勘定の歳出の主なものについてご説明を申し上げます。4款地域支援事業費、1目介護予防事業費、普通旅費59万3,000円は、一般高齢者に対する予防啓発、介護教室など事業実施に当たっての研修旅費の補正であります。同じく、介護予防事業委託料385万7,000円でございますが、通所介護、デイサービス利用者の半分程度を特定高齢者として見込んでおりましたが、ほぼ全員が対象となり、増加したことによる補正であります。
 次のページの1目包括的支援事業・任意事業費、包括的支援事業委託料702万3,000円の減は、当初介護保険の対象とならないようにデイサービス利用者を対象に特定高齢者として対象者の把握やケアプランの作成を民間委託することで考えておりましたが、その後国からの通知により町が実施することとなったため、委託料の減額と予防事業実施のための補正でございます。
 次のページをお願いいたします。5款基金積立金、1目基金積立金、介護給付費等準備基金積立金562万5,000円の補正は、今後の給付費などの予備とするための積み立てでございます。
 その下の7款諸支出金、1目償還金及び還付加算金、介護給付費返還金1,110万5,000円は、介護給付費の前年度精算に係る返還金の補正であります。
 次に、15ページ、介護サービス事業勘定についてご説明いたします。2款事業費、1目居宅介護支援事業費、旅費48万6,000円は、新予防給付事業に係るケアマネジャーに対して新たに研修が義務化されたことにより、研修旅費を補正するものでございます。居宅介護支援事業委託料372万1,000円の減は、要支援1、2の者のケアプランを民間などに委託を予定しておりましたが、ケアマネジャー1人に対し8人までと制限されたため、残りを自前で実施するため予算に減が生じたことと1件当たりの委託単価も減となったことによる減額補正でございます。
 続きまして、歳入の主なものについてご説明いたします。8ページをお願いいたします。保険事業勘定であります。3款国庫支出金、4款道支出金に係ります介護予防事業分は、合計で178万6,000円の増額となっておりますが、包括的支援事業分は合計で394万5,000円の減額となっております。
 5款支払基金交付金、2目地域支援事業支援交付金147万7,000円は、2号保険料、65歳以上の者の介護予防事業量の増によるものでございます。
 続きまして、11ページをお願いいたします。介護サービス事業勘定であります。1款サービス収入、1目介護サービス費収入、居宅介護サービス計画費収入213万4,000円の減は、ケアプラン1件当たりの作成単価が減額となったための補正であります。
 以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(森  淳君) お諮りします。
 審議の方法については、各会計ごと歳入歳出一括して質疑を行い、それぞれ討論、採決の順に従い審議を進めることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、そのように進めることに決定しました。
 これから議案第45号 平成18年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
 4番、室田憲作君。

〇4番(室田憲作君) 12ページ、教育費について若干お尋ねいたします。教育支援員の報酬ということですが、それにかかわって二、三お伺いしますが、文科省では障害のある子供一人一人のニーズに対応するために特別支援教育を来年度から始めるという報道がありますが、羽幌町では対象となる子供たちの数が現在は3名程度、なお来年度からはその倍にも上る数となるというような話を聞いておりますが、文科省が来年から支援教育を実施するに当たって、国や道から教員の特別配置というものはあるのかどうか。もしないとするならば、羽幌町において来年度から学校現場への支援をどのようにしていくのかお尋ねいたします。

〇議長(森  淳君) 学校管理課長、品野万亀弥君。

〇学校管理課長(品野万亀弥君) 室田議員のご質問にお答えいたします。
 ご質問にありましたとおり平成19年4月から特別支援教育がスタートすることになっております。それで、それに対する加配教員の措置はあるかというご質問だと思います。現在のところ道教委等と詰めている中では加配は特別措置するという予定はございません。それで、今回とりあえず6カ月の分を町単独で教育支援員報酬を計上させていただいております。この6カ月間いろいろな推移を見ながら、新年度どういう対応がいいのか検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

〇議長(森  淳君) 4番、室田憲作君。

〇4番(室田憲作君) 注意欠陥多動性障害児というのは、今までに余り見られなかったといいますか、多くは見られなかった極めて特殊な状況であるというふうにも聞いておりますし、簡単に町の有志の方々を募って学級担任の補佐として支援をしていくというような、そういったような簡単なものではないのではないかと思うのですが、そういうことから、教育局であるとか道教委などにそういう申し入れといいますか、これは羽幌町だけの問題ではなくてどこの地方でも行われている問題だろうと思うので、教員派遣の申し出というのですか、要請というのは行われているのですか、その辺の状況をちょっとお聞かせ願います。

〇議長(森  淳君) 学校管理課長、品野万亀弥君。

〇学校管理課長(品野万亀弥君) 機会あるごとに羽幌町の現状を説明しております。それと、今後ふえるというような状況もございますので、ぜひ加配を配置してくれということで、事あるごとにそういう要請を続けております。

〇議長(森  淳君) 4番、室田憲作君。

〇4番(室田憲作君) これは教育長にお伺いしますけれども、羽幌町のことについてはわかるのですけれども、これは留萌管内的にも全道的にも大きな問題で、旭川あたりでは特殊学級の配置の先生方も含めて、多動性児童の対応にどう当たっていくかということを抜本的に考えなければいけないということで、既にスタートし、民間の力もかりて実際に計画が立てられているようですが、管内的にはそういう要請といいますか、そういうものはどういう状況になっておるかということを聞きたい。

〇議長(森  淳君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) 管内的な要請状況ということですけれども、その前に簡単に現状だけご報告させていただきたいと思いますけれども、国の法律がありまして、先ほど課長の方からも申し上げましたけれども、平成19年4月から特別支援教育ということで国の法律がそういう方向に既に決まっております。具体的に言いますと、今まで特殊学級で対応するお子さんについては、普通の学習課程ではない形で特殊学級ということで独自の勉強をする体制をとっていたのですけれども、今回新たに軽度発達障害という今まで対象となっていないお子さんについても普通学級においての標準の教育課程の時間以外にその子に合った時間で特別な指導をできるという形で法律が変わりまして、19年4月から全国的に学校で対応しなければならないということになるわけなのですけれども、次にそれに伴って教員の定員について変更があるかということですけれども、今現在国の状況を見ておりますと来年度の予算では三百何十億かの特別支援教育に絡む予算の要求が上がっておりますが、中身を見ますと留萌管内では小平高等養護学校が特別支援学校という形で今度センター校的な役割を担う学校になるわけですけれども、そこにおいてコーディネーターといいますか、管内の小中学校の先生方の相談業務とか指導体制とか、そういう形の支援をする先生の体制を整えるための教員配置ということになりまして、各小中学校で今までの特殊学級の先生の定数配置を見直して定員増とか、そういう形にはならないと思います。現実的には、来年以降各学校の特殊学級担当の先生を中心にして、普通学級の先生を交えて学校全体で具体的な対応を求められていくという形になっていくと思います。
 今管内的にそれに対して国、道に対してどのような要請行動をしているかということなのですけれども、個別的には先ほど課長が申し上げましたとおり定数配置の基準以外のところで政策的な判断での加配を要求するという形と、あと正直に言いまして管内的にも国の動きを今注視しているところなのですけれども、具体的には管内的にも基本的には学校の現場の状況を挙げながら来年以降についても支援体制を要望しているという状況にはありますが、国との絡みで現実的に目に見えた形での定数配置という大きな改善はないだろうとは思っております。

〇議長(森  淳君) 4番、室田憲作君。

〇4番(室田憲作君) そういう見通しの暗い状況ですが、そういうことになると現在のような形で町の方々から支援員を募って、行っていくという考え方ですか。

〇議長(森  淳君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) 羽幌の場合で言いますと、今回も計上させていただきましたが、羽幌小学校につきましては来年に向けて既に校内での検討委員会という形で、全体で取り組むという姿勢でまず校内での組織をつくっております。そして、まだ一部は不完全でありますけれども、個別の児童・生徒のこれからの支援計画という形で個別に先生方も取り組んでおります。来年以降本格的に実施になりました場合、学校としても現体制の中でできる範囲の中で、学校の中で全教員の協力のもとにやるという姿勢は見せております。今回の補正につきましても基本的には今年度、あとの半年間ですけれども、試行的な意味も含めまして個別に具体的に今回は支援するという予算をつけておりますが、来年以降につきましては、大変厳しい中ですけれども、学校の取り組みの状況を見ながら改めてその段階で今年のような形での支援員が必要かどうかということについても学校と詰めていきたいとは思っております。

〇議長(森  淳君) 4番、室田憲作君。

〇4番(室田憲作君) 発達支援センターとの関係で福祉課の方にもちょっとお尋ねしますけれども、このセンターでは保育園、幼稚園、学校との具体的な交流活動などがどの程度行われているのか。それから、学校にどんどん入学していくわけですけれども、そういう幼児に対してどういう手当てをしながら学校と連携をしていくのかをちょっとお聞かせ願いたい。

〇議長(森  淳君) 福祉課長、柳田昭一君。

〇福祉課長(柳田昭一君) お答えいたします。
 本年度から子育て支援センターということで、旧商工会の方を活用させてもらいまして現在五十数名の子供をお預かりしておりますが、従来から羽幌町には子育て支援ネットワークという会議と、それから障害児の保育関係者会議、それから障害児の保育審査会ということで発達障害児のさまざまな問題あるいは学校への進学に向けての会議等を開催しております。その構成員として、もちろん幼稚園、保育所、それから行政関係、保健師、それから小中学校の先生方にも入っていただいております。そういう中で、一人一人のケースに伴って、こういう子供が現在いるということで、そういう子供に対する学校の指導はこうしていただきたいというようなことで連絡をとりながら、それぞれの学校、幼稚園、保育所がスムーズにその子供に対応できるような会議を定期的に開催をしております。ただ、先ほど言いましたように、五十数名の子供は発達障害といいましてもさまざまな障害がありまして、一人一人が障害が違います。そういうことによって集団の指導というのはなかなか難しくて、それぞれの子供に合った個別個別の指導が求められるという形になります。したがいまして、この子供たちが現在私たちの指導員、保育士が集団指導あるいは個別指導ということで親とともども一生懸命指導に当たっているわけですけれども、これからどんどんそういう子供たちが小学校課程に進学してまいります。そういう中で、学校としても個別指導がどれだけできるのかということがこれからの大きな課題になってくるのかなというぐあいに思います。そういう面では、現在も発達支援センターの保育士が定期的に学校との連携もとっていますし、それから必要に応じて先生の相談も受けております。ただ、まだ学校の方も、来年度から始まるということで、今教育長がおっしゃっていましたように体制を整えている段階というふうに聞いておりますので、具体的には来年度から始まるのだと思いますけれども、まだまだ先生方も意識がそんなに高まっていないのかなという感じはしております。そういう面で、私たちの指導員、保育士が実際にこの子供はこういう指導が適切ですというアドバイスは先生方にしておりますが、実際の姿を見ますとそれが適正になされていないという現実も聞いております。そういう点、今後も適切に連携をとりながら学校教育と連携して、障害を持った子供たちがスムーズに成長していくように我々も支援していきたいと、そういうぐあいに思っています。

〇議長(森  淳君) 4番、室田憲作君。

〇4番(室田憲作君) 最後に、もう一つお伺いします。今柳田課長の方からお話がありましたように、私たちも含めてそうですけれども、また学校の先生方も一定的な障害でないということで、一人一人が違うということで、どう対応したらいいのか、どうしてそういうことが起こったのかというように、言葉上ではわかったとしても現実の問題としてはまだまだ理解の至らないところがあるのではないのかなと。そういうことから、きのうも一般質問で触れましたけれども、学校教育の研究、一般教育の研究とあわせて多動性障害児の研修といいますか、それを中心とした研修というものを中部地区、羽幌町のみでなくて近隣町村を含めて立ち上げていく必要があるのでないのかなと。もちろん通園センターであるとか保育園、幼稚園、父母、小中学校、そしてあと関係する方々を含めて、講師などを積極的に招聘して、そして研修をし、その実態というものを高めていく必要があるのでないかなと思うのですが、教育長、その辺教育委員会として主体的に研修会をつくり上げていく、体制をつくり上げていくということについてはどうお考えですか。

〇議長(森  淳君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) ただいまご質問ありましたように、羽幌の学校ということではなくて全道的にも各学校の取り組みについてはまだばらつきがある状況であることは認識しております。教員の側でいいますと、例えば留萌管内の教育研究所ってありますけれども、そこで毎年のように年何回かそのような研修会、それから講演会等も開催されております。教員対象の研修会でございますけれども、そういうところに地元の教員も参加しながら、ここ何年間きているところでありますけれども、ただ、今ご指摘のとおり全体的に認識がまだまだ不十分なところもあります。そういう形で、機会をとらえて教育委員会としても職員がそういう研修の場に参加するときには積極的に支援するという姿勢は今後も持ち続けていきたいと思っておりますし、もう一つ、蛇足でございますけれども、全道の校長会の組織においても特別支援教育というテーマを重要課題として研究しております。もちろん留萌管内の校長会初め、先生方の研究団体等でも盛んに今研修を深めているところでございます。そういうところに羽幌の教員も参加する体制を整えやすいように、その都度教育委員会としても支援はしていきたいと思っております。

〇議長(森  淳君) 暫時休憩します。

休憩 午前10時58分
再開 午前11時10分


〇議長(森  淳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) 11ページの水産業費、浜の改革推進事業補助金について質問いたします。この事業は、先ほど説明がありましたが、北るもい漁協が事業主体となって天売支所の製氷貯氷施設をつくるという事業であります。これまで角氷を羽幌の方からフェリーで輸送してきて、それを砕いて、漁業者が魚の鮮度を保つためにそれを使用していたと。もちろん有料で漁業者が使用していると、そういう実態でございました。運搬料ですとか、さまざまな手間、経費がかかるということから、天売島で自前でそういう施設ができないかということで今回の事業になったかと思うのですけれども、説明によりますと事業総額が3,510万円、そのうち道が2分の1、羽幌町が6分の1、つまり道の補助残の3分の1を町が補助する。自己負担が補助残の3分の2ということに計算上なるわけですが、これらの補助割合というのは制度上決まっているものでしょうか、それとも別な経緯があってこういうふうになったのでしょうか、その辺の説明をお願いします。

〇議長(森  淳君) 農林水産課長、西村修君。

〇農林水産課長(西村 修君) 寺沢議員の質問にお答えします。
 これ北海道単独補助制度なのですけれども、道は2分の1、地域政策補助金の中の特別枠みたいな形になっている事業でございます。それで、この制度につきましては、道2分の1なのですけれども、市町村の助成額というのは決まっておりません。極端な話、上乗せしなくてもよいというような事業でございます。

〇議長(森  淳君) 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) 漁協単独では経費的に負担が難しいというか、大変なので、町の補助金、それから道の補助金をいただくということは大変ありがたい感謝すべき措置だと思うわけですけれども、漁業に対してもうちょっと手厚い補助があってもいいのではないかなというふうに私感じるわけですけれども、その辺の話し合いの経緯というのはどのようになっているのでしょうか。

〇議長(森  淳君) 農林水産課長、西村修君。

〇農林水産課長(西村 修君) 今の質問にお答えします。
 国の昔の補助制度等の場合は、国がある程度補助したら都道府県で幾らか上乗せしないとだめだと、そういう制度が今ほとんど交付金制度に変更しつつあります。そういう関係で、国のお金が出るのだから、道のお金は道民が負担している税金なので、上乗せというのは道段階では交付金制度になってからほとんどありません。水産関係、漁業関係と農業関係と比較していると思うのですけれども、農業関係のそういう事業についても昔みたいに国の補助率が水産より上回っているとか、そういうのは今はなくなってきているような状況です。あと、市町村の助成については、ある程度市町村の財政力等で検討していくのかなと。

〇議長(森  淳君) 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) 何かすっきりしないのですけれども、道が2分の1、補助残の3分の1は町が助成すると、今回は単純にそういう話ですよね。昨日も一般質問等で、これからライスターミナルの補助額を町が決めようとしている段階でさまざまな議論がされたわけですけれども、1次産業というのは言うまでもなくこの町の基幹産業であり、1次産業が栄えることによってほかの関連するものもどんどんと興隆していくというのがこの町の経済の図式だと思うのです。それで、ライスターミナルに関しては補助残の2分の1なのか4分の1なのか、その間で今決めようという話になっているような議論ではあるわけですけれども、それに比較して製氷貯氷施設の補助割合というのはかなり低いのです。その辺の違いの根拠というのが何かあるのかどうか、お答えいただきます。

〇議長(森  淳君) 農林水産課長、西村修君。

〇農林水産課長(西村 修君) 町の上乗せする基準というのは、別に持っておりません。

〇議長(森  淳君) 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) 基準を持っていないということは、ではどのように町の補助を決めるのか、そこら辺をきちっと説明をしないと整合性がとれなくなってくると思うのです。そこをちょっと聞きたいなと思うのです。

〇議長(森  淳君) 農林水産課長、西村修君。

〇農林水産課長(西村 修君) 今寺沢議員が言っている補助額ですが、漁協からは全体の事業費の2分の1とし、その残の3分の1補助をお願いしたいという、そういう申請が上がってきております。あと、事業によって補助が変わるのかという関係なのですが、漁協、農協、こういう生産施設、その施設からある程度利益が上がる、そういう事業、また普及事業、あと生産性が伴わないいそ焼けの対策とか、そういう事業等になればまた補助率が変わってくるのかなと。それでよろしいですか。

〇議長(森  淳君) 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) 今のは、生産的な施設なのかどうかということで補助の割合が変わりますという説明でしょうか。意味がよくわからないのですけれども。

〇議長(森  淳君) 農林水産課長、西村修君。

〇農林水産課長(西村 修君) 済みません。漁協からそういう申請があったので、うちはそれについて検討して結論を出したということです。

〇議長(森  淳君) 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) では、それ以上の要望がなかったので、こういう形で最終的には決定を見たという、そういう理解でよろしいわけですか。

〇議長(森  淳君) 農林水産課長、西村修君。

〇農林水産課長(西村 修君) それでよろしいと思います。

〇議長(森  淳君) 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) では、多分漁協サイドあるいは漁業者というのは、町全体の1次産業に対する町補助の割合だとか方法というものをどれだけ理解しているかというと、それほど理解していないと思うのです。自分たちの漁業に関連するものについてはこれまでの経緯というものはわかると思うのですけれども、いろいろな1次産業全体の情報を知っていく上で、我々のやろうとしていることに対して3分の1ではなくて2分の1あるいは3分の2補助してくれと、これは漁業者にとってとても重要な施設なのだという場合にはこれ以上の補助もあり得るという理解でよろしいですか。

〇議長(森  淳君) 農林水産課長、西村修君。

〇農林水産課長(西村 修君) 先ほど言ったように補助制度自体、昔の補助制度とは国の補助、道補助が変わってきております。そういうことで、もうちょっと町の補助をお願いしたら来るのかという話なのですけれども、うちの町も財政的にかなり厳しい状態になってきております。そういうことで、要望が出されますとうちの財政等を考慮して決めるのかなと。だから、要望あったとおりにはいかない状況になってきていると思います。

〇議長(森  淳君) 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) 当然財政状況を見ながら、その時代、その時代に即した町の助成をする。これは、当たり前の当然の話だというふうに私も理解するのですけれども、町から助成する場合にはちゃんとした理路整然とした納得できる説明というのが必要だと思うのです、特に同じ1次産業の農業、漁業だとすれば。今ライスセンターの問題を控えていて、今漁業ではこういうものが出てきて、本当にきちっとした説明ができるのかなと、私はそう思って質問いたしました。同じ1次産業ですから、同じような視点で漁業に対してもきちっと補助の割合というものを検討していっていただきたいなと思いますけれども、いかかでしょうか。

〇議長(森  淳君) 助役、松本信裕君。

〇助役(松本信裕君) 寺沢議員の質問にお答えいたします。
 今言ったように、今の場合あくまでも単独事業で直轄です。事業主体が北るもい漁業協同組合という形の場合、これは浜の改革推進事業というものについては北海道で2分の1助成してあげますと、あとの2分の1は事業主体の方でお持ちくださいというものに対して、漁業協同組合の方から羽幌町にご支援を願いたいということでございますけれども、従来まで、すべてがそうだとは言いませんが、漁協のそういう施設等につきましては3分の1程度助成をというのは今までもそうだったのです。恐らく漁協さんも、我々も負担するので、町の方でそういう支援をお願いしたいというふうに言ってきていることだと思います。それで、農業の場合どうかというと、農業の場合もその都度町の方で判断しながらやってきているわけですけれども、今言ったように農業の場合は大半が国の政策で、国が国庫補助をつけて、そして道がつけて、町がつけると。今西村課長から話ありましたように、近年国庫補助から交付金に変わってきておりますので、今後については今までのようにはならないのかもしれません。こっちがどうだから、同じ1次産業だから同じようにということにはなかなかならないかもしれません。それは、やるものによって、さっき西村課長も言いましたようにそれぞれの漁業者なり、あるいは農業者が自分たちがそのことをやることによって利益を生むというか、あるいは漁業を行う上においてそのことによって営む個人の人方に利益を生むというようなものについてと、それから同じ事業でも農業者あるいは漁業者全体として育てていくとか、そういうような場合というのとがありますので、一概には言えませんけれども、今回の例はたまたま漁業協同組合の方から3分の1の助成をお願いしたいということについて内部で審査した結果、3分の1は妥当だろうと、補助してあげましょうという形で今回決まったということでございますので、農業の部分についてまだ確定しておりません。たまたま農業の場合は、現在2分の1の2分の1、4分の1の助成をお願いしたいというふうに来ているという段階でございますので、ご了解いただきたい。

〇議長(森  淳君) 10番、寺沢孝毅君。

〇10番(寺沢孝毅君) 説明だけで、納得いくお答えをいただいたなんていう感じにはちょっと受け取れなかったのですけれども、今回の製氷貯氷の施設というものは漁業者にとっては該当する組合員全体にかかわる問題であり、そして自分たちがとってきた魚の鮮度を管理するという非常に重要な役割を果たすものなのです。それとライスターミナルとどこが違うのかなというのが私の考え方で、何かおかしいですか。お答えは要りませんけれども、そういうことで今後いろいろあろうかと思いますけれども、1次産業に対する支援をお願いするとともに、漁業に関しても十分ご配慮をいただきたいというふうに申し上げまして、質問を終わらせていただきます。

〇議長(森  淳君) 3番、高野輝雄君。

〇3番(高野輝雄君) 今寺沢議員の方から浜の改革推進事業に関する補助の基本的な姿勢、産業の違いによって、農業と水産の違いによってどうして差ができるのかということだと思う。これは、まさしく私も寺沢議員に同調するのですが、それは置いておいて、今せっかくこういう大事な議論がありましたので、議員皆さんに知っていただきたいと思うこともありまして、この補助事業、天売支所の製氷貯蔵庫、この部分の施設規模、具体的に建物が幾らあって、どういう施設規模と能力なのか改めてお聞きをしたい、説明がなかったと思うので。

〇議長(森  淳君) 農林水産課長、西村修君。

〇農林水産課長(西村 修君) この製氷貯氷施設につきましては、建坪が37平方メートルぐらいです。それで、上が貯氷施設、2階が製氷施設、一番下が運搬用の空間になっております。それで、能力については、貯氷が10トン、それから製氷が5トン、これは1日です。

〇議長(森  淳君) 6番、金木直文君。

〇6番(金木直文君) 7ページの害虫駆除のところでお聞きをしたいと思います。
 スズメバチ被害に対する費用だということでありますけれども、確かに羽幌に限らず、今年は気候的な影響もあってか全道、全国的に被害が多いというのは報道されているところだろうと思います。私の知り合いの中でも何名か刺されたという人も知っております。ただ、そういう方の声に出てくるのは、町に言っても対応が悪い、遅いというようなことがよく聞かれるわけでありますけれども、対応する人員の体制とか一度に来る件数の多さとかいうこともあるのかもしれませんけれども、今年既に24件ということでありますが、どんな体制、対応でされてきているのか、十分間に合っていたのかどうか、あるいは場所によってはおたくの方で自前で何とかしてくださいという気持ちもあるのかどうか、その辺の対応の仕方はどうなのかをお聞きしたいと思います。

〇議長(森  淳君) 町民課長、鈴木義勝君。

〇町民課長(鈴木義勝君) スズメバチの今のご質問にお答えいたします。
 まず、スズメバチの駆除の体制でございますが、市街地区においては業者の方へ委託してございます。それで、まず対応が遅いという、そういう苦情もあろうかと思うのですが、羽幌の市街地区のど真ん中にもスズメバチが相当数つくるということがありまして、民家等につくりました場合、それを駆除するのは夜間に駆除するわけです。それで、朝住民の方々から、どこどこのうちでスズメバチが巣をつくっているといって電話をもらった後、町の方ですぐ確認をするのですが、町の真ん中になりますと昼にスズメバチを駆除しても大半がみつをとりに出払っているという状況があって、あとは番兵しているのと子育てしている部分しかおりませんので、民家の場合は駆除をするにはスズメバチ全部が一つの巣に戻った夜間に駆除するという部分がありますので、近隣には晩になりますが、昼はどうにもならないので気をつけてくださいということで、帰ってきて、晩に行くわけですが、そういう時間的な問題もありまして対応が遅いというような問題があるのかと思っております。業者の方も都市のような大がかりな設備を持ってやるという部分もありませんので、現状ではそのような対応の仕方をしております。
 それから、スズメバチを駆除する一つの基準でございますが、民家の場合はすべて駆除するようにしております。ただ、北電、それからNTT、または団体等で所有している物件、建物等につくった場合は、事業者の方にお願いをして、それらはほとんど取ってもらっているのですが、一部公園等も含めまして住民が利用するという部分は町の方で取っております。

〇議長(森  淳君) 6番、金木直文君。

〇6番(金木直文君) 個人の場合、民家の場合は対応するということで、安心はいたしました。そのときの費用の負担とか、その辺はどうなっているのか、利用料というか、依頼した家庭に請求があるのかどうか。万が一刺されて病院で受診した場合の受診料といいますか、治療費についての公的な補助などはあるのか、その辺も含めてお願いします。

〇議長(森  淳君) 町民課長、鈴木義勝君。

〇町民課長(鈴木義勝君) まず、負担でございますが、民家の場合は、これは中には自主的に個人が負担をして業者にお願いしてやってくれる人もたまにはいるのですが、ほぼご自分では負担しないということで、夜間の作業になりますので、町の方で1件9,000円お支払いしてやっております。それで、依頼した民家というのは、家の持ち主以前に近隣の人方が見つけていますので、その日のうちに取らなければ、費用負担で協議をしていて何日もかかるケースもありましょうと思うので、こちらの方で負担をして、できるだけ本人に負担してほしいわけですが、現状ではこちらの方で負担しているという状況です。それから、刺された場合の医療費等でございますが、これは個人で気をつけていただくということしか、町の方では特に対応はしてございません。

〇議長(森  淳君) 6番、金木直文君。

〇6番(金木直文君) 相手がスズメバチですから、住民個人で対応するというのは本当に難しい問題でありますので、可能な限り自治体、町としても支援をするという立場でお願いしたいと思いますけれども、ただこのような状況になっている、あるいは自宅周辺にスズメバチが飛んできているというときに、どのように対処したらいいのかということがはっきりわからない住民の方もまだまだ大勢いらっしゃるのではないかなと思います。私も、先日南町のお寺の方で告別式がありまして、全員黒い服装ですので、出棺のときに玄関先に黒い集団が一列に並んだときに、たまたまスズメバチが飛んでまいりまして、そのときは1匹だけのスズメバチでしたから、多勢に無勢と思ったのか、やがてどこかへ飛んでいってしまいましたけれども、よく出没するところに気をつけてくださいというような立て看板なり、あるいはスズメバチが飛んできたという場合に連絡をどうしたらいいのかというような周知などを町としても、広報あるいは立て看板等、何かそういう手だてをとる必要があるのではないかと思いますが、既に何かやられておられるのか、今後何か対策を考えられるのかどうか、その点お願いいたします。

〇議長(森  淳君) 町民課長、鈴木義勝君。

〇町民課長(鈴木義勝君) スズメバチにつきましては、年度において非常にばらつきがあるわけですが、ここ数年間を見ますと非常にふえてきているというのが現状でございます。それと、市街地区の真ん中でもスズメバチが巣をつくっているという特徴もあります。それで、全道的にも被害が続発しております。今年度においては、間もなく10月に入りますので、ぼちぼち下火にはなっていきますが、翌年度に向けて広報等で、スズメバチの時期になりましたら差し当たり刺されない方法等をこれから私どもも、専門家に聞くというか、インターネット等の事例を参考に広報で周知をしてまいりたいと思っております。少しでも気をつけてもらえるように周知をしたいと思っております。

〇議長(森  淳君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第45号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第45号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第46号 平成18年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第46号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第46号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第47号 平成18年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで討論を終わります。
 これから議案第47号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第47号は原案のとおり可決されました。

   ◎同意第3号
〇議長(森  淳君) 日程第13、同意第3号 羽幌町教育委員会委員の任命についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 同意第3号 羽幌町教育委員会委員の任命について、提案理由のご説明を申し上げます。
 皆様方のお手元の議案書に住所、氏名、生年月日等が記入されておりませんので、今読み上げていく中でご記入をお願いいたします。
 住所、苫前郡羽幌町南大通3丁目。氏名、大橋鉄夫、生年月日、昭和20年7月13日生まれ、61歳。
 現委員であります江野英嗣氏が平成18年10月15日付をもちまして任期満了となるため、新たに大橋鉄夫氏の人格、識見のもとに教育行政にご尽力をいただきたいということで、教育委員会委員としてご同意を賜りたく、ご提案を申し上げた次第でございます。
 よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。

〇議長(森  淳君) これから質疑を行います。
 3番、高野輝雄君。

〇3番(高野輝雄君) 反対とかではなくて賛成の立場なのですが、一つ確認をしたいのですが、委員の任命については法律によって、羽幌町は5名ですから、そのうち3名以上が同一の政党に所属することができないこととなっています。したがって、ただいまの大橋さんの所属政党をお聞きしたい。無所属だと思うのですが、改めて確認したいということであります。

〇議長(森  淳君) 暫時休憩します。

休憩 午前11時44分
再開 午前11時48分


〇議長(森  淳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 助役、松本信裕君。

〇助役(松本信裕君) それでは、高野議員にお答えいたします。
 今本人の政党の所属については、これは差し控えたいと思いますが、現在の委員さん5名の中では今議員がおっしゃったように3名が同一政党ということにならないということでございますので、ご理解いただきたいと思います。

〇議長(森  淳君) 3番、高野輝雄君。

〇3番(高野輝雄君) もちろん現在もあれなのですが、こういう定めがあるので、これからもきちっと所属政党というものを確認の上、所属政党も表記をしていただきたいということと、現実に提案する際に所属政党を記していただきたいということ、それによって判断されるわけですから。それで、大橋さんはどうなのですか。

〇議長(森  淳君) 暫時休憩します。

休憩 午前11時50分
再開 午前11時53分


〇議長(森  淳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) 今のご質問でございますが、内容、要件等につきましてはそれぞれの法に照らしまして任命する側でチェックをいたしまして、今回ご同意提案申し上げておりますので、それについては十分要件は具備されておりますので、それ以上個人的な云々という問題に触れる必要はないかと思っております。

〇議長(森  淳君) 3番、高野輝雄君。

〇3番(高野輝雄君) そういうことでないのです。法律で任命というところで、今も言いましたようにこれは人格がどうこう言っているのでないのですけれども、その中で地方公共団体の長が議会の同意を求めると今提案あったわけです。そして、任命することになっているのです。その中の大事な部分で、委員の任命についてはそのうち3名以上が同一の政党に所属することがあってはならないとか、以下あるのですが、そういうことですから、その判断をするためには所属政党というものが提案のときになかったら判断できないのではないですか。

〇議長(森  淳君) 暫時休憩します。

休憩 午前11時55分
再開 午前11時57分


〇議長(森  淳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 3番、高野輝雄君。

〇3番(高野輝雄君) わかりました。突然の質問で大変戸惑いもあったのかなと、私の質問の仕方が突然だったということで、それはそれとして、改めて提案者の考え方をお聞きしたいのですが、関連しますので、現在女性の委員1名ですが、今後1名でいいのか、私は複数が必要かなと思うのですが、これだけお聞かせをいただきたい。

〇議長(森  淳君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 女性の登用というか、社会進出もどんどんされておりますし、いろんな意味で女性の方々にさまざまな協議会も含めた中でご活躍を願いたいというのが本心でございます。教育委員もその考え方に当てはまる一つの組織ではありますけれども、人を選ぶということ、女性だからどうのこうのということではなくして、考え方としては教育委員に適された方という視点で人選をしておりますので、別に女性がどうのこうのということは、積極的に女性の登用ができるのであればということは、いろんな組織についてもそう思っております。ですから、数だけの問題ではないと思います。
 以上です。

〇議長(森  淳君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) これで質疑を終わります。
 討論は、議会の運営に関する基準100により省略します。
 これから同意第3号について採決します。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、同意第3号については同意することに決定しました。
 昼食のため暫時休憩いたします。

休憩 午前11時59分
再開 午後 1時00分


〇議長(森  淳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

    ◎認定第1号~認定第7号、発議第7号
〇議長(森  淳君) 日程第14、認定第1号 平成17年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、日程第15、認定第2号 平成17年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第16、認定第3号 平成17年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について、日程第17、認定第4号 平成17年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第18、認定第5号 平成17年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第19、認定第6号 平成17年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第20、認定第7号 平成17年度羽幌町水道事業決算認定について、以上7件並びに次の日程第21、発議第7号 羽幌町各会計決算特別委員会の設置並びに委員の選任についてを一括議題とします。
 最初に、認定第1号から第7号までの提案理由の説明を求めます。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 平成17年度羽幌町各会計の決算認定をお願いするに当たりまして、その概要をご説明申し上げます。
 まず、各会計の決算状況でございますが、一般会計は歳入決算額56億6,675万5,531円、歳出決算額55億8,583万2,085円、差し引き剰余金8,092万3,446円。国民健康保険事業特別会計は、歳入決算額10億5,681万7,742円、歳出決算額10億4,791万959円、差し引き剰余金890万6,783円。老人保健医療特別会計は、歳入決算額12億7,446万5,588円、歳出決算額12億7,420万4,722円、差し引き剰余金26万866円。下水道事業特別会計は、歳入決算額6億458万8,597円、歳出決算額6億454万7,703円、差し引き剰余金4万894円。簡易水道事業特別会計は、歳入決算額5,390万947円、歳出決算額5,386万9,414円、差し引き剰余金3万1,533円。介護保険事業特別会計の保険事業勘定では、歳入決算額6億6,040万5,421円、歳出決算額6億4,367万3,915円、差し引き剰余金1,673万1,506円。介護サービス事業勘定では、歳入決算額4億5,114万5,963円、歳出決算額4億5,013万7,600円、差し引き剰余金100万8,363円であります。
 一般会計の決算において、本年度の実質収支額から昨年度の実質収支額を差し引いて求めます単年度収支は637万7,000円の赤字となっておりますが、黒字要素であります財政調整基金へ4,515万円を積み立てたことにより実質単年度収支は3,877万3,000円の黒字決算となったところであります。次に、財政運営の目安であります経常収支の状況を普通会計ベースで申し上げます。財政構造の弾力性を示します経常収支比率でございますが、減税補てん債及び臨時財政対策債を除いた経常一般財源の収入総額36億9,039万8,000円に対し、経常的支出に充当いたしました一般財源の額は35億2,173万円で、その収支の比率は95.4%で、16年度の93%に比べ2.4ポイント増加しております。歳出への充当比率の内訳で見ますと、公債費が29.6%で最も高く、以下人件費24.7%、補助費等13.8%などが主なものであります。なお、普通交付税の振りかえ措置として臨時財政対策債が13年度から発行されておりますが、その額と減税補てん債の額を経常一般財源として算入して求めた比率の方も通常用いられておりますが、その比率では17年度89.6%となります。同じく算出しました16年度の経常収支比率85.8%に対して3.8ポイントの増となっております。次に、投資的経費の総額は7億1,340万6,000円で、16年度と比較しますと10億151万3,000円の減となっておりますが、その主な要因は中心市街地等商店街・商業集積活性化事業補助金、継続事業であります港湾整備事業及び天売小中学校改築関連事業費の減によるものであります。
 次に、下水道事業特別会計では、17年度、汚水管渠布設は1,972メートル施工し、全体計画延長6万550メートルのうち、17年度末で4万9,073メートルの布設を行ったところであり、進捗率は81%であります。
 次に、簡易水道事業特別会計では、歳出が16年度と比べ984万6,000円の増額となっておりますが、天売貯水タンク屋根ふきかえ等の単独事業工事費及び起債償還額の増によるものであります。
 次に、介護保険事業特別会計では、保険事業勘定の歳出が16年度と比べ383万8,000円の減額となっておりますが、これは前年度精算分の保険給付費交付金返還額の減が主な要因であります。介護サービス事業勘定では、歳出が8,414万7,000円の減額となっておりますが、特別養護老人ホーム職員の職員退職手当組合追加負担金の減が主な要因であります。
 次に、羽幌町水道事業会計をご説明申し上げます。収益的収支の収入では水道使用料の改定などにより給水収益が17.3%、3,977万2,000円の増額となり、支出では高台地区配水池修繕や羽幌川取水施設改修による増、委託料及び職員給与費などの減により支出全体で1.2%、280万6,000円の増となり、結果損益計算書では4,522万9,000円の純利益が生じたところであります。資本的収支では、浄水場外構フェンス改修や配水管布設などの建設改良費1,838万6,000円、企業債償還金2,740万7,000円などで、支出総額は4,583万8,000円となります。それに対し収入は、道道改良工事に伴う配水管布設替補償金188万6,000円で、不足額4,395万2,000円については留保資金で補てんしております。
 以上、平成17年度各会計決算の概要をご説明申し上げましたが、国の財政は地方税収入や地方交付税の原資となります国税収入が回復傾向にある一方で、公債費が高い水準で推移することや社会保障関係費の自然増等により大幅な財源不足が生じることとなり、このため国の地方財政対策として通常収支不足分を地方交付税から臨時財政対策債の発行へ振りかえる措置が引き続きとられており、極めて厳しい状況となっております。また、国の地方財政対策として3年間の最終年度になります三位一体改革が進められ、国庫補助負担金の廃止、縮減による補助事業の抑制が行われております。さらに国は、基礎的財政収支の黒字化を2011年度に達成するために、歳出を削減し、対応するとしております。その結果、地方財政は現状よりもさらに圧縮されることが予想されますことから、町の財政運営の根幹となります財源については依然として厳しい状況が続くものと考えております。羽幌町におきましては、これまでもさまざまな視点から行財政改革に取り組んできたところでありますが、このたび自立の道を進むための基本的な考えを示しました自立と共生への町づくり計画を作成し、町づくりの目標である心と心をつなぐはぼろの実現に向けて取り組んでまいる考えであります。さらに、議会行政改革調査特別委員会などのご意見、ご提言を踏まえ、簡素で効率的な行財政システムの確立を目指すとともに、町の産業振興、住民福祉の施設整備や教育環境などの社会資本整備の財政需要にこたえるため、行財政全般にわたる改革を計画的に進め、厳しさを増す社会情勢の変化に即応していく考えであります。
 また、別途監査委員から決算審査が報告されると思いますが、審査意見等も踏まえ、適正な行政運営を進めてまいりたく、これらの点もあわせて議会のご承認を賜りたく、付議いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いを申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。

〇議長(森  淳君) 次に、発議第7号の提案理由は、平成17年度羽幌町各会計の決算を審査するため特別委員会を設置しようとするものであります。
お諮りします。ただいま一括議題となっております認定第1号から第7号については、発議第7号により、羽幌町議会委員会条例第4条の規定に基づき、全員の議員をもって構成する羽幌町各会計決算特別委員会を設置し、同委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、発議第7号は全員の議員をもって構成する羽幌町各会計決算特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。
 暫時休憩いたします。

休憩 午後 1時14分
再開 午後 1時14分


〇議長(森  淳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長に1番、高山誓英君、副委員長に2番、熊谷俊幸君を決定しました。

    ◎発議第8号
〇議長(森  淳君) 日程第22、発議第8号 議員の派遣についてを議題とします。
 お諮りします。本町の懸案事項の要望、促進を図るため及び議員の研修会並びに各委員会の調査研究のため、本日から12月までの間、本議会は必要と認められる事案について道内外の関係機関に議員を派遣したいと思います。なお、派遣する議員については、案件を勘案の上、その都度議長において指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、発議第8号は原案のとおり決定されました。

    ◎発議第9号
〇議長(森  淳君) 日程第23、発議第9号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査についてを議題とします。
 各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の所管事務調査について、それぞれの委員長から会議規則第75条の規定により閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りします。それぞれの委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第9号は原案のとおり決定されました。

    ◎意見案第2号
〇議長(森  淳君) 日程第24、意見案第2号 ドクターヘリの全国配備へ新法制定を求める意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 8番、駒井久晃君。

〇8番(駒井久晃君) 意見案第2号 ドクターヘリの全国配備へ新法制定を求める意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
 平成18年9月28日提出。
 提出者、羽幌町議会議員、駒井久晃。賛成者、羽幌町議会議員、磯野直、同じく、室田憲作、同じく、有沢護。
ドクターヘリの全国配備へ新法制定を求める意見書(案)
 1分1秒を争う救急医療の「切り札」としてドクターヘリの全国配備が強く望まれています。特に近年、医師の偏在や不足が重大化しつつある中で、患者がどこにいても短時間内に治療や搬送を行うドクターヘリの配備の必要性は高まっています。
 日本の現状はドクターヘリが広く普及している欧米諸国と比べると大きな格差があります。例えば、1970年に世界に先駆けてドクターヘリを導入したドイツでは、その後20年間で交通事故による死亡者数を約3分の1にまで劇的に減少させています。また、山岳地帯が多いスイスでは、国内どこへでも概ね15分以内に医師を乗せたヘリを現場に派遣して、治療行為を開始できる体制をとっています。
 しかし、日本では平成13年度からドクターヘリ導入促進事業がスタートしましたが、現在、岡山、静岡(2機)、千葉、愛知、福岡、神奈川、和歌山、北海道、長野、の9道県10機にとどまっています。導入が進まない要因の一つは、運営主体となる都道府県や病院の過重な財政負担であることが指摘されています。
 よって政府においては、救急救命に大きな効果を上げるドクターヘリの全国配備を推進するために、財政基盤の確立を含めて体制整備に必要な措置を図る新法の制定を強く求めます。
 1.国と都道府県の責務を明記すること
 2.国が整備に必要な経費を補助すること
 3.運行費を支給するなど財政安定化を図ること
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
 平成18年9月28日、北海道羽幌町議会議長、森淳。
 意見書提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣。
 以上であります。

〇議長(森  淳君) 議会の運営に関する基準により、質疑及び討論は省略することとします。
 これから意見案第2号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第2号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することにいたします。

    ◎意見案第3号
〇議長(森  淳君) 日程第25、意見案第3号 2007年度国家予算編成における義務教育無償、義務教育費国庫負担制度の堅持と負担率1/2復元を求める意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 5番、有沢護君。

〇5番(有沢 護君) 意見案第3号 2007年度国家予算編成における義務教育無償、義務教育費国庫負担制度の堅持と負担率1/2復元を求める意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
 平成18年9月28日提出。
 提出者、羽幌町議会議員、有沢護。賛成者、羽幌町議会議員、蒔田光子、同じく、高山誓英、同じく、駒井久晃。
2007年度国家予算編成における義務教育無償、
義務教育費国庫負担制度の堅持と負担率1/2復元を求める意見書(案)
 教育の機会均等と義務教育無償の原則は、憲法26条で定められており、全ての国民に対して義務教育を保障することは、国の重要な責任でもあります。このことから、全国のどの地域においても、すべての子どもたちに無償で一定水準の教育機会を保障するため、義務教育費国庫負担制度が設けられています。
 義務教育費国庫負担制度は現在、政府の財政赤字削減を目的とした義務教育費国庫負担金の削減がすすめられています。また、「地方分権の推進」あるいは「国と地方の役割分担」との視点から、主として経済財政諮問会議で、地方の独自性を損ねる補助金制度として廃止・縮減の対象とされ、「三位一体改革」の論議のなかで、義務教育費国庫負担制度全体の見直しが検討課題となっています。
 義務教育費国庫負担制度は、義務教育の実施主体である地方を国が支える制度であり、国が地方をしばる制度ではありません。すでに30人学級などの学級定員規模を縮小する措置が、都道府県単費で行われており現行制度でも自治体の裁量権は保障されています。
 むしろこの制度が廃止されれば、地方財政における義務教育費の確保が困難になり、教育条件の地域間格差が生ずるおそれがあります。とりわけ、広大な地域に小規模校が点在し、離島など多くのへき地を有する北海道では、全国的水準との格差だけでなく、市町村間での格差が拡大することが危惧され、政府の主張する国の関与の見直しが地方の教育水準の低下をもたらしかねません。この度、「三位一体改革」により削減された8,500億円が都道府県に税源移譲された場合、39の道府県で現状の国庫負担金を下回る金額となることが明らかとなっています。また、深刻な雇用情勢を反映して就学援助受給者や奨学金希望者が増大している中、地方財政の圧迫が保護者負担の増大につながることが危惧されます。
 昨年、教育関係42団体で結成された実行委員会がとりくんだ署名が、道内で30万筆を超えて集まったことや道内121の議会から義務教育費国庫負担制度に関する意見書が内閣に提出されるなど教育の機会均等と水準の維持向上は、全道の教育関係者や保護者、そして地域の願いです。
 以上、地方自治法第99条の規定により以下の事項について意見書を提出致します。

1.国の責務である教育水準の最低保障を担保するために必要不可欠な、義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率1/2を復元すること。また「交付金化」や「一般財源化」を行わないこと。
2.憲法・教育基本法の理念である義務教育無償を実現するため、保護者負担がゼロとなるよう教育予算を拡充すること。
3.30人以下学級を早期に実現すること。
 平成18年9月28日、北海道羽幌町議会議長、森淳。
 意見書提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣。
 以上であります。

〇議長(森  淳君) 議会の運営に関する基準により、質疑及び討論は省略することとします。
 これから意見案第3号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第3号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することにいたします。

    ◎意見案第4号
〇議長(森  淳君) 日程第26、意見案第4号 季節労働者の「特例一時金」現行維持および通年雇用の促進に関する意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 9番、大山新太郎君。

〇9番(大山新太郎君) 意見案第4号 季節労働者の「特例一時金」現行維持および通年雇用の促進に関する意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
 平成18年9月28日提出。
 提出者、羽幌町議会議員、大山新太郎。賛成者、羽幌町議会議員、熊谷俊幸、同じく、伊藤昇、同じく、橋本修司。
季節労働者の「特例一時金」現行維持および通年雇用の促進に関する意見書(案)
 積雪寒冷という北海道特有の気象条件によって、冬期に失業を余儀なくされる季節労働者は、今なお13万5千人を数えている。
 これら季節労働者は、冬期における生産活動の減少に起因して毎年離職するものであり、季節労働者の雇用の安定および通年雇用化促進のための対策を、今、北海道全体として進めつつある。
 しかし、現在、行政改革の一環として、雇用保険制度の見直しが労働政策審議会において論議されており、季節労働者の「特例一時金」については、循環的給付を理由に廃止等が検討されている。
 このことは、いまだ多くの季節労働者が存在している北海道の実情と、道内における各界の施策努力をかんがみるものとはなっておらず、「特例一時金」の廃止などは、多くの季節労働者の生活をより不安にするばかりでなく、事業主をはじめ地域経済への大きな影響が懸念される。
 また、季節労働者の通年雇用促進を命題として、平成19年度より国の新規施策として「通年雇用促進支援事業(仮称)」の実施が予定されている。
 しかし、季節労働者の冬期失業の実情を踏まえたとき、新たな冬期雇用の拡充を通じ通年雇用に向けた移行を促進させる事業として、北海道、市町村、地域の努力はもちろん、国の責任による事業成功が不可欠である。
 したがって、次の実現を強く求める。

1.季節労働者の「特例一時金」存続および現行制度の維持。
2.通年雇用に移行できない労働者に対する新たな冬期雇用の確保。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
 平成18年9月28日、北海道羽幌町議会議長、森淳。
 意見書提出先、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣。

〇議長(森  淳君) 議会の運営に関する基準により、質疑及び討論は省略することとします。
 これから意見案第4号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第4号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することにいたします。

    ◎意見案第5号
〇議長(森  淳君) 日程第27、意見案第5号 森林・林業・木材関連産業政策と国有林野事業の健全化を求める意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 14番、松井道弥君。

〇14番(松井道弥君) 意見案第5号 森林・林業・木材関連産業政策と国有林野事業の健全化を求める意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
 平成18年9月28日提出。
 提出者、羽幌町議会議員、松井道弥。賛成者、羽幌町議会議員、寺沢孝毅、同じく、伊藤昇、同じく、橋本修司。
森林・林業・木材関連産業政策と国有林野事業の健全化を求める意見書(案)
 森林は国土の保全・水資源のかん養などとともに、地球温暖化防止に向けた国際公約である温室効果ガス6%削減を履行するためにも大きな役割を果たしていくことが求められています。また、近年、自然災害が多発する中で、山地災害の未然防止に向けた治山対策や森林整備等自然環境や生活環境での「安全・安心の確保」に対する国民の期待と要請は年々高まっております。
 しかし、国産材の価格低迷が長期に続く中で、林業経営の採算性が悪化し、そのことが森林所有者の施業意欲を失わせ、適切な森林の育成・整備の停滞を招き、森林の持つ多面的機能が低下している現状にあります。加えて、この間、わが国の森林行政の中核を担い、民有林行政との連携を果たしてきた国有林野事業は、一般会計化・独立行政法人化が検討されるなど、国民の共有の財産である国有林の管理が危ぶまれています。
 こうした中、平成18年9月8日、森林・林業基本計画が閣議決定され、今後は、その骨子である、①多様で健全な森林への誘導、②国土保全等の推進、③林業・木材産業の再生を前提に、森林整備や地域材利用計画の推進、林業労働力の確保等の対策を進めていくこととされました。
 森林・林業基本計画の確実な実行や、地球温暖化防止森林吸収源10カ年対策の着実な実行、そして、森林の多面的機能維持を図るための森林整備等を推進するため、平成19年度予算等において下記の施策展開が図られますよう、強く要請いたします。

1.森林・林業基本計画に基づく、多様で健全な森林の整備・保全の推進、林業・木材関連産業の再生等、望ましい森林・林業政策実行に向け、平成19年度予算の確保等必要な予算措置を講じること。
2.国産材の安定供給・利用拡大を軸とする林業・木材産業の再生を図るため、木材の生産・加工・流通体制の整備に向け、関係省庁の枠を越えた計画の推進を図ること。
3.森林整備を通じた「緑の雇用担い手対策事業」の充実と、森林・林業基本計画に基づく労働力確保諸施策の確立を図ること。
4.二酸化炭素を排出する者が負担する税制上の措置などにより、地球温暖化防止森林吸収源10カ年対策を推進するための、安定的な財源確保を図ること。
5.地球規模での環境保全や、持続可能な森林経営を目指した違法伐採対策の推進を図ること。
6.国有林野については、安全・安心な国土基盤の形成と、地域振興に資する管理体制の確保を図ること。
  特に、国有林野事業特別会計改革にあたっては、国民の共有財産である国有林の持続可能な森林管理と、技術者の育成・確保を国が責任を持って図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
 平成18年9月28日、北海道羽幌町議会議長、森淳。
 意見書提出先、内閣総理大臣、財務大臣、外務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、環境大臣、林野庁長官。
 以上です。

〇議長(森  淳君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することとします。
 これから意見案第5号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(森  淳君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第5号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することにいたします。

   ◎閉会の宣告
〇議長(森  淳君) これで、本日の日程は全部終了しました。
 したがって、平成18年第5回羽幌町議会定例会を閉会します。
(午後 1時39分)

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