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令和5年第2回定例会

令和5年第2回定例会

議事日程第1号 令和5年3月7日(火)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3 諸般の報告
町政執行方針
教育行政執行方針
6 一般質問(3名)
小寺議員 『令和5年度町政執行方針と新年度の事業・町行政運営等について』

 令和5年度町政執行方針が駒井町長から示され、議会に新年度予算案も提出された。新しい年度に対する思いや現状に必要な事業なども予算化されたものと考えられる。しかし、一方で数年前より町民の強い要望に応えるため全議員が同意し、議会から要望した一部のものは新年度も予算化されずにいる。
 執行方針では町民や議会に理解と協力を求めていたが、町民や議会からの要望には理解も協力する気持ちも感じられないことは大変残念に思う。あまりにも町長や行政側からの一方的なお願いだと感じている。これでは今後、町民からも議会からも理解や協力を得るのが難しくなり、行政運営にも影響が出ると考える。
 さて、12月の一般質問への答弁にあったが新年度は継続事業がほとんどで新たな事業はほとんど行われないとのことだった。また昨年までの執行方針では新型コロナウイルス感染症の影響への対応や支援等にも言及されていたが、令和5年度の執行方針は昨年と比べ大きく減少している。第7次羽幌町総合振興計画では、「アフターコロナ」「withコロナ」を見据えた新しい取り組みも必要とあったが、4月以降は本当の意味でのアフターコロナとなるが、具体的な展望も取り組みもまったく見えてこない。このまま現状維持や継続事業のみで本当に良いのか多くの不安の声がある。これまで同様の施策を軸に「活力のある街づくり」を目指すだけでは、10年後、20年後の羽幌町は残念ながらさらに人口減少が続き、衰退していくと推察する。
 健全な財政を維持しながらも、この町に住む町民がより良い環境で、行政を信頼し、協力を頂きながら少しでも明るい未来あるまちにすることを目指して欲しいと考える。そのためには一方的な事業展開ではなく、町民、議会にしっかりと耳を傾け、町長がやりたいことだけではなく、町民が願う町政運営や事業を行って欲しいと思う。
 この町に産まれ、育ち、働き、生活する町民に対し令和5年度にどのような展望を描き、町民が希望を持てる行政サービスを提供するかを町長ご自身で伝えることが今まで以上に必要であると考える。
 執行方針や予算だけでは、駒井町長が目指す未来や令和5年度の展望を十分に理解することができず、新年度は議会だけでなく、町民、児童生徒にも直接町長が伝える場をつくる必要もあると考える。新年度執行方針に係る事業・町行政運営等について、次の通り質問する。

 1点目、令和5年度に向けて、どのような点を重点にして、新年度予算や事業を決定したのか。事業の目的、必要性、費用対効果についての考え方、また町民、議会からの声をどのように予算化、事業化しようと考え、努力したのか。

 2点目、執行方針にある「中途になっている事業の継続」「これまで着手できなかった事業への着手」とあるが、具体的にどのような事業で、それらの原因とその解決法はなにか。それを継続、着手することによって、影響や結果が生まれるのか。また、具体性のない「活力のある街」の標語ではなく、具体的な目標にどのように向かっていき、目標とする数値や目標達成するためのスケジュールについての考えは。

 3点目、執行方針にある「その時々の状況に見合った有効的な施策」とあるが、新年度の状況に見合った次年度しなければならない有効的な施策とはどのような施策があるのか。また次年度、緊急性の高い事業はどのようなものがあるのか。

 4点目、4月以降新型コロナウイルス感染症の影響や対応について町側の見解は。また影響によって新年度での事業の変更または、中止になったものはあるのか。今後、町内や役場での感染拡大防止にむけた対応への変更等はどのようなものがあるのか。また社会生活や学校生活での変更点はあるのか。

 5点目、町民、議会に理解と協力を求めるためには、第一に信頼関係が大切だと考える。しかし、昨年12月の一般質問では質問に対して答弁を拒否する状況があった。大変残念な対応であったと思う。また中学生への回答後に議会にも説明すると答弁していたが、未だに議会にも報告も説明もない。今までの議会での言動も含め、議会との約束を守れない町長の新年度の執行方針を信頼していくことは大変難しいと感じるが、どのように考えているのか。

 6点目、中学生から提案された8つの「君に届け聖地巡礼スタンプラリー」「移住者を増やす」「花火大会」「羽幌神社祭を盛り上げる」「オロちゃんランドのPRプロジェクト」「羽幌の宝物『農業』」「バラ園のPRプロジェクト」「羽幌産アスパラに付加価値を付ける」の各プロジェクトテーマは今後羽幌町にとって重要な課題提起でもあったと考える。町としてそのような課題提起への見解と次年度に中学生の要望やアイデアが活かされているのか。12月の一般質問では「既に実施している事業や今後実施できそうな事業、また、実施は難しいと感じた事業もありましたが、まず、提案された生徒に対して回答したい」との答弁だったが、どのような回答を行ったのか。また町として短期間で次年度にすぐに取り組める事業は何があるのか。また中長期間で計画的に行う必要があるものは何があるのか。具体的な取り組み方や施策をどのように進めていこうと考えているのか。各事業に対して、目的を実現するために町として具体的に取り組みをどのように行っていくのか。

 7点目、町民や町民の代表である議会からの要望が十分に町政に反映されていない新年度予算であると考える。議会のインターネット配信事業は、町長が否定的でやりたくない事業であると考えるが町民にとって有益なことがあり、何度も議会全員で要望してきた。昨年、議会とのインターネット配信について懇談を行ったが、十分な検討もまったく行われていない状況での開催であった。一般質問では、やらない理由ではなく、できるためのアイデアや協力内容を聞かせて欲しいとも要望したが、一般質問の答弁を繰り返すだけであった。町民や議会からの要望をしっかり受け止め、十分に庁内で協議検討することを怠っていると感じる。
 できない・やらない理由ではなく、今回次年度予算に議会側から要望し、また今回再度一般質問することで、町側でどのようにしたら実現できるのか再度協議・検討したと考えるが、具体的にどのような協議、検討が行われたのか。執行方針で町長が町民や議会に求めたと同じく、町長のご理解とご協力をお願し、町側は今後予算以外にどのような協力ができるのか。また実施への課題解決策や実現可能な手法、スケジュール、継続的な議会との協議をどのように考えているのか。
工藤議員 『旧宮坂デパートの解体・撤去について』

 旧宮坂デパートは平成19年10月に閉店後、破産物件となり、土地建物の所有者が現在もいない状況である。建築より46年が経過し老朽化が進んでいることから危険を考慮し、町では、南4条通りの歩道を部分的に閉鎖しているため、歩行する町民は車道を通らざるを得ない状況となっている。この通りは通学路となっていたが、現在、登下校時には遠回りを余儀なくされている。さらにこの建物は4階建であることから、万が一落下物等があった時には歩行者はもちろんのこと、走行中の車、周辺で仕事をしている人など、すべての町民に危険が及ぶ可能性を危惧している。
 過去に実施した旧宮坂デパートの事務管理による修繕は、非常階段の外壁の撤去、4階窓ガラスが破損した際の合板での修繕があったと理解しており、町では今後も危険な箇所が出た場合には事務管理で修繕等を実施するとしているが、その都度の修繕費を重ねていくことを考えると、修繕費の総額がいくらになるのか計り知れないと考える。町民の安心・安全を確保するためにはこのように所有者のいない危険な建物については、全面的に解体・撤去し、町民に危険が及ばないようにするのが行政としての使命ではないか。危険な建物を取り除き、町民の安全を確保するために歩道を開放し、通学路線を回復させるべきと考える。
閉鎖後15年経過し、老朽化が進んでいる旧宮坂デパートを解体・撤去し、すべての町民の安全を確保するべきと考え、次の質問をする。

 1.南4条通りの3丁目部分の歩道は旧宮坂デパートの老朽化による危険性を考慮して歩道を部分的に閉鎖している。この通りは通学路であるが、現在は除外している。町としてこのような状況を長年にわたって放置したままでよいのか、児童はもちろんのこと、すべての町民の安心・安全を第一に考えたときに、建物の解体・撤去を早急に実施し、一日も早く歩道を全面開放し、児童の安全確保のために通学路線を回復させるべきと思うが、町はどのように考えているか。                     

 2.旧宮坂デパートは、空き家となってから15年が経過しており、この間定例会の一般質問において、各議員が、建物の老朽化が進み町民に危険が及ぶことを避けるために、解体・撤去を求めて質問をしている。
平成29年12月の町側の答弁では、補助制度や手法等について北海道と協議し有効な手段を検討していきたい。さらに平成30年6月の町側の答弁では、留萌振興局より提案、指導をいただいたので今後検討に入りたいと言っているが、どのように検討したのか、また結果はどうなったか。

 3.空き家であって所有者がいない危険な建物を、解体・撤去をする際の国や道の手法や補助制度について調査をし、北海道とも協議を重ねて町の負担を極力抑える形での、解体・撤去の計画を立てて実施すべきと思うが、今後どのように進めていくのか。
逢坂議員 (1)『町営住宅の入居について』

 現在、羽幌町が所有されている町営住宅入居の選考決定は、公営住宅法等に基づく、羽幌町の住宅管理条例・羽幌町特定公共賃貸住宅管理条例・羽幌町単独住宅管理条例等の条例や関係規則により、入居者を選考し決定することになっている。
近年は、持ち家世帯の高齢化が一段と進み、高齢者世帯や一人暮らしの方々が自宅の補修や修繕など維持管理や冬場の除雪に大変苦労されていると聞いている。このため、現在、自分で持っている一軒家を売って、町営住宅に入りたいと言う方も年々増えて来ている。また、一度は都会に住んだものの、高齢になって、やはり生まれ育った所に帰って来て住みたいが民間の賃貸アパートも経済的に非常に厳しいとも聞く。さらに、町営住宅に何回も入居の申し込みをしてもなかなか希望する所に入れないとの声も聞こえており、特に高齢者には住みづらい羽幌町になって来たものと感じている。
 こうした現状を踏まえて、以下、質問する。

 一点目 各条例や規則において入居資格基準を一つでも満たしている応募者が空き戸数以上いる場合には、選考過程における透明性や公平・公正な入居者選考を行うため、空が出た時に定期的かその都度公開抽選により入居者を決定すべきと思うがどうか。

 二点目 毎回入居の希望申し込みをしても、常に落選する場合もあることから、このようなことがないようにするため、いずれは希望する住宅に入居できるような制度を設けるべきと考えるがどうか。

 三点目 町長の諮問に応じて設置される入居者選考委員会は、町民の方々から委員会の組織や実態がまったく見えないことや選考過程においてどのような役割を果たしているのかと言う疑問の声がよく聞かれる。このことから、公開にするか廃止することも考えるべきと思うがどうか。
逢坂議員 (2)中央公民館(旧館)建替に伴う憩いの場設置について

 羽幌町も少子高齢化の波が一段と進んで来ている現状の中で、現在、公共的施設に高齢者や障がい者・若者・子ども・幼児が安心して集い語らい合える憩いの場が少ないことから、地域全体の人と人とのつながりが一層希薄になってきていると感じている。こうしたことは、町の活気が徐々に衰退して行くと同時に、弱体化にもつながり、魅力のない羽幌町になって行くのではないかと危惧をしている。
 こうした中で、先般、2月13日に文教厚生常任委員会が開催され、中央公民館(旧館)建替の基本設計が示された。その中で特に図書室が現在の2倍程度大きくなる設計であった。この大きなスペースを有効に活用して、これまでにはなかった公共施設内に憩いの場を設けることによって、よりよい癒しの空間での読書や気軽にくつろぐことができるような図書室にすることも必要であると考えることから、以下について質問する。

 一点目 建替する2階建にはエレベーターを整備するなど、幼児を持つ若い方から高齢者・障がい者などにとっては使い勝手の良い建物になることから、建替する図書室に憩いの場を設けて、多くの町民が気楽に利用できるような施設にしてはどうか。また、飲み物を楽しみながら本を読むことができるようなカフェ施設などを併設し、癒しの空間を提供するような滞在型図書館にすべきと考えるがどうか。

 二点目 古い本の劣化などを防ぐため書物の電子化(PDF化)を図り、パソコンやタブレットにより閲覧できるようなサービスや新たな貸出し方法の導入等、多くの町民がより利用しやすくすべきと思うがどうか。
議事日程第2号 令和5年3月8日(水)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
3 一般質問(1名)
金木議員 『学校給食の現状と給食費の無償化について』

 学校給食は児童生徒の心身の健全な発達に資するものであり、食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすとして、学校給食を活用した食に関する指導の実施に関し必要な事項を定め、学校給食の普及充実、学校における食育の推進を図ることを目的として実施されている。この学校給食に関して、以下質問する。

 1 新年度の教育行政執行方針には食育の推進、地場産物の活用をうたっているが、どのような内容なのか。これまでと違う、新たな取り組みなどはあるのか。

 2 羽幌町では令和3年12月に、学校給食の適正かつ円滑な運営を図り、安全、安心な学校給食を提供すること、また学校給食費の徴収、管理業務を町で行うことにより、教職員の多忙化の解消を図り、児童生徒と向き合う時間など、教員が担うべき業務に専念できる環境を確保するため、学校給食費を公会計とする条例が制定された。まだ年度途中ではあるが、私会計から公会計への移行は順調に行われたのか。未納者の状況に改善がみられているか。

 3 ある自治体では、学校給食の調理職員の確保が困難となってきていることなどから民間事業者へ運営を委託する検討がされていると聞いているが、羽幌町での現状はどうか。

 4 ロシアのウクライナ侵攻や円安の影響も相まっての諸物価高騰は家庭生活を始めとして、あらゆるところへの影響が懸念される。経済的な困難を抱えている子育て世帯への影響はことさら大きいと考える。日本農業新聞調べでは今年度、全国約1600市区町村のうちの3割、451自治体で給食費を無償化したと報道され、そのうちの6割は臨時交付金を活用している。困窮世帯には就学援助制度の利用を広めていくことも重要だが、制度の対象外だと思ったり、負い目や引け目から制度を利用しない人もいると聞く。こうした人たちも含めた支援を考えると給食費の無償化が必要ではないか。
4 報告第1号 令和4年度定期監査報告(第3次)について
報告第2号 専決処分の報告について「和解及び損害賠償の額の決定について」
6 議案第2号 羽幌町個人情報の保護に関する法律施行条例
7 議案第3号 羽幌町情報公開・個人情報保護審査会条例
8 議案第4号 羽幌町情報公開条例の一部を改正する条例
9 議案第7号 羽幌町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
10 議案第8号 羽幌町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
11 議案第9号 羽幌町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
12 議案第12号 羽幌町指定金融機関の指定について
13 議案第13号 令和4年度羽幌町一般会計補正予算(第10号)
14 議案第14号 令和4年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
15 議案第15号 令和4年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
16 議案第16号 令和4年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
17 議案第17号 令和4年度羽幌町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
18 議案第5号 羽幌町まちづくり応援寄付条例の一部を改正する条例
19 議案第6号 羽幌町総合体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
20 議案第10号 乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例
21 議案第11号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例
22 議案第18号 令和5年度羽幌町一般会計予算
23 議案第19号 令和5年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算
24 議案第20号 令和5年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算
25 議案第21号 令和5年度羽幌町介護保険事業特別会計予算
26 議案第22号 令和5年度羽幌町下水道事業特別会計予算
27 議案第23号 令和5年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算
28 議案第24号 令和5年度羽幌町港湾上屋事業別会計予算
29 議案第25号 令和5年度羽幌町水道事業会計予算
30 発議第1号 羽幌町各会計予算特別委員会の設置並びに委員の選任について
議事日程第3号 令和5年3月10日(金)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
3 議案第5号 羽幌町まちづくり応援寄付条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
4 議案第6号 羽幌町総合体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
議案第10号 乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
議案第11号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
7 議案第18号 令和5年度羽幌町一般会計予算(予算特別委員会審査報告)
8 議案第19号 令和5年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
9 議案第20号 令和5年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
10 議案第21号 令和5年度羽幌町介護保険事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
11 議案第22号 令和5年度羽幌町下水道事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
12 議案第23号 令和5年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
13 議案第24号 令和5年度羽幌町港湾上屋事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
14 議案第25号 令和5年度羽幌町水道事業会計予算(予算特別委員会審査報告)
15 同意第1号 羽幌町固定資産評価審査委員会委員の選任について
16 同意第2号 羽幌町教育委員会教育長の任命について
17 発議第2号 羽幌町議会の個人情報の保護に関する条例
18 発議第3号 議員の派遣について
19 発議第4号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について

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