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令和3年第4回定例会

令和3年第4回定例会

議事日程第1号 令和3年6月17日(木)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3 諸般の報告
4 一般質問
逢坂議員 「新型コロナウイルスワクチン接種について」

 昨年1月に国内で初めて感染が確認された新型コロナウイルスは、今もなお変異をしながら感染拡大が続いております。北海道にも現在緊急事態宣言が発出されており、不要不急の外出や移動を控えるお願いなど様々な感染防止対策が実施されている状況の中、全国の各自治体では65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が始まり、羽幌町においても5月25日から接種が開始されております。また、国の方針で7月末までに65歳以上の高齢者への接種完了のめどが立てば、12歳以上64歳以下の人を対象とした一般接種では、政府の分科会を経て決定した接種順位の考え方を踏まえつつ、基礎疾患のない人の接種を同時並行で進めることなど、各自治体の裁量により柔軟な対応が認められました。このワクチン接種は、新型コロナウイルスへの感染防止や重症化のリスク回避のために必要不可欠なものであり、早期に希望者全員に接種することが町民の安心・安全と不安解消につながるものと考えます。一方で、ほとんどないと言われておりますが副反応への懸念や、接種時期によって、効果が出るまでに長い期間を要する場合もあることから、その間の感染防止対策も含め、よりきめ細やかな情報提供や一層の感染防止啓発が必要であると考え、以下について質問します。

1.医療従事者や消防職員等の先行接種者をはじめ、離島を含めた羽幌町内の新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況とワクチン供給見通しなどの状況はどのようになっているのか。

2.対象年齢が拡大され12歳以上からとなり、また、自治体の裁量により柔軟な接種も可能となったが、これからの接種順位及びスケジュールはどのようになっているのか。

3.早期にワクチン接種を完了させるためには、道立羽幌病院や町内の医療機関との連携と協力が必要不可欠と考えるが、羽幌町はこれまでどのような連携を図ってきたのか、また、接種希望者全員にスピード感を持って取り組んで行くためには、今後どのように連携し強化していくのか。

4.ワクチン接種に従事する町職員、乳幼児や学生と接する機会の多い保育士や教職員、介護施設の職員や羽幌町の代表として公的行事に出席する公人で、感染することによって町の事業推進や通常業務に支障が出る可能性のある者に対し、早期にワクチンを接種する必要があると考えるがどうか。

5.接種当日、予約のキャンセルで余ったワクチンはどう処理するのか。

6.ワクチンの副反応が心配されており、万が一副反応による健康被害が起きた場合には、国の予防接種後健康被害救済制度により救済を受けることができるが、羽幌町も独自の救済制度や支援等を考えるべきと思うがどうか。また、離島を含むワクチン接種時の副反応への対応はどのように取るのか。
金木議員 「再生可能エネルギー発電設備に関する条例制定について」

 近年、汐見地区や築別地区を中心に小形風力発電設備が急増したことで、環境保全や景観形成の観点から平成29年12月に「小形風力発電施設建設に関するガイドライン」を策定した。その後、緑町地区には太陽光発電設備が地域住民に詳しく知らされないまま建設されるなどしたため、小形風力発電以外の再生可能エネルギー発電設備についても一定の基準を設けようと、令和2年4月1日施行の「再生可能エネルギー発電設備等の設置及び運用の基準に関するガイドライン」を新たに策定した。しかし、その後も基準に違反して小形風力発電設備が多く建設されていることから、強制力のある条例の制定が検討されてきた。今定例会において条例案が上程されるとのことだが、この間の総務産業常任委員会での協議、議論も踏まえて、より効果のある条例となるよう、以下の質問をする。

1.本年4月27日開催の総務産業常任委員会で示された条例案から変更や見直しがあるのか。あれば、主にどのような点か。

2.風力発電設備による騒音や低周波、バードストライクなど、住民生活や自然への影響は実態が確認されているのか。

3.条例内容を遵守しなかった場合の罰則など、さらに検討すべきではないか。

4.昨年の総務産業常任委員会において、町へのメリットは固定資産税の償却資産税と草刈り作業の委託などと答えていた。現在の設備規模で小形風力、太陽光、あわせてどのくらいの固定資産税収入が期待できるのか。また、草刈り作業の実施状況はどうか。

5.本州のある町ではメガソーラー計画をめぐって、住民が工事差し止めの訴訟を起こしている。条例はこうした事態に発展しないよう地域住民と事業者、自治体とが良好な関係を維持、保証していくものとなる。この点について、町としてはどう考えているのか。
小寺議員 「町が行う新型コロナウイルス感染症に係る対策の現状把握と効果、今後の対応について」

 6月時点で北海道全域に緊急事態宣言が6月20日まで延長されており、期間中、不要不急の外出や移動を控えることや、飲食店等には、営業時間の短縮や酒類の提供時間の短縮が要請され、感染を封じ込めるための最大の対策として「人と人との接触を徹底的に抑える」対策が講じられている。町としては新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した様々な事業を実施しつつ、ワクチン接種についても年齢や職種、地域ごとの接種が始まっており、大きなトラブルもなくスムーズに進んでいると聞いている。観光に関しては両島で行われる予定であった「焼尻めん羊まつり」「天売ウニまつり」の中止が決定した。学校行事等も運動会での競技見直しや時間短縮を行うなど、感染防止の対策が講じられている。産業の各分野にも様々な影響があり、先の見えない不安が続いている。影響は今後も続くと考えられるが、町民にとって一番身近な存在である地方自治体として町民の声を聞き、正しい情報提供と緊急事態宣言後やアフターコロナにすぐ対応できる準備を今から行っていくことが重要と考える。そこで、次の点について質問する。

1点目、ワクチン接種の現状と情報の提供について
 国の指針により、医療従事者の優先接種から始まり、65歳以上の高齢者の予約、接種が始まっている。今後64歳以下の予約や接種が始まっていくが、各自治体の現状を踏まえた優先接種や、キャンセルが出た場合の対処が必要と考える。また、高齢者施設職員と同じく、ワクチン接種の対象となっていない児童、生徒と接する機会が多い保育士や教諭等、そのほか町内外の不特定多数の方と接する機会が多い職種についても配慮が必要だと考えるが、町の見解と対策はどのように考えているのか。また、町民が安心して接種するためにも予約状況や接種数、接種率など、リアルタイムに正確な情報提供をすべきと考えるがどうか。

2点目、今後の観光振興について
 町内での大きなイベントが残念ながら中止となった。これから観光シーズンとなるが、観光に係る事業者だけでなく、交通や宿泊、飲食、加工、販売業にまでわたり大きな影響があり、今までのような積極的な観光振興は難しいと考える。2年連続中止となったイベント等は、来年再開することになっても運営や集客などの問題が出てくると思われる。現状の観光振興について、町の見解と今後の展望についての考えは。また、当初予算も確保されていることから、この時期だからこそ町民還元や地場産品を地方発送する場合の送料を町が負担する形でのイベントや事業なども行っていくことが必要と考えるがどうか。さらに、観光振興を利用し、各種産業にも波及効果のある施策を行っていくべきと考えるがどうか。

3点目、新型コロナウイルス感染症の公表に関する基本指針について
 感染者の居住地などの公表は、羽幌町が独自の判断で北海道や感染者本人の同意を得ずに公表することはできない。しかし、町民生活に大きな影響を与えるであろう職種や、施設で発生した場合には公表を積極的に行っていくことが重要であり、町民の安心につながると考える。現在羽幌町では町職員に対する独自の公表基準を定めていると伺っているが、今後は町職員のほか、小中学校を含めた町が管理する公共施設や公共性の高い施設の職員や利用者等が感染した場合における情報の公表に関する基本指針を各種関係者や関係団体と協議の上、作成することが必要と考えるが、町としての見解はどうか。また、感染された方や、その関係者への誹謗中傷、不当な扱いや嫌がらせ、差別、偏見につながることがないよう、適切な処置や対応を今後強化していく必要があると思うがどうか。

4点目、各産業、事業者、町民の現状の把握について
 新型コロナウイルス感染症の予防のため、各種会議や事業等が中止、縮小されている中、町民の不安や今後を心配する声が届きにくい状況になっている。町民の声を聞くことについて、行政としては各種会合時やふれあいトークなどを活用してくださいとのことだった。しかし、直接話す機会も少なくなっている状況の中、どのようにして町民の声や現状を把握しているのか。インターネットやSNSの活用などを検討し、今後はどのように町民の話を聞く機会を作り、その声を町政に生かしていくのか。
議事日程第2号 令和3年6月18日(金)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
3 報告第2号 令和2年度羽幌町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
4 議案第39号 羽幌町個人情報保護条例の一部を改正する条例
5 議案第40号 羽幌町手数料条例の一部を改正する条例
6 議案第41号 羽幌町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
7 議案第42号 羽幌町再生可能エネルギー発電設備の設置及び運用の基準に関する条例
8 議案第43号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画(令和2年度~令和6年度)の変更について
9 議案第44号 令和3年度羽幌町一般会計補正予算(第2号)
10 発議第4号 議員の派遣について
11 発議第5号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について
12 意見案第1号 林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書の提出について
13 意見案第2号 地方財政の充実・強化に関する意見書の提出について

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